書評『生物学はいかに創られたか』柴井博四郎著 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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《話題の新刊 (週刊朝日)》

生物学はいかに創られたか 柴井博四郎著

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村井重俊書評#話題の新刊

生物学はいかに創られたか

柴井博四郎,今井孝夫

978-4784088232
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 理系オンチだとタイトルだけで怯えるが、門外漢も引き込む生命科学の入門書となっている。アリストテレスにはじまり、コッホ、ダーウィン、メンデル、現代のバイオ研究までの歴史がコンパクトに語られる。今日うまいワインやビールが飲めるのはパスツールのおかげだし、17世紀のオランダの呉服商レーベンフックの功績もあり、小中学生は顕微鏡で微生物を観察できる。

 著者の柴井博四郎氏は、「生物の神秘にふれて考えて実験してみる素養を養わねばならない」と書く。信州大、中部大で教授をつとめ、現在は東京のNPO法人「バイオ未来キッズ」の理事。学童を集めて、乳酸菌でヨーグルトを作ったり、手作りの顕微鏡で観察するなどの実習を重ねている。バイオ分野の人材育成を目指すNPO法人で、本書もその目的で刊行されている。

週刊朝日  2018年9月14日号


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