書評『なかなおり』カピリナ作/井之上喬、長深田悟監修 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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《話題の新刊 (週刊朝日)》

なかなおり カピリナ作/井之上喬、長深田悟監修

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大嶋辰男書評#話題の新刊

なかなおり NAKANAORI (きずな絵本シリーズ グローバル社会を生きる力を育む本)

カピリナ,井之上喬・長深田悟,トムズボックス,企画制作:日本パブリックリレーションズ研究所(担当・宮田純也) 協力:ASAKOandAI

978-4909064271
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 ある日、森のクマくんが家をつくろうとしてきれいに切った木を拾う。その木はビーバーくんが切り出したもの。お互いが「僕のもの」と譲らないなか、心配した森の動物が集まってくる……。

 組織と組織を取り巻く人間との関係を築く「パブリック・リレーションズ」というマネジメント手法がある。米国で生まれ、企業広報やリスク管理の現場で用いられている。

 本書はその専門家が監修する異色の絵本。誤解と理解は紙一重。対立を克服、協調関係に発展させるために何をすればいいのか。寓話を通して、その手法がやさしく“指南”されている。

 世界は自国の正義と利益を前面に打ち出す、対立と緊張の時代にある。「仲直り」はそんな時代を生き抜く力となる。未来を担う子供に向けてこの本を出す意図はそこにあるという。

週刊朝日  2018年8月31日号


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