書評『SHOE DOG』フィル・ナイト著/大田黒奉之訳 |AERA dot. (アエラドット)
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《話題の新刊 (週刊朝日)》

SHOE DOG フィル・ナイト著/大田黒奉之訳

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栗下直也#話題の新刊

SHOE DOG

フィル・ナイト著/大田黒奉之訳

978-4492046173
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 日本で作られた靴をアメリカで売る。1960年代に米国の誰もが笑うような夢を抱き、著者は日本に渡る。

 本書は世界的なスポーツブランドに成長した「ナイキ」の創業物語。夢が叶い、オニツカの靴をアメリカで販売する権利を得て、事業を広げるが、オニツカとの関係が次第に悪化し、資金繰りが苦しくなる。現地の銀行もさじを投げ、倒産寸前に追い込まれた窮地を救うのが、商社の日商岩井だ。日本企業に裏切られ、別の日本企業に救われる。日本との関係の深さに驚かされる。

 タイトルの「SHOE DOG」とは靴の製造や販売に命を懸ける人々を指す。ナイキの立ち上げに関わった面々は誰もがSHOE DOGだ。チームに天才は一人もいない。情熱に勝る能力がないことを教えてくれる。

週刊朝日  2017年12月15日号


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