英語はストレートで単純な言葉だと認識している日本人が多いが、それは間違いだと経営コンサルタントと国際ジャーナリストの著者らは語る。勘違い例として「プリーズをつければ、常に丁寧な言い方になる」「断るときはノーと言えばいい」を挙げ、「社会的地位が高い人や能力のある人ほど間接的で婉曲的な表現」を使うと指摘。品格ある英語として、依頼の仕方や断り方、同感の意を伝えたいときなど、良識ある社会人としての会話例を伝授する。

 また、日本人が話す英語はセンテンスが短くて説明が足りず「ぶっきらぼう」と指摘。英語では1から10まできちんと説明する「spell it (all) out」(詳細に説明する)が重要と説く。ほかに「noを使わない否定」「立食パーティの英語」など品格を失わないための表現が盛り込まれている。

週刊朝日  2017年11月24日号