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「『美しすぎる野球選手』は正直しんどかった」26歳になった加藤優が語る女子プロ成功のカギ

岡本直也dot.
加藤優さん(撮影/写真部・東川哲也)

加藤優さん(撮影/写真部・東川哲也)

 2021年3月、今季の公式戦の中止を発表した日本女子プロ野球リーグ。一部報道では、昨シーズン終了後から所属選手の退団が相次ぎ、現在、残っているのは数人のみという。今後、リーグは無事に再開されるのかどうか、多くの野球ファンが注目するなか、記者はある選手のことが気になった。「美しすぎるプロ野球選手」として人気を集めた元女子プロ野球選手の加藤優(26)だ。

【写真】インタビューに応じる加藤優さん

 加藤は、2016年から19年まで日本女子プロ野球リーグに在籍していた。数多くのメディアにも出演し、19年には同リーグの「美女9総選挙」で連覇を達成するなど、女子野球界を牽引した選手の一人だ。「女子プロ野球=加藤優」、そんな重責を背負ってきたともいえる加藤は、この報道をどのように受け止めているのか、話を聞いた。

*  *  *
――女子プロ野球リーグが公式戦の中止を発表しました。率直に、どう感じましたか?

 報道を聞いた瞬間は「やっぱりか…」と思いました。いつかはこうなるのではないかと感じていた部分がありました。興行が厳しいと言う事もずっと聞いていましたし、それを補えるだけの集客が出来ていたかと考えると、そうではありませんでしたから。運営方法や選手の育成方法なども成功しているようには見えない状態でしたし、選手としては、そういう現状を目の当たりにしていると、やはり不安になってしまいます。ここにいても「先が見えない」と感じてしまうのは仕方がない事なのかもしれません。そんな中、球場で熱心に応援してくださったファンの方々には、本当に感謝の気持ちしかありません。

――一部の報道では、選手の「報酬」などに問題があったのではと言われています。加藤さんはどうでしたか?

 お金の問題なので、個人で捉え方は異なるかもしれませんが、「報酬」に関しては、すごく恵まれていたと思います。あれだけ赤字があったにも関わらず、成績を残せば、年俸も上がりましたし、タイトル料などもしっかりもらえました。2020年には、年俸が下がった選手もたくさんいたようですが、それでも、一定の成績を残せば、出来高はちゃんとつくという契約だったので、私は悪くなかったのではないかなと思います。選手全員が「一律年俸200万円」なんていう報道をみたりもしましたが、そんなことはまったくありませんでした。こんな運営が苦しい状況でも、私達に、投資をし続けてくれた株主の「わかさ生活」にはとても感謝しています。ただ、そこが現実と釣り合っていなかった、ということでしょうね。これは、女子プロ野球だけに限ったことではないですが、女子スポーツが成功するというのは、非常に難しいのが現実です。

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