■電気まわりの便利グッズ

<電源コード>
 電気まわりで必要なのは電源コードです。コンセントは床頭台か壁にありますが、ベッドから最低2メートルは離れていると思っていいでしょう。それくらいの長さのコードを用意すれば安心です。USBポート付きならノートパソコンを充電している間にスマートフォンも充電できます。

<ワイヤレスイヤホン>
 最近、移動時に使っている方が多くなりました。テレビ視聴用のほか、スマートフォンやノートパソコンにも使えて便利です。

<Bluetoothトランスミッター&レシーバー>
 病室のテレビはイヤホンで視聴しますが、これをテレビのイヤホン端子に差しておけば、ワイヤレスイヤホンが使えるようになるので便利。自宅のテレビでも使えますので、一度は自宅で使ってみてワイヤレスイヤホンとペアリングしておくといいでしょう。

テレビのイヤホン端子に差し込んで使用するタイプ。もっと本格的なものも。(撮影・鈴木理栄)
テレビのイヤホン端子に差し込んで使用するタイプ。もっと本格的なものも。(撮影・鈴木理栄)

<タブレット・スマートフォン用アームスタンド>
 タブレットやスマホを枕の横に置くと、電動のベッドを動かして上半身を起こしたときに滑り落ちてしまいます。体調が悪いときに探さなくて済むように、ベッドのヘッドボードに挟むタイプのアームスタンドを用意すると行方不明になりません。

アームはまっすぐ伸ばすこともできます。先端部分は可動式になっていて、タブレットもスマホも挟めます。(撮影・鈴木理栄)
アームはまっすぐ伸ばすこともできます。先端部分は可動式になっていて、タブレットもスマホも挟めます。(撮影・鈴木理栄)

読書灯>
 病室にはベッドのヘッドボード側の壁に小型の照明がありますが、想像以上に明るくて周囲に気兼ねするという人もいます。気になるときは、本のページだけを照らす読書灯が便利です。本の表紙にクリップで留められる小型で薄型の読書灯もあります。USBで充電できるタイプがおすすめです。

ライトの横についているボタンで4段階の明るさに変えられます。足の部分の真ん中のところをUSBに差し込んで充電。(撮影・鈴木理栄)
ライトの横についているボタンで4段階の明るさに変えられます。足の部分の真ん中のところをUSBに差し込んで充電。(撮影・鈴木理栄)

■忘れがちな生活用品

<爪切り・耳かき>
 身近すぎて忘れがちな物のひとつ。長い入院生活では必要になるのであるといいと思います。ナースステーションでも貸してもらえるでしょうが、新型コロナウイルス感染症で入院したときは貸し出しできない可能性も考えて。

<耳栓>
 静かな環境でないとなかなか眠れないという方は耳栓を用意しておきましょう。個人的には、シリコン製の耳栓がおすすめです。白い粘土のような形状で耳穴をすっぽり覆ってくれます。使うときはもんで柔らかくしてから、耳穴の周囲に貼り付けるだけ。寝ている間もはがれることはありませんでした。

次のページ
お財布は小さい方がいい理由