ドレスアップした服装にも似合うグレイヘア(朝倉真弓さん提供)
ドレスアップした服装にも似合うグレイヘア(朝倉真弓さん提供)

 リモート生活で男性はヒゲを伸ばす“ヒゲダン”が増えていますが、女性はそろそろ白髪を染めたくなるころ。しかし、実は自粛生活は「“グレイヘア”に変身する絶好のチャンス!」と、『「グレイヘア」 美マダムへの道~染めるのやめたら自由になった!』(小学館刊)の著者、朝倉真弓さんは言います。上手に白髪を育て、白髪染めを卒業するコツを朝倉さんに聞きました。

【ギャラリー】グレイヘアができるまでの過程を写真で!

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 つややかなシルバーの髪色が明るい表情を引き立てている朝倉さんは、「白髪染めを止めて髪や頭皮、肌の調子もよくなった」といいます。そんな朝倉さんは、11歳の時に白髪を発見。以後、中高生時代は増え続ける白髪に悩み、18歳で初めてのヘアカラー。45歳までの27年間、白髪染めの回数は400回近くというヘビーユーザーでした。

 4年前に若い世代に“グラニーヘア”(おばあちゃんぽい、シルバーやグレイの髪色)がはやっているのを知り、「これだ!」と長年続けてきた白髪染めをやめます。そして、約1年をかけて本来の髪色に生まれ変わったのです。染めて当たり前、と思っていた朝倉さんは白髪染めから解放されて、「自由になれた!」と言います。

■人目が気になる“ズボラ期”を乗り切る

 グレーヘアにあこがれていても、白髪染めをやめてから1~3カ月たつと、白髪と染毛との差が目立ち始めます。実際、朝倉さんもこの時期は人目が気になって引きこもりがちになったそうです。朝倉さんはこの時期を「髪を染めないズボラな人」という印象を与えるので、“ズボラ期”と呼んでいます。

 自粛生活で1、2カ月美容院に行けていないという人は多いはず。そろそろ染めたいと思うころですが、グレイヘアを目指すならここはグッとこらえます。緊急事態宣言が解除されても、新しい生活様式ではリモートワークなどが続きそうなので、外出を極力さけてズボラ期を乗りきれば、グレイヘアにうまく移行できるというわけです。

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