見た目も涼やかな「あじさい」も電子レンジを使って作れる(撮影・内田いつ子)
見た目も涼やかな「あじさい」も電子レンジを使って作れる(撮影・内田いつ子)

 緊急事態宣言が延長され、家で過ごす日が続く中、自宅で和カフェを楽しみませんか? 作るのが大変そうに思える和菓子は、実は電子レンジを使えば簡単! アレンジ次第で和カフェメニューのようなグラススイーツもできちゃいます。見た目もかわいく、子どもと一緒に楽しめる「レンチン和菓子」を紹介します。巣ごもり生活のストレスを、かわいい和菓子作りで解消しましょう。

【写真で解説】レンチン和菓子の作り方のポイント

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■アレンジ多彩な「錦玉(きんぎょく)」と「求肥(ぎゅうひ)」

錦玉と求肥のアレンジで多彩な和菓子が作れる(撮影・内田いつ子)
錦玉と求肥のアレンジで多彩な和菓子が作れる(撮影・内田いつ子)

 和菓子作りの楽しさは、ひとつの生地や作り方を覚えたらいろいろなアレンジができること。今回は少ない材料で電子レンジで手軽に作れる「求肥」と「錦玉」のお菓子を紹介します。

「求肥」とは白玉粉や粉に砂糖や水飴を加えて練り上げた生地のことで、初心者でも扱いやすく、時間が経ってもモチモチな食感が続くのが特徴です。お正月の花びら餅や、春のうぐいす餅などは生地の多くには求肥が使われています。小さく切ってあんみつに入れてもいいですね。

「錦玉」は寒天を煮溶かし、砂糖を加えた液を冷やし固めたお菓子です。美しい透明感があってビジュアル的にも涼やかで、これからの季節にぴったりのお菓子です。例えばゼリーのようにカップに入れて固める、型に流して切り分けるなど、いろいろなアレンジができます。

■子ども大人も大好き!求肥で作る「いちご大福」

いちご大福も自宅で挑戦してみよう(撮影・内田いつ子)
いちご大福も自宅で挑戦してみよう(撮影・内田いつ子)

 まずは、求肥生地でいちご大福を作ってみましょう。あんこは市販品でOKです。白こしあんを使うと、求肥の生地から白といちごの赤が透けてかわいい! 果物はいちごのかわりにバナナやさくらんぼなど、好きなフルーツを使ってアレンジするのもいいでしょう。ただ、水分が多い果物の場合、水分によって求肥生地がよれやすくなるので、作ったらすぐに食べてください。

【いちご大福のレシピ】

<材料>10個分

[求肥生地]
○白玉粉 50g
○上白糖 100g
○水 100ミリリットル
○水飴 10g
○片栗粉 適量

○いちご(小ぶりなもの)10個
○あんこ(粒あん、白こしあんなど好みで) 200g

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生地は透明感がでるまで練る