鍵甚良房(かぎじんよしふさ)/「えびす焼き」1個180円※「十日ゑびす大祭」3日間(1月9~11日)と秋の「二十日ゑびす大祭」(10月19・20日)の期間限定販売/075―231―0965/京都市東山区大和大路通り四条下ル小松町140/営業時間8:00~17:00(火曜は~16:00)/定休日:水曜
鍵甚良房(かぎじんよしふさ)/「えびす焼き」1個180円※「十日ゑびす大祭」3日間(1月9~11日)と秋の「二十日ゑびす大祭」(10月19・20日)の期間限定販売/075―231―0965/京都市東山区大和大路通り四条下ル小松町140/営業時間8:00~17:00(火曜は~16:00)/定休日:水曜

■福を得る縁起担ぎに 思わず笑みがこぼれる 福顔の「えびす焼き」

 「えべっさん」の帰り道、欠かせない楽しみがあります。京都ゑびす神社を少し北へ上がったところにある「鍵甚良房」さんが、店頭で焼いて出されている「えびす焼き」です。 “えべっさん”の福顔を焼印でカステラ生地に押し、生地で福耳を模して、粒餡を包んだお菓子です。甘い香りが漂う銅板の上で、折りたたむ時に手際良く指でつまんで両耳を形作られます。

 底冷えのする寒空の下、焼きたての「えびす焼き」を口に頬張ると、外はかりっと、中はもちっとしていて、ほくほくとしたほのかな甘みの餡が広がり、身も心もほっこりします。おみやげ用に、たくさん買うと包み紙に入れてくださいます。開けると、たくさん並んだえべっさんの顔に、みんな思わず笑顔になります。販売されるのは、ゑびす大祭の時だけなので、お詣りの時にはぜひ味わいたいですね。「鍵甚良房」は、祇園の老舗和菓子店「鍵善良房」で番頭を務めていた太田太三郎氏が、1921(大正10)年より暖簾分けという形で創業、初代店主の父の一文字をとり「鍵甚良房」とされたそうです。注文してからその場で作ってくださる生菓子の味わいも格別です。

雲母唐長 (きらからちょう) 四条店/「唐長文様 豆皿」千鳥(2枚セット)3850円/075―353―5885/京都市下京区水銀屋町620 COCON KARASUMA 1階/営業時間11:00~19:00/定休日:火曜
雲母唐長 (きらからちょう) 四条店/「唐長文様 豆皿」千鳥(2枚セット)3850円/075―353―5885/京都市下京区水銀屋町620 COCON KARASUMA 1階/営業時間11:00~19:00/定休日:火曜

■家内安全・目標達成の願掛けに 愛らしい千鳥の豆皿

 年始やお祝いの席にさりげなく縁起の良いアイテムがあると、場がぱっと華やぎますね。雲母唐長 (きらからちょう) 四条店で見つけたブルーと華やかなゴールドの千鳥の豆皿は、そんな時に相応しいテーブルウェアです。愛らしい千鳥は、夫婦円満、家内安全などの意味のほかに「千取り」との語呂合わせから、目標達成への願掛けなどにも愛されてきた文様。手のひらサイズの豆皿は、お料理やお菓子など食卓の他に、アクセサリーを置いたり、お香立てのお皿としても使えます。

 雲母唐長(KIRAKARACHO)は、1624(寛永元)年より約400年、日本で唯一続く唐紙屋を継承する唐紙師トトアキヒコ氏と創業家の千田愛子氏がプロデュースするブランドです。豆皿は、代々受け継いだ文様と色の世界観を継承する「雲母唐長」と、日本の美意識を根底に持つ洋食器のノリタケがコラボレーションして生まれたテーブルウェア。柄は千鳥の他に、若松や天平大雲など全部で7柄あり、その日の気分で使い分ける楽しさも加わって揃えたくなります。引き出物などのお祝いや贈り物としてもぴったりです。

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お祝いの席に 山の箸置き付き 天然木の若狭箸