ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E9の開発も発表された。無線LANおよびBluetooth(Low Energy対応)でスマートフォンとの接続を可能にする。無線LAN接続はWFT-E8と比べ、2倍の速度での転送が可能になるとしている。EOS C500 Mark IIでの使用も可
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ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E9の開発も発表された。無線LANおよびBluetooth(Low Energy対応)でスマートフォンとの接続を可能にする。無線LAN接続はWFT-E8と比べ、2倍の速度での転送が可能になるとしている。EOS C500 Mark IIでの使用も可

 また、リアルタイムな報道に必要な高速データ転送は有線LANで2倍以上、同時に発表されたWFT‐E9での無線LAN接続も2倍の速度でデータ転送が可能になる。その他、遠隔撮影のためのリモートコントロールシステムの開発とその対応も明かされた。

 従来機と共通の充電池のまま撮影可能枚数を増加させるなど、数々の訴求内容は報道分野でのEOSユーザーへの「他メーカーに乗り換えないで!」といったメッセージとして刺さりそうだ。すでにニコンは同様に一眼レフのフラッグシップ機D6を開発発表、ソニーは爆速ミラーレス新モデルα9 IIと魅力的な超望遠レンズを続々と発売している。来年の東京五輪では、これら35ミリ判フルサイズ機による三つどもえの勢力争いも、もう一つの楽しみだ。

解説:宇佐見健

※『アサヒカメラ』2019年12月号より