荻窪圭(老舗ITライター/左)、赤城耕一(カメラマン/中央)、猪狩友則(本誌編集者/右)のボーナスなしトリオ
荻窪圭(老舗ITライター/左)、赤城耕一(カメラマン/中央)、猪狩友則(本誌編集者/右)のボーナスなしトリオ

【写真】1億画素の非日常的カメラ、その実力は?

 新製品が目白押しだった2019年。ボーナスで買うとしたら、どのカメラとレンズを狙うべき?『アサヒカメラ』2019年12月号では、カメラマンの赤城耕一さん、ITライターの荻窪圭さん、編集部メカ担当の3人が独自の視点で分析&何を買うべきかをアドバイスしました。斜め上を行くその結論とは……?本誌では「ボーナスで買いたい『レンズ編』」も掲載されています。こちらもお見逃しなく!

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■2019年は続々新製品カメラの当たり年!?

荻窪:今年ってカメラ多いですよね。出してないと思われがちなオリンパスも、OM-D E-M1XとE-M5 MarkIII、PEN E-PL10を出してる。

猪狩:そうか、みんな今年でしたね。

荻窪:パナソニックもS(LUMIX S1/S1R/S1H)だけじゃなくLUMIX G99も。

猪狩:FZ1000IIも今年でしたね。

荻窪:ソニーもRX100VIIがあるし、α7R IVやα9 II、それとα6600。

猪狩:兄弟モデルのα6100とα6400も今年ですね。

荻窪:キヤノンはEOS RPに加えて、パワーショット2モデル(G5 X MarkII、G7 X MarkIII)を出して、EOS M6 MarkIIも出た。

猪狩:一眼レフのEOS 90Dも最近ですね。

荻窪:ニコンはZ 50だけですが、業界全体としてはすごく多い気がするんです。

ニコン Z 50(NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRレンズキット)■税込実売13万9810円 フルサイズ(FX)とAPS-C(DX)というフォーマット違いでもマウントは共通。DXミラーレス機Z 50はエントリーモデル。今回は同時発表の小型・軽量な標準ズームレンズが好印象で、FX機の人にもクロップ撮影前提ですすめる意外な展開に
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ニコン Z 50(NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRレンズキット)■税込実売13万9810円 フルサイズ(FX)とAPS-C(DX)というフォーマット違いでもマウントは共通。DXミラーレス機Z 50はエントリーモデル。今回は同時発表の小型・軽量な標準ズームレンズが好印象で、FX機の人にもクロップ撮影前提ですすめる意外な展開に

猪狩:たくさん出ているってのは、マウント乗り換えも含めてボーナスで買い替えるチャンスだと思うんですよ。

赤城:ただ互換性のところでいろいろ問題あるよね。ニコンで一眼レフからミラーレスにいくにしても、いつまでたってもAiAFニッコールがAFで使えないしさ。

荻窪:純正で作れって話ですよね。

赤城:いつも嫌がられながらも、私はその質問をニコンにする。でも、「それ作ったら、いくらで買ってくれるんですか?」って言われてしまう。

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「メーカーの姿勢を見せるのは大切なこと」(猪狩)