■マイナス思考の沼から抜け出すのは自分次第
「いいことだらけノート」を書き始めた当初、気分の赴くまま、絵を描くような気持ち書けるよう、線のない「ジャポニカ学習帳」の自由帳に「ぺんてる」のサインペンを使っていました(笑)。そのうち自分の好きなデザインのノートやペンを使うように
「いいことだらけノート」を書き始めた当初、気分の赴くまま、絵を描くような気持ち書けるよう、線のない「ジャポニカ学習帳」の自由帳に「ぺんてる」のサインペンを使っていました(笑)。そのうち自分の好きなデザインのノートやペンを使うように

 今の世の中、悩みやストレス一切なしに生きることは難しいと思います。でも、そのたびに気に病んではもったいない。

 実は私、20代の頃、一度軽度の「鬱」と診断されたことがあります。そして心療内科で“気分が落ち着く、明るくなる薬”を処方してもらいました。

 でも1~2回飲んだところで思ったのです。

「これは自分の心持ちの問題では?」
「薬飲んで治るものではないのでは?」
「この薬、一体どれだけ飲み続ければ治るの?」
「治ったとしてもそれは薬のおかげであって、根本的な治療にはなっていないんじゃない?」
「自分が変わらない限り再発するだろうし、次は重症化するかもしれない」
「自分の気持ちや物事の受け止め方を変えて、自力で環境を改善しない限りダメじゃない!?」

 もちろん薬に頼るべき深刻な病状もあります。そのときはこんな素人の解決法になど頼らず、専門の医療機関に行ってください。

 でも、私のように軽度で、日々、小さな悩みやストレスを抱えている程度だったら、ぜひこの“いいことだらけノート”に挑戦してみてほしいのです。

 どうせ生きるなら、不安だらけ、不平不満に囲まれた腹立たしい毎日を送るより、楽しく笑って過ごしたいですもの。

 先日、あるドラマを見ていていい言葉に出会いました。

「どんな世界も、より幸せになった人の勝ち」

 本当、その通りだと思います。(スローマリッジ取材班・児玉響子)