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GWに行くべき廃線間近の路線、奇跡の復活を遂げた鉄道 女性鉄道ライターが解説

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西岡千史dot.
新十津川駅の駅舎(撮影/蜂谷あす美)

新十津川駅の駅舎(撮影/蜂谷あす美)

 鉄道の世界では、老朽化や累積赤字などの影響で車両が引退したり、営業停止で廃線となったりすることはよくあることだ。最近では、引退する姿を見届ける鉄道ファンのことを「葬式鉄」と呼ぶようになっている。

【写真】旅する鉄道ライター・蜂谷あす美さん

 ただ、「葬式鉄」では車両引退や廃線の最終日が近づいてから押しかける人も多く、現地で混乱を招く要因にもなっている。利用したことのない人が運行最終日にだけ押しかけるようなことはできるだけ避け、事前に訪問しておくのがマナーだ。

 慣れ親しんだ鉄道がなくなることは誰にとっても悲しいことだが、一方で自然災害や人口減少によって廃線が危ぶまれながらも、奇跡の復活を遂げた路線もある。そういった鉄道路線を維持するために乗客となる「応援鉄」も、ゴールデンウイーク(GW)の楽しみだろう。

 そこで、鉄道ライターの蜂谷あす美さんにGWに行ってほしい鉄道スポットを紹介してもらった。

* * *
■JR北海道・札沼(さっしょう)線 北海道医療大学─新十津川間

 2020年5月7日までで廃止が決定しているのが、JR北海道・札沼線の北海道医療大学─新十津川間。JR北海道は、今年4月1日に120年以上の歴史を持つ石勝線夕張支線(新夕張―夕張)も幕を閉じており、2年連続の廃線となる。

 札沼線・新十津川駅発の最終列車は午前10時で、日本一早い終発の駅でもある。沿線の月形高校への通学客を除くと利用客が少なく、現在は1日1往復。列車が新十津川駅に到着してから折り返すまでは30分しかない。そこで、蜂谷さんはこんな乗り方をオススメする。

「函館本線の滝川駅と新十津川駅の距離は約4km。滝川駅から徒歩やバスで新十津川駅に向かって、そこから列車に乗るのも一つの方法です」

 北海道の鉄道は、雄大な自然を眺めながら乗るのも楽しい。来年5月の運行最終日前は乗客でごった返すことが確実なので、今年中に乗り納めをしておきたい路線だ。

■東京・上野懸垂線(恩賜上野動物園モノレール)

 首都圏では、上野動物園モノレールが今年11月1日から運行休止する。車両の老朽化が要因で、東京都交通局によると、11月以降は電気自動車などによる代替運行を無料で実施する予定だという。


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