ポスト氷川きよし? 現役大学生演歌歌手、辰巳ゆうと「冷ややかな目がつらかった」過去 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ポスト氷川きよし? 現役大学生演歌歌手、辰巳ゆうと「冷ややかな目がつらかった」過去

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福井しほdot.
3月23日には赤羽会館(東京都)でファーストコンサートを予定。セカンドシングル「おとこの純情」は3月27日発売。(撮影/大野洋介・写真部)

3月23日には赤羽会館(東京都)でファーストコンサートを予定。セカンドシングル「おとこの純情」は3月27日発売。(撮影/大野洋介・写真部)

「10曲くらい歌っていても、誰にも聴いていただけない日もありました。演歌のストリートライブがあまりないことと、僕の年代が歌っていることも珍しいみたいです。『演歌歌ってるよ』という冷ややかな目や驚いた目で見られたり……」

 そんな周囲の目をはねのけながら続けたストリートライブは年間で70本を超えた。次第に“お客さん”が集まってくれるようになり、冬の寒い日には温かい飲み物を持ってきてくれる人もいた。ストリートライブの努力も実り、2018年1月には弱冠20歳で念願のデビューを果たす。その最初のシングル曲「下町純情」をひっさげて、年末にはレコード大賞に出場。「最優秀新人賞」を受賞した。
3月23日には赤羽会館(東京都)でファーストコンサートを予定。セカンドシングル「おとこの純情」は3月27日発売。(撮影/大野洋介・写真部)

3月23日には赤羽会館(東京都)でファーストコンサートを予定。セカンドシングル「おとこの純情」は3月27日発売。(撮影/大野洋介・写真部)


 きら星のごとく演歌界に現れた辰巳の姿に、業界では“ポスト氷川きよし”の呼び声も高い。名実ともに演歌歌手として歩み始めたが、今でも、ごく親しい人にしか演歌を歌っていると伝えることはない。

「中高の同級生にも、デビューのことは自分から言っていません。それに、案外バレないんです(笑)。自分から『こういうことをしています』と言わなくても、テレビやラジオ、雑誌で知っていただけるようになりたい。そうなるように頑張ろうと思えるので、自分から言わないというのもあります。幼いころに抱いた、恥ずかしいという気持ちはもうありません」

 晴れやかな顔で言い切る。セカンドシングル「おとこの純情」のリリースを間近に控え、「これまでとは違った辰巳ゆうとをお見せしたい」とますます意気盛んだ。小学校の卒業文集に書き記した将来の夢「演歌歌手」を叶えた辰巳が、次なるステージへと向かう。(取材・文/AERA dot.編集部・福井しほ)


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