ありえないほどに透き通ったターコイズブルーの海(撮影/平原千波)
ありえないほどに透き通ったターコイズブルーの海(撮影/平原千波)

 世界中のセレブたちが訪れる世界屈指の高級リゾート、モルディブ。日本ではハネムーンの旅行先としても人気だが、その高額な旅費を前に二の足を踏む人も多いだろう。「クレイジージャーニー」でもお馴染みのジャーナリスト・丸山ゴンザレスが責任編集を務めた『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ』(辰巳出版)から、夢の楽園を格安で旅行する“裏技”を伝授する。

【画像】首都とのギャップがすごい! オススメ料理は?

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 ありえないほどに透き通ったターコイズブルーの海。裸足で歩くのが心地いい、目が眩むほどに真っ白なパウダーサンド。海へ直接エントリーできる水上ヴィラ……。まさにこの世の楽園と呼ぶに相応しき場所、それがモルディブ。モルディブといえば、世界中のセレブたちがバカンスを楽しみにやってくる世界屈指の高級リゾートであることは、説明するまでもない。そんな華やかな場所は、バックパッカーにとっては無縁の世界……と思っている方は多いのでは? でも実はモルディブを安く旅することは可能なのだ。

 現在、エアアジアがクアラルンプールとバンコクからモルディブの首都・マレへ直行便を飛ばしている。運賃はいずれも約1万円前後。日本からでも、底値で3万円前後でモルディブの玄関口へと到着できる。まさにLCC様様だ。

車、バイク、人がひっきりなしに行き交う通り(撮影/平原千波)
車、バイク、人がひっきりなしに行き交う通り(撮影/平原千波)

 まず訪れるべきは、首都・マレ。空港のあるフルレ島の対岸にある島で、空港を出てすぐの場所にあるフェリー乗り場からアクセスする。料金1ドル、所要時間約10分。徒歩で外周2時間ほどで回れる小さな島に人口12万人のうち約1/3が集中しており、世界有数の人口密度を誇ると言われているが、フェリーを降りてすぐにそれを実感することとなる。

港にはたくさんの漁船が並ぶ(撮影/平原千波)
港にはたくさんの漁船が並ぶ(撮影/平原千波)

 びっしりと隙間なく建ち並んだビル、細い通りは車、バイク、人がひっきりなしに行き交い、路肩には大量のバイクが駐輪。さらに港には漁船・漁船・漁船……。モルディブ最大のモスク、近海で獲れる大量のカツオやマグロが壮観なフィッシュマーケット、色とりどりの野菜や果実が並ぶローカルマーケットなどが定番観光スポットだが、一番おすすめしたいのは細い路地裏。

ローカルマーケットは定番の観光スポット(撮影/平原千波)
ローカルマーケットは定番の観光スポット(撮影/平原千波)
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