「皆さん、絶対にメダルを期待すると思うんですけど、私が選手たちに言葉をかけるとしたら、『メダル』という言葉を出しません。自分自身、やってきた中で、『メダル、メダル』と言われるのはすごい嫌だった。期待されているのだから仕方ないというのはあるんですが、五輪本番に臨むにあたって、『メダルというのは置いといて、自分たちのベストを東京五輪という舞台で出しきってね』という感じです。結果は後でついてきますし。皆やってくれると思います」

 モデル、スポーツ番組に挑戦しているが、新体操にももちろん関わっている。普及活動の一環として、この日の取材の前には、小学校で講演を行ってきて、リボンを披露した。

畠山愛理さん(撮影/大塚淳史)
畠山愛理さん(撮影/大塚淳史)

「リボンって知っている?新体操ってこんな感じで綺麗なんだよって。私はリボンに惹かれて新体操を始めました。曲に合わせて踊るのが楽しかったんです。女の子は、やっぱりリボンをも見せると、『わー!綺麗!』となるので、こちらは『ぜひ、やってー!』と(笑)。
新体操ってこういう種目なんだよ、こういう競技なんだよというのを伝えていきたい」

畠山愛理さん(撮影/大塚淳史)
畠山愛理さん(撮影/大塚淳史)

(本誌・大塚淳史)

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