一般社団法人救犬ジャパンは7月に起きた西日本豪雨の被災地支援を行っている。猛暑日が続く中、犬たちの健康状態にも気を付けている。

 基本的には早朝や夕方などの涼しい時間帯に捜索し、犬用の氷水を持参する。また、ドッグ・シューズを携帯し、日中の活動で道中が高温になっている場合は靴を履かせてやけど対策もしているという。しかし、「がれきなどの不安定なところを走り回るときは爪がきかず、滑ってしまう危険があります。その場合は安全のために靴を履かずに活動することもあります」と救犬ジャパンの松林良子さんは話す。

災害救助犬もしっかり暑さ対策をしている(救犬ジャパン提供)
災害救助犬もしっかり暑さ対策をしている(救犬ジャパン提供)

「待機車の中ではクーラーを効かせて、テクミラーという断熱シートを使って少しでも車内温度を低く保ちます。シートで2度くらい温度が下がるので、犬を連れて車中に避難している方に知ってもらいたいです」(松林さん)

 本格化する夏を前に、ペットの暑さ対策も迫っている。(AERA dot.編集部・福井しほ)

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福井しほ

福井しほ

大阪生まれ、大阪育ち。

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