――元々はモデルがやりたかったけど、演技のお仕事をしてみてどうですか?

 苦手意識が強くて、『寝ても覚めても』に出会うまでは全然楽しいと思えませんでした。でも、この作品をやってからやっと前向きになれました。まだ、「楽しい」って思えるところには達していないけれど、そこに達したいから頑張りたいというか。もっと演技を知りたいなって向上心が出た作品。「出会っていなかったらどうなっていたんだろう」っていうくらい特別です。

 撮影に入るまでに2カ月くらい準備期間があって、その間に監督や東出さん、他のキャストの皆さんとコミュニケーションをたくさんとっていました。東出さんはみんなをご飯に誘ってくださったり、関係性を作るためにタメ口で話そうって言ってくださったり。

Kosuke Koyama / Asahi Pub
Kosuke Koyama / Asahi Pub

――今は、雑誌『MORE』で専属モデル、『mini』で連載も。

 最初は何となく「写真のお仕事が楽しいです」、「モデルさんに興味があります」って伝えていたんです。でも、演技レッスンを受けていく中で、モデルになりたいということを言いづらくなってしまった時期もありました。そのまま1年くらい経ったときに、「モデルをやりたいです」、「好きな韓国と関わることがしたいです」って自分の気持ちを言おうと思えるようになりました。

 気持ちを伝えるようにしていたら、お仕事で関わらせていただく機会も増えていって、今は韓国の事務所(BHエンターテインメント)にも所属させていただいています。きっかけは1年くらい前に同じ事務所のハン・ヒョジュさんという方の主演ドラマの現場見学に連れて行っていただいたこと。そのとき、向こうの事務所の方にお会いして、そこから気にかけてくださっていて。「韓国で何か撮影ができたらな」くらいの気持ちだったので、まさか所属までできるなんてとびっくりしました。

 実は、所属が決まったのは『寝ても覚めても』の撮影期間中。でも、私を興奮させないためにマネージャーさんは黙ってくれていたんです。クランクアップの夜に2人でカフェに行って、「韓国の所属とCMも決まったよ」って言われて。すごく興奮しちゃったので、撮影中に聞かなくて良かったって思いました(笑)。

『寝ても覚めても』キャストは超仲良し
瀬戸康史の得意なモノマネは?

――所属とCMが同時に!芸能界で友達はできましたか?

『寝ても覚めても』のみんなはすっごい仲が良くて、月に3回くらい集まることもあります。一度集まったら朝までいる。瀬戸(康史)くんはよくライングループにモノマネをボイスメッセージで入れてくるんです(笑)。ちょうど昨日もそれがきて、撮影現場にいたのか、すごく小声で頑張って録音したモノマネが届きました。なかなか聞き取れなくて、台風中継のときみたいになっていました(笑)


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レッドカーペットでまさかのトラブル!?