■産業別平均年齢最高は不動産業の63.01歳、製造業は30代以下が全産業最低の2.35%

 産業別の平均年齢では、最高は不動産業の63.01歳。次いで、卸売業の62.56歳、製造業と小売業が各62.24歳と続く。最低は情報通信業の56.50歳だった。

 年代別の年齢分布では、60代以上の比率は不動産業の62.53%、次いで卸売業の62.17%、製造業の60.97%の順。30代以下は、情報通信業が7.41%と突出して高い一方、製造業は2.35%と全産業で最低で、産業により新陳代謝や起業の状況に差が出た格好となった。

産業別 社長の平均年齢(東京商工リサーチ調べ)
産業別 社長の平均年齢(東京商工リサーチ調べ)

■業種別ランキング インターネット附随サービス業、無店舗小売業などで若年社長が目立つ

 業種別の社長(理事長を含む)の平均年齢は、信用金庫、信用協同組合など「協同組織金融業」が最高の66.72歳だった。

60代、70代以上構成比ランキング(東京商工リサーチ調べ)
60代、70代以上構成比ランキング(東京商工リサーチ調べ)

 70代以上の構成比ランキングでは、「織物・衣服・身の回り品小売業」が35.72%でトップ。また、「なめし革・同製品・毛皮製造業」が29.62%、「繊維・衣服等卸売業」が29.29%など、アパレル関連企業が多くランクインした。

業種別 平均年齢ランキング(東京商工リサーチ調べ)
業種別 平均年齢ランキング(東京商工リサーチ調べ)

※本調査は、東京商工リサーチの企業データベース(298万社)から代表者の年齢データを抽出、分析した。前回の調査は2016年2月。