最後の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」 全設備乗り比べ徹底比較
dot.東京~高松・出雲市駅間を運行する寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」は、現在の我が国では唯一の毎日運行する「定期夜行列車」である。「ななつ星 in 九州」などのクルーズトレインは夜行列車であっても毎日運行されているわけではなく、みどりの窓口で切符を買えない「団体専用列車」だ。そして「ムーンライトながら...
東京~高松・出雲市駅間を運行する寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」は、現在の我が国では唯一の毎日運行する「定期夜行列車」である。「ななつ星 in 九州」などのクルーズトレインは夜行列車であっても毎日運行されているわけではなく、みどりの窓口で切符を買えない「団体専用列車」だ。そして「ムーンライトながら...
ぽんぽこ書房の文芸誌「小説玉石」の編集部員は、ワンマン社長から休刊を告げられる。入社6年目のコン藤リンを中心に、休刊を覆そうとする部員の奮闘からこの漫画、『ぽんぽこ書房 小説玉石編集部』(光文社、1000円※税抜)は始まる。「出版界でも文芸の編集者は特殊で、黒衣の度合いが高い。どんな仕事なのか私自...
その昔、35ミリ判カメラの交換レンズの三種の神器は28/50/135ミリだった。それぞれに広角や望遠の効果がはっきりとしてくる焦点距離であり、開放F値に無理のない一般的なレンズタイプのものなら廉価に販売されていたこともある。今回は28ミリ広角レンズの話だが、現在この28ミリは注目されない地味な存在...
ゴールデンウィークの2日間の駄菓子屋出店はなかなかの盛り上がりを見せました。中学年クラス(小学3・4年生)が春先から取り組んできた「商いプロジェクト」も終盤を迎えます。 小さな商人たちを待ち構える最後の大仕事、それは収支の決算です。「総売上高を計算するには1日目と2日目の売り上げを足せば良いってこ...
この4月、インディーズからデビュー・アルバム『Fryders』を発表したばかりのフライダーズ。3人組のギター・ロック・バンドで、一般的にはまだ無名の存在だが、60年代、70年代のアメリカン・ロック、日本のロックに足跡を残したはっぴいえんどやはちみつぱいなどに傾倒し、継承した“日本語ロッ...
今、最強子役といえば、寺田心だろう。「ブックオフなのに本ねえじゃん」のCMでは、ブックオフの業績回復にも貢献した。ドラマや映画にも引っ張りダコだ。 では、10年前の最強子役が誰だったかといえば、大橋のぞみである。1歳から児童劇団に所属し、2007年「藤岡藤巻と大橋のぞみ」として。アニメ映画「崖の上...
現在活躍中の大谷翔平、菊池雄星、田中将大、ダルビッシュ有、前田健太、平野佳寿らだけでなく、過去には野茂英雄、イチロー、松井秀喜らを筆頭に数多くの日本人選手がメジャーリーグに挑戦し、結果を残した。だが、海を渡ったのは彼らだけではない。メジャーリーグ以外のリーグで、人知れず奮闘した男たちがいた。 最も...
川崎市多摩区の路上で、私立カリタス小学校のスクールバスを待つ児童らが男に刃物で襲われ、19人が死傷した凄惨な事件。自殺した岩崎隆一容疑者(51)を犯行に突き動かしたものは何だったのか。どうして無関係の幼い子どもたちが狙われたのか。 『無差別殺人の精神分析』や『拡大自殺』などの著書がある、...
平成は家族のあり方が多様化した時代だった。朝日新聞取材班が出版した『平成家族 理想と現実の狭間で揺れる人たち』(朝日新聞出版)では、昭和の慣習や制度と新たな価値観の間で悩む家族の姿が描かれている。 共働きが当たり前となり、男性・女性問わず、積極的な育児参加が欠かせなくなった一方、「夫が稼ぎ、妻が家...
主に外猫を撮影し、猫の自然な姿をとらえた写真が人気の猫写真家・沖昌之さん。「今週の猫しゃあしゃあ」では、そんな沖さんが出会った猫たちを紹介します。今回は「あごから耳の下へリンパを流してあげましょう」をお届けします。* * * こだわりのある男。それがこの猫です(多分、オス猫)。香川県・佐柳島に...
「映画って、人が飛んだほうがいい。“飛ぶ”というのはあくまで比喩ですが、世の中に様々な表現手段がある中で、映画は特に自由度が高い。そこでは起こるはずのないことが起きてほしいし、僕らも何かしらの“奇跡”を見せたいと思うんです」 2010年公開の「川の底か...
ファッションリーダーとして、常に時代を華やかに彩ってきた萬田久子さん。8年前に、パートナーと死別。悲しみから立ち直り、マラソンに海外旅行、友達とのお酒の時間など、一人の生活を謳歌しています。作家の林真理子さんが聞きました。* * *林:萬田さんは昨年、『Age is just a number...
漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「なつぞら」(NHK総合 月~土曜8:00~ほか)をウォッチした。* * * 北海道から東京へ舞台を移した朝ドラ。いよいよヒロイン・なつ(広瀬すず)も、酪農業からアニメーターへジョブチェンジ? そんな時に今さら気になる、なつがアニメーターを目指す...
『戦国武将を診る』などの著書をもつ日本大学医学部・早川智教授は、歴史上の偉人たちがどのような病気を抱え、それによってどのように歴史が形づくられたかについて、独自の視点で分析する。今回は、愛猫家として知られる江戸時代の絵師、歌川国芳を「診断」する。* * * 妻の実家には代は変わっても、常に猫が1...
箱根山(神奈川県箱根町)で噴火のリスクが高まっている。気象庁は5月19日、箱根山の火山性地震が急増したことを受け、噴火警戒レベルを1の「活火山であることに留意」から、2の「火口周辺規制」に引き上げた。 地震は18日に43回、19日に74回観測された。その後は減少傾向で火山活動は収まりつつあるという...
10連休が明け、今年は例年以上に不調者・退職者が続出している。本人に代わって職場に退職を申し出てくれる「退職代行サービス」にも、連日多くの問い合わせがある。「弁護士による円満退職代行」を掲げてサービスを提供するフォーゲル綜合法律事務所には、「連休明けに退職したい」という依頼が殺到した。嵩原安三郎弁...
10連休明けで5月病が続出と思いきや、今度は「6月病」が懸念されている。重症化すれば、深刻なうつ病になる可能性があるだけに要注意だ。* * * 連休明けの不調が連鎖的に蔓延する、職場のコミュニケーション不足で不調の顕在化が遅れる……。そんな理由で、今年特にリスクの高...
メンタル不調は気づくのが遅れ、適切な対処ができないと重症化することもある。自分も周囲も「予兆」を見逃さないためにどうしたらいいのか。* * * 精神科医の三宅永さんは多くの人が抱く「月曜の不調」について、克服するコツがあると言う。「月曜日は、月曜病、サザエさん症候群という言葉もあるくらい、誰し...
メンタルを崩すのは、5月と6月だけではない。実は世の中には「〇月病」はすべての月に存在するようで。 まずは「1月病」。のんびり過ごした正月休みが終わり、仕事や学校が始まってもやる気が出ないことを示す。主な症状は生あくび。「2月病」は、バレンタインデーでチョコがもらえるあてのない人、当日...
「インドシナに3年いてフランスに帰ってきた。パリである女性と恋に落ちた。何をしたらいいかわからず途方に暮れていた僕に、彼女が“カンヌに連れていってあげるわ”と言ったんだ。僕は“カンヌで何があるの?”とついていった。それが始まりだった」 華麗な美貌で日本...
なぜ国会議員の失言が後を絶たないのか。このところ維新の政治家の発言が目立つが、昨年後半以降の政治家の失言(図参照)を見ると、当事者は圧倒的に政権与党の議員が多い。 永田町で丸山穂高議員(35)の発言が注目を集める中、あるペーパーの存在が発覚した。参議院選挙に向けて、自民党組織運動本部遊説局が、参議...
誰しも旗艦機への憧れは少なからずあるはずだ。しかし、価格面だったり、性能重視と堅牢性ゆえの大きさや重さだったりで諦めざるを得ない人も多いだろう。LUMIX G99の目指すところは旗艦機G9 PROの高画質・高性能・高操作性を継承しつつ、ポータブルなボディーと手にしやすい価格にしてユーザー層の間口を...
山口県の沖合に浮かぶ萩大島で、よそ者、当時24歳、シングルマザーでありながら、漁師たちをたばねて会社の社長になった女性がいる。事業成功までの波瀾万丈な道のりを描き話題を生んだ著書、『荒くれ漁師をたばねる力』の著者・坪内知佳さんだ。刊行から1年半、彼女のパワーは衰えるどころかさらに進化を見せている。...
ギャンブル好きで知られる直木賞作家・黒川博行氏の連載『出たとこ勝負』。初回のテーマは「四十万回以上、ものを落として拾うてきた」。* * * よめはんとふたり麻雀をしていて、点棒を床に落とした。拾う。ふと考えた。「な、ひとは生涯に何回、ものを落としたり、拾うたりするんかな」「そんなこと、誰も数え...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * 文芸評論家の加藤典洋氏が亡くなった。71歳だった。 加藤氏の業績は多岐にわたるが、もっとも知られているのは1997年の『敗戦後論』だろう。同書は、日本はいまだ敗戦を受...
放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は「ヒット作の共通点」について。* * * AbemaTVで僕が企画した「恋愛ドラマな恋がしたい」、通称「ドラ恋」という恋愛リアリティーショーを放送しています。現在シーズン3で、シーズン1を放送した直後、中国...
現代のフィギュアスケート男子で、優雅な羽生結弦やバレエの素養があるネイサン・チェンが正当に評価されているのは、ジョン・カリーがいたからかもしれない。 1976年インスブルック冬季五輪の金メダリスト、ジョン・カリーは、当時は優雅さを求められていなかった男子シングルに革命を起こしたスケーターの一人とい...
季節外れの暑さ。薄暮の中での帰り道、「18時10分までビール半額」というハッピーアワーは、なぜか心躍る響きがある。「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)で、吉高由里子(30)演じるヒロイン・東山結衣が、会社帰りに立ち寄るのが、行きつけの中国料理店「上海飯店」。“残業ゼロ・定時で帰る&...
文部科学省で事務次官を務めた前川喜平氏が、読者からの質問に答える連載「“針路”相談室」。今回は、同僚との仕事量に疑問を抱く会社員からの相談です。* * *Q:私は同じ部署の他の人と比べて明らかに仕事量が多いです。「仕事だから」と思ってきましたが、スムーズに遂行を重ねるご...
ヒップホップ・アクティビストのZeebraさんが「AERA」で連載する「多彩な野菜」をお届けします。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続け、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ているZeebraさん。旬の野菜を切り口に、友人や家族との交流、音楽作りなど様々なエピソードを語ります...