202年ぶりの退位 天皇陛下最後のおことばは「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」
AERA平成最後の日の4月30日。「退位礼正殿(せいでん)の儀」が皇居・宮殿の「松の間」で行われた。 天皇陛下の退位を広く国民に明らかにし、天皇陛下が退位前に最後に国民の代表に会う儀式だ。 天皇の退位は江戸時代後期、1817年の光格天皇以来202年ぶり。憲政史上初めての退位儀式ということになる。 参列した...
平成最後の日の4月30日。「退位礼正殿(せいでん)の儀」が皇居・宮殿の「松の間」で行われた。 天皇陛下の退位を広く国民に明らかにし、天皇陛下が退位前に最後に国民の代表に会う儀式だ。 天皇の退位は江戸時代後期、1817年の光格天皇以来202年ぶり。憲政史上初めての退位儀式ということになる。 参列した...
電撃ネットワークのリーダー南部虎弾(67)が、腎移植手術を受けることを明らかにした。ドナーは妻で、手術を受けるのは5月16日と報じられている。腎移植は、人工透析とならぶ末期腎不全の治療法の一つ。成功すれば、最も普通に近い生活ができる治療法だ。南部は5、6年前に糖尿病と診断され、最近になり主治医から...
「週刊少年ジャンプ」で昭和51(1976)年に始まり、平成28(2016)年に40周年、 コミック全200巻で連載最終回を迎えた秋本治さんの国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(通称「こち亀」)。平成2(1991)年に発売された第68巻の著者コメントには、こんなことが書かれていた。<ビデオカメ...
まもなく平成の時代が終わり、令和の時代へと移り変わろうとしている。 平成はバブル崩壊、消費税増税、企業のグローバル化など、日本の経済を取り巻く環境が変わり、社会が大きく変容した。また、阪神・淡路大震災、東日本大震災などの大規模な災害も起こり、暗いニュースも決して少なくなかった時代でもあった。 そん...
5月1日、いよいよ平成の世が終わり、令和の時代がはじまる。この新しい元号の名は、万葉集の歌から引用されたことが大きな話題となった。 645年に制定された大化から平成まで、これまでの元号はすべて中国の歴史書や儒教の書物から引用してきた。しかし令和は歴史上初めて日本の古典である万葉集を紐解いたのだ(た...
2019年度の東大推薦入試合格者数は66名。「スーパー高校生」と言われる合格者の一人、キリくん(仮名)の母親であるタエさん(仮名)は、お金・学歴・海外経験のない普通の主婦でありながら、キリくんが小6のときに英検1級に合格させた「スゴ腕」の持ち主。東大合格の原点となったタエさん流英語育児は話題となり...
まもなく平成の時代が終わり、令和の時代へと移り変わろうとしている。 平成はバブル崩壊、消費税増税、企業のグローバル化など、日本の経済を取り巻く環境が変わり、社会が大きく変容した。また、阪神・淡路大震災、東日本大震災などの大規模な災害も起こり、暗いニュースも決して少なくなかった時代でもあった。 そん...
1958年11月27日、皇室会議で皇太子妃に正田美智子さんが内定した。134日間の婚約期間に撮影された写真のうち、一般の目に触れることのなかった秘蔵写真も初めて公開する。* * *「さようなら」 皇后美智子さまは、見送りの子どもたちに大きな声で応えた。知人によれば、美智子さまが、「さようなら」...
文芸評論家の斎藤美奈子氏が数多の本から「名言」、時には「奇言」を紹介する。今回は斎藤貴男著の『平成とは何だったのか』(秀和システム、1500円※税別)に書かれたこの言葉を取り上げる。「だから、ここまで来てしまいました。」* * * 冒頭には堺屋太一と司馬遼太郎への批判。斎藤貴男『平成とは何だっ...
動物写真家・岩合光昭さんが見つけた“いい猫(こ)”を紹介する「今週の猫」。今回は、ラトビア・ヴァルサスの「食べていいか猫(にゃ)」です。* * * バルト海に面した小国ラトビア。500キロにわたって続く海岸線に、昔ながらの素朴な漁村を見つけた。 小舟で沖に出ていた漁師が...
「平成」が4月30日で幕を閉じる。振り返ると、いまや死語となった流行語や、最近見ないかつての人気者も多い。新時代を迎える前に、AERAはそんな時代の思い出をアンケート。読者と共に振り返る。* * * いまから30年4カ月前。平成はバブル経済まっただ中ではじまった。 もう二度と流行ることはなさそう...
退位が近づくにつれ、世間の皇室への関心が高まっている。天皇皇后両陛下の心中を理解するうえで欠かせないキーワードの一つが「沖縄」だ。両陛下のこれまでの歩みを関係者の証言とともに振り返った。 陛下が沖縄に関心を抱くようになったきっかけの一つは、沖縄から来た「豆記者」の子どもたちとの交流だったといわれて...
平成が幕を閉じようとしている今、天皇皇后両陛下が歩んできた道のりを改めてふりかえると、「沖縄」に対して強い思いを寄せてきたことがわかる。皇太子夫妻時代も含めてこれまで11回も沖縄を訪れてきた。 戦時中、学童疎開船が米軍の攻撃で沈没させられ、多くの子どもが犠牲になった「対馬丸事件」。その生存者で、...
映画「ブラック・スワン」の振付師として知られるミルピエの写真が、京都の蔵だった場所に展示されている。独自の表現哲学に裏打ちされた作品だ。* * * 暗闇の中を踊るダンサーの姿は、滲む羽を持った天使のようにも見える。等身大のプリントを屏風に見立てた作品は、円形に置かれ、帯匠・誉田屋(こんだや)源...
感染症は微生物が起こす病気である。そして、ワインや日本酒などのアルコールは、微生物が発酵によって作り出す飲み物である。両者の共通項は、とても多いのだ。感染症を専門とする医師であり、健康に関するプロであると同時に、日本ソムリエ協会認定のシニア・ワイン・エキスパートでもある岩田健太郎先生が「ワインと健...
被災した人たちに、ひざまずいて労りの言葉をかける天皇と皇后。平成の皇室を象徴するこのスタイルはどのようにして誕生したのか。放送大学教授の原武史さんが解説する。* * * 東京都福生(ふっさ)市の田村酒造場に、「天皇陛下皇后陛下行幸啓御所」と刻まれた石碑がある。行幸啓とは天皇と皇后が一緒に外出す...
天皇や皇后がひざまつき、被災者に話しかけるスタイルが確立された平成の皇室。全国各地で国民一人ひとりと直接つながることで、おのずと「国体」が強化されていった。一方で、これまでとは違う天皇像に右派から批判があったのも事実だ。放送大学教授の原武史さんがリポートする。* * * 1962年5月の宮崎、...
平成では天皇や皇后が全国各地でひざまつき、被災者目線で語りかけることで、国民一人ひとりに直接つながる関係が強まった。そこから映し出される平成時代の天皇の役割と成果とは何だったのか。放送大学教授の原武史さんが解説する。* * * 天皇と国民がより鮮明になったのが、2011年3月の東日本大震災から...
秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまが通学するお茶の水女子大付属中学校(東京都文京区)で悠仁さまの机の上に刃物が置かれた事件で、警視庁捜査1課は29日、建造物侵入容疑で自称、長谷川薫(かおる)容疑者(56)を逮捕した。 捜査関係者によると、長谷川容疑者は職業不詳で以前、京都府に住んでいた。容疑を認めている...
いよいよ新しい元号「令和」が5月1日から始まる。世の中はお祝いムードで、当日は連休中にもかかわらず婚姻届などを出す人も多いとみられる。だが、喜んでばかりいられない。システム障害のリスクがあるのだ。 実際、一部の金融機関では、コンビニATMの利用で誤表示が起きた。システムエンジニア(SE)らは、連休...
いよいよ平成が終わり、元号が5月1日から「令和」と変わる。「なんとか、平成の事件だから、平成で解決したかったな」 こう話すのは、警視庁捜査関係者。手掛けているのは、1995年7月30日夜、東京都八王子市大和田町のスーパー「ナンペイ大和田店」でパート従業員の稲垣則子さん、アルバイトの女子高生2人...
理不尽な存在との付き合い方を描いた『頭に来てもアホとは戦うな!』がシリーズ75万部を突破した。悩める人々を救ってきたこのベストセラーが、知念侑李(Hey! Say! JUMP)主演でドラマ化され、好評放送中だ。 ドラマ化を記念して、原案者の田村耕太郎と、脚本を担当する吹原幸太が、放送に先駆け、各回...
4月20日(日本時間21日)、菊池雄星(マリナーズ)が先発6試合目にして初勝利をマークした。開幕投手を務めた田中将大(ヤンキース)、大型契約2年目のダルビッシュ有(カブス)、そしてトミー・ジョン手術からまずは打者として復帰を目指している大谷翔平(エンゼルス)など、現在メジャーで活躍している選手は日...
SNSで「売文で糊口をしのぐ大センセイ」と呼ばれるノンフィクション作家・山田清機さんの『週刊朝日』連載、『大センセイの大魂嘆(だいこんたん)!』。今回のテーマは「愛する」。* * * ある女子大で日本文学を教えている先生と、お話をする機会があった。「ヤマダさん、先日、ゼミの学生にある課題をやっ...
窪田正孝・本田翼主演の月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」が4月から放送されている。本田翼演じる放射線科医の甘春杏を支えるために、窪田正孝演じる放射線技師の五十嵐唯織が見えない疾患を暴いていくというストーリーだ。ドラマのテーマは「撮影」「診断」だが、それは放射線科の仕事の一...
巨人のここまでの戦いぶりに明暗・2つの顔が見える。最大の収穫は情報戦で天敵広島を圧倒していること。もう一つはチームのIT化に不安がある点だ。 広島戦好調の殊勲者はスコアラーの志田宗大氏だ。昨年までチーム付きだった志田を原監督が広島戦限定のデータ分析マンに任命した。ストライクゾーンを4分割して、カウ...
■週刊誌にCMギャラ3000万と書かれたが…若手俳優として他の追随を許さないほどの個性を放っているのが菅田将暉(26)だ。俳優デビューしてから今年で10年となるが、まだ26歳という年齢で若手俳優の中でもトップクラスの人気を誇っている。ドラマや映画での主演も続き、ミュージシャンとしてもチ...
元朝日新聞記者でアフロヘア-がトレードマークの稲垣えみ子さんが「AERA」で連載する「アフロ画報」をお届けします。50歳を過ぎ、思い切って早期退職。新たな生活へと飛び出した日々に起こる出来事から、人とのふれあい、思い出などをつづります。* * * テレビをやめて何がいいって、いわゆる「ブーム」...
皇太子さまと小和田雅子さんの「結婚の儀」から26年。新しい皇室像を模索し続けたおふたりが、令和の天皇、皇后となる。「国民の中に入っていく皇室」──。皇太子さまは、理想の皇室のあり方について、そう語り続けてきた。1996年の会見で、具体的なイメージを記者から問われた皇太子さまは、「国民と苦楽をともに...
お帽子は、訪問先に合わせた特注品。『美智子さまのお帽子』(小社刊)では、85個の帽子を掲載。専属デザイナーの石田欧子さんら4人が、誕生秘話を明かす。* * * チューリップや薔薇、ヤマモモなど季節の花を帽子にデザインする美智子さま。バルト3国を訪問するときは国旗の色を帽子と服装にデザインして敬...