『孤独のグルメ』の原点? 久住昌之が惚れ込んだ老舗餃子
週刊朝日著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回は漫画家・久住昌之さんの「スヰートポーヅ」の「餃子定食」だ。* * * 僕が原作を書いた『孤独のグルメ』は、おいしい料理を求めた“グルメ漫画”ではありません。主人公の井之頭五郎が空腹に耐えかね、た...
著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回は漫画家・久住昌之さんの「スヰートポーヅ」の「餃子定食」だ。* * * 僕が原作を書いた『孤独のグルメ』は、おいしい料理を求めた“グルメ漫画”ではありません。主人公の井之頭五郎が空腹に耐えかね、た...
作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。今回は、「性差別」について。* * * 空港でチェックイン待ちの列に友人たちと並んでいたときのこと。60代半ばくらいの夫婦がバタバタ走ってきて、列を仕切るパーティションベルトをポールから外し、私たちの前に割り込んできた。ビジネスク...
深刻な人手不足からフリーランスの外部人材を活用する動きが活発化。老舗企業や大手企業にもその波は及んでおり、変革をもたらしている。 老舗企業にも外部人材の活用で新風が吹き始めている。創業70年を超える老舗時計卸売りの栄光ホールディングス(大阪市中央区)だ。14年からプロ人材のマッチングサービス「Wa...
『銀幕に愛をこめて ぼくはゴジラの同期生』は、今も現役の俳優・宝田明さんが、過酷な満州体験や伝説のゴジラ第1作、石原裕次郎や美空ひばりらスターとの交友など60年以上に及ぶ役者人生を語りつくした一冊だ。今回は宝田さんと構成を担当したのむみちさんに、同著に寄せる思いと発刊に至った背景を聞いた。* * ...
■終盤の時間稼ぎの話題より検証すべき「課題」 西野朗監督率いる日本代表は、ボルゴグラードでポーランドと対戦して0-1で敗れた。ところが、他会場でコロンビアがセネガルを1-0と破り、セネガルと勝ち点、得失点差で並んだため、今大会から採用された「フェアプレーポイント(警告、退場の数でポイント化して、低い...
日本代表はワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグを突破し、決勝トーナメントへの進出を決めた。その3試合を通じて、話題の中心にいたといえるのがGK川島永嗣だったのではないだろうか。 初戦のコロンビア戦で、川島は直接フリーキックで壁の下を通過してくるシュートをゴール内でセーブする形になって失点した...
うまくいかなかった2度の手術。「もう完全に治ることはない」と医師は言った。「1年後の生存率1割」を覚悟して始まったがん患者の暮らしは3年目。46歳の今、思うことは……。2016年にがんの疑いを指摘された朝日新聞の野上祐記者の連載「書かずに死ねるか」。今回は「握手」について。* * * 握手とは...
日大アメリカンフットボール部による悪質タックル問題を調査している日大の第三者委員会は6月29日、東京都内で中間報告を発表し、危険タックルは内田正人前監督、井上奨前コーチの指示で行われたと認定した。その後、OBら日大関係者が部員らをキャンパスに呼び出し、内田前監督らの関与について口封じを図るなど組織...
日大アメリカンフットボール部による悪質タックル問題を調査している日大の第三者委員会は6月29日、東京都内で中間報告を発表し、危険タックルは内田正人前監督、井上奨前コーチの指示で行われたと認定した。その後、OBら日大関係者が部員らをキャンパスに呼び出し、内田前監督らの関与について口封じを図るなど組織...
日本人サポーターのロシアW杯・サッカースタジアムでのゴミ拾いが世界から賞賛されている。コロンビア戦の余韻が残るスタジアムでサムライブルーのユニフォームを着た日本人サポーターが水色の大きなビニール袋を片手にゴミ拾いを開始。すると、その近くで黄色のユニフォームを着たコロンビア人サポーターも同じ袋を持ち...
高温多湿の状態が続く梅雨の季節は、食中毒に注意が必要だ。食中毒予防の重要な柱のひとつとして「食品の十分な加熱」は、よく知られている。しかし、十分な加熱でも防ぎきれない食中毒があるという。どのようなケースなのか、東京都健康安全研究センターの食中毒に関する情報担当者に取材した。* * *「通常の食...
もし、あのとき、別の選択をしていたなら──。ひょんなことから運命は回り出します。人生に「if」はありませんが、誰しも実はやりたかったこと、やり残したこと、できたはずのことがあるのではないでしょうか。昭和から平成と激動の時代を切り開いてきた著名人に、人生の岐路に立ち返ってもらい、「もう一つの自分史」...
役者の真木よう子さんは試写を観ながら、ずっと泣いていたという。それは、スタッフやキャストが一丸となって作品を作り上げたことへの感慨もあり、ワンシーンごとに交わしたさまざまなやり取りが、脳裏に蘇ったせいでもあった。 昭和45年、高度成長に浮かれる時代の片隅に生きる在日韓国人家族の歴史を生き生きと描き...
沖縄に、陸軍中野学校によってゲリラ兵に仕立てられた少年たちがいた。「護郷隊」──。戦後73年、「地獄」を生き残った元少年兵の記憶は今なお消えない。* * * じっとりと体にまとわりつくような雨が降ると、沖縄県名護市に住む玉里勝三(たまざとかつぞう)さん(90)は遠い記憶がよみがえる。「においよ...
タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。* * * 先日、AERAのイベントで野田聖子総務大臣と対談しまし...
DA PUMPの3年半ぶりの新曲「U.S.A.」が話題になっている。ミュージックビデオがYouTubeで公開されると、「ダサいけどクセになる」などと評判を呼び、ネット上の口コミを通じてどんどん拡散していった。 6月28日現在で動画の再生回数は1400万回を突破している。指原莉乃、渡辺直美、オリエン...
2020年のオリンピックに向けて、東京は変化を続けている。同じく、前回の1964年の東京五輪でも街は大きく変貌し、世界が視線を注ぐTOKYOへと移り変わった。その1960年代、都民の足であった「都電」を撮り続けた鉄道写真家の諸河久さんに、貴重な写真とともに当時を振り返ってもらう連載「路面電車がみつ...
「昇進にTOEICのスコアが必要だけれど、正直勉強したくない」「英語が苦手だから、自分には無理そう……」 今年こそはTOEICの勉強をしてスコアを上げたい、と思っていても、日ごろの忙しさもあり、なかなか勉強に手を付けられないという人は少なくないはず。「AERA Engli...
西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、新戦力として頭角を現してきた選手たちを紹介する。* * * サッカー日本代表がロシア・ワールドカップ(W杯)の1次リーグ初戦でコロンビアを倒した。このコラムが皆さんの前に届く頃に日本代表が2戦目以降にどんな結果になっているかは予測不可能だが、...
「クライアントから急に切られたら」「単価がなかなか上がらない」。フリーランスが最も頭を悩ませるのが「収入」問題だ。契約トラブル回避や報酬交渉の裏ワザを、年収600万円以上を実現するフリーランスにこっそり聞いた。* * *A:私は営業系のコンサルをしています。年収600万円を実現するなら、まず月額...
今日、6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」の日で、12月の大晦日とともに1年に2度、人々の罪・穢(けが)れを祓う儀式が行われる。例えば、神社やお寺に茅の輪が設置されていたり、用意されたひとがたに名前などを書いて流してもらったりする行事だ。●富士山の神さまは安産の神 この祓えの儀式が行われた翌...
早稲田大学第17代総長に政治経済学術院の田中愛治教授が選出された。6月28日、同大学では現総長の任期満了(2018年11月4日)に伴う総長選挙が行われ、新総長が決定した。政治経済学術院(政治経済学部)からの総長就任は、第9代(1968~1970年)の時子山常三郎総長以来で、50年ぶりとなる。 新総...
1人の独身男性が、20人の女性と向かい合って結婚相手を探す番組で、若者中心に人気を集めているAmazon Prime Videoで独占配信中の恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』。シーズン2の最終話が6月29日に配信された。今回、1人の独身男性=バチェラーを務めたのは大手IT企業幹部の小柳津...
W杯2大会ぶりのベスト16となる決勝トーナメント進出を決めた西野ジャパン。好調だったコロンビア戦やセネガル戦と違い、第3戦のポーランド戦は苦境に立たされた。だが、「勝負」にこだわった結果、目標のひとつであるグループリーグ突破を果たした。元日本代表フォワードで日本サッカー協会顧問の釜本邦茂氏は、率直...
初めて描いた漫画『大家さんと僕』で見事、第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞したお笑い芸人の矢部太郎さん。手塚治虫さんの長女・るみ子さんと贈呈式の記念イベントで語り合った。* * *手塚るみ子(以下、手塚):このたびは手塚治虫文化賞短編賞受賞、おめでとうございます。受賞のスピーチでは感極まった感...
AERAで連載中の「いま観るシネマ」では、毎週、数多く公開されている映画の中から、いま観ておくべき作品の舞台裏を監督や演者に直接インタビューして紹介。「もう1本 おすすめDVD」では、あわせて観て欲しい1本をセレクトしています。* * *■いま観るシネマ 遺伝子の疾患で顔に特徴を持って生まれた...
「私たち、結婚しました!」――続けて届いた2通の結婚報告はがき。お葬式に参列することのほうが増えていたというのに、まさか同年代である50代の友人から結婚話を聞かされるとは。もしかして、と調べたところ、ここ20数年で50歳前後の結婚増加が判明。総数から見れば少ないものの、"50歳からの結婚"が増えてい...
中学受験を考えている家庭では、そろそろ入塾の準備をすすめる時期。ですが、塾に通えば成績が上がるというわけではありません。成功する秘訣は入塾前の準備と心得。「AERA with Kids夏号」(朝日新聞出版)では、中学受験に詳しい小川大介先生に、今、何をすべきか教えてもらいました。* * * 入...
エレファントカシマシの23枚目のオリジナル・アルバム『Wake Up』が話題だ。あがき、もがきながら、やり場のない焦燥感をぶちまけてきたエレカシが、原点回帰を図るとともに、新たなスタートを示した意欲作だ。 デビュー30周年を迎えた昨年には全国ツアーのほか、夏フェスなどにも出演し、2枚の記念シングル...
6月27日のことだった。ポーランド戦を翌日に控えたボルゴグラードのメディアセンターでは、時ならぬ歓声が上がった。前回王者のドイツが最終戦で韓国に0-2で敗れ、グループステージ敗退が決まったのだった。 判官贔屓はスポーツ界でもよくあること。ましてやドイツが、初めてグループステージで敗退する歴史的瞬間...