「プリンシプルの男」か「狂人」か 遺族が明かす餓死判事の死の真相
週刊朝日今から68年前の10月11日、妻・矩子と幼い子供を残して一人の若き判事が死んだ。東京地裁判事で食糧管理法違反など経済犯を担当していた山口良忠(享年33)だ。闇米を拒否した末の餓死で、それに米国のマスコミは「プリンシプルの男」と最大限の敬意を表した。あの矛盾と欺瞞に満ちた戦後の混乱の時代を彼はいかに...
今から68年前の10月11日、妻・矩子と幼い子供を残して一人の若き判事が死んだ。東京地裁判事で食糧管理法違反など経済犯を担当していた山口良忠(享年33)だ。闇米を拒否した末の餓死で、それに米国のマスコミは「プリンシプルの男」と最大限の敬意を表した。あの矛盾と欺瞞に満ちた戦後の混乱の時代を彼はいかに...
アートディレクター・寄藤文平という名前よりも、この絵(図1)に見覚えのある人は多いだろう。 日本たばこ産業(JT)のマナー広告「大人たばこ養成講座」や東京メトロのマナー広告「家でやろう。」などの広告制作などのデザインで人気の寄藤文平氏。『元素生活』(化学同人)『ウンココロ』(実業之日本社)など、ベ...
ここ数年、秋の一大イベントとして、日本でも存在感を増しているハロウィーン。10月になるとイベントが開催され、仮装グッズが販売されるなど盛り上がりをみせている。しかし一方で、いまいち馴染めないという人も確実にいる様子。実際、ハロウィーンを楽しんでいる人はどれだけいるのだろうか。アンケートから、意外な...
「つう」と言えば「かあ」と同様に、「夫婦」といえば「セックスレス」。残念ながらそれくらい、「普通」になってしまった。この状況を変えるには――。 恋愛や性をテーマに数多くのノンフィクションを執筆するライターの亀山早苗氏によれば、ここ数年のセックスレス夫婦に多く見られるのは、セックスはしていないけれど夫...
漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏は、「孤独のグルメ Season5」(テレビ東京系 金曜24:12~)の主人公が発するダジャレに心満たされるという。* * * おっさんが散歩したり、おっさんが路線バスに乗ったり、おっさんが途中下車したり、土地の高低差を愛(め)でたり。いまやTV界は...
フジテレビの月9ドラマ「5→9(5時から9時まで)~私に恋したお坊さん~」に出演している女優の石原さとみ(28)と紗栄子(28)。石原は月9初主演、紗栄子は8年ぶりの女優復帰とあって、何かと注目を集めている。「石原といえば、今や“共演者キラー”と言われるだけに、今回共演する山下智久(30)もメロメ...
なんともほっとけなくなる名前である。 千葉県八街市の八街駅南口商店街振興組合のキャラクター、「ぼっちくん」。 主に若者言葉で、友達のいない状態のことを“ぼっち”という。その名前から、どうしてもこの“ぼっち”を連想してしまう。イベント等で全国のゆるキャラたちが交流を深めたりしている中、ぼっちくんは“...
言葉を選び抜いて、大切な人への思いを、はがきにつづる──。スマートフォンなどが普及した今、はがきを書く習慣をあらためて見直そうと今年始まった「はがきの名文コンクール」の受賞者が決まり、10月13日、発表された。 作家の堺屋太一氏らが中心となる実行委員会の主催。日本郵便や奈良県御所市が協力して実施し...
贈り物として、自分自身を“大人”として演出するものとして、知っておきたい“粋”な一品。今回は、カール・メルテンスの「バランスカップ」を紹介する。* * * カップが空のときは斜めに傾き、飲み物を注ぐと垂直に立ち上がる。分量が変わるたびにゆらゆら動き、使っても見ていても楽しい。1919年設立のド...
見渡す限り砂のじゅうたんが広がる鳥取砂丘(鳥取市)。長年、全国47都道府県で唯一スターバックスコーヒーがなかった鳥取において、平井伸治・県知事が「スタバはないが、スナバ(砂丘)はある」と胸を張ったほどの代表的観光スポットだ (スターバックスは2015年5月に出店)。 その砂丘が、にわかに注目を集め...
JRAの武豊騎手(46)とフリーアナウンサーの美馬怜子(31)の手つなぎデートを10月22日発売の『女性セブン』が伝えている。 同誌によると5日の午前2時ごろ、六本木の路上でほろ酔い加減の武は、美馬と指と指を絡ませるように手を握り合っていたという。武の隣にピタリと寄り添った美馬は、胸元が大きく開き...
「次の文章を300字以内で要約しなさい」。学校の授業や入試で問われた「要約のテスト」に苦手意識を持つ方も多いだろう。要約の練習が、将来なんの役に立つのかわからなかった人も少なくないはずだ。ところが、要約をする力はビジネス力につながるとても大事な能力で、人間関係の悩みを解消するためにも有効な能力なの...
水素を燃料とし、水しか排出しないため「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車。だが、そこには意外な落とし穴があるという。『「走る原発」エコカー 危ない水素社会』(コモンズ)の著者で環境経済研究所の上岡直見代表が語る。「燃料電池車がCO2を排出しないのはあくまで“運転時”の話。水素は天然資源ではないた...
こんな会社、あんな上司……会社勤めをしていれば、我慢ならないことは多いでしょう。でも、心の持ちようで、社内での環境を自分で変えることもできるのです。 リクルートライフスタイルの塩見直輔(ただすけ)さん(35)は、10代のころから家具やインテリアが好きだった。「好きなことをビジネスにしたい」。いつか...
環太平洋経済連携協定がようやく大筋合意した。“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、この大筋合意に賛成の意を示す。* * * 一緒に酒を飲んだ翌日、私の講演を聴きに来てくれた友人に言われた。「講演の最初の頃は、昨晩の酒が残っていて、それに酔っているんだと思っていたけど途中で気がついた。自分...
作家の室井佑月氏は、政治的発言をした芸能人を孤立させず応援していく必要があるという。* * * 10月15日号の週刊新潮、「『川島なお美』通夜でひんしゅくの『石田純一』が安保反対デモの後遺症」という記事に、石田さんのこんな発言が載っていた。「テレビ番組を3つキャンセルされました。35年の芸能生...
結婚後も働き続ける女性たちが、職場で「旧姓」を貫くケースが多い。選択的夫婦別姓が実現しない日本では、それが現実的。でも、海外で仕事をする際には面倒もあるようで……。 国立情報学研究所で准教授として働く坊農真弓さん(38)は、2007年月に結婚したが、夫の扶養に入るわけでもないため、事実婚を選んだ。...
仕事を持つ妻が、子どもの出産を機に主婦になる。かつてはそれが一般的だったが、最近は逆に夫が「専業主夫」になる例が出てきた。その数、推定11万人。漫画家・桜沢エリカさんの夫・青木武紀さんもその一人だ。* * * エリカの妊娠がわかったのは1999年の夏。その時、彼女から「主夫になって」と言われ、数分...
今年6月の平日昼間。神奈川県藤沢市の田園地帯にある畑に、10人近くの男女が集まっていた。金髪、黒髪、白髪交じりから角刈りまで、雰囲気や年齢層はさまざまだ。彼らは「NPO法人農スクール」に通う生徒たちで、3カ月間、ここで農作業を習ってきたのだ。この日は少し雨が降っていたが、一際明るい表情を浮かべる男...
ドラマ「HERO」で一躍注目を集め、映画・ドラマに立て続けに出演。さらなるブレークを果たした吉田羊さん。作家・林真理子さんとの対談で、自身の恋愛について語った。* * * 林:吉田さん、女の人にすごく人気ありそう。吉田:女性の方、多いです。ファンの方が「出待ち」をしてくださるんですけど、8割方...
「ヒツジスト」と呼ばれるファンも増殖中の俳優・吉田羊さん。作家の林真理子さんが対談で、「Mの殿方にモテるのでは」と突っ込むと……。* * * 林:吉田さん、3年ぐらい前に名前聞き始めたと思っていたら、あっという間に世間を席巻しちゃって。快進撃というか、まさに羊ブームですよね。うちの娘のような高校...
テレビや映画でひっぱりだこの有村架純さん。目にしない日はないほどの活躍ぶりだが、意外にも連続ドラマの主演は初めてだという。 WOWOWの「海に降る」では海洋研究開発機構「JAMSTEC」の新人パイロット役に挑んでいる。「深海の謎を追う壮大なテーマ、題材も難しいしセリフも多いので、凄いプレッシャーで...
福島の原発事故以来、閉塞した状況を一変させる可能性を秘めた“ビッグバン”が来春に迫る。8兆円の市場をもたらすとされる電力完全自由化だ。だが、最大のリスクは再稼働を急ぐ安倍政権の原発回帰政策──。小泉純一郎、進次郎親子はそれに待ったをかけられるか? 原発の電気を優先して流し、地域間の連携も不十分なた...
原発事故から4年半、福島県では昨年の田村市、川内村の一部に続き、9月に楢葉町で避難指示が解除された。政府は2017年までに居住制限区域と避難指示解除準備区域の避難指示を解除する方針だ。着々と帰還政策を進める政府に対し、地元からは多くの疑問の声が上がっている。 福島県郡山市に住む「子ども脱被ばく裁判...
「南京大虐殺の記録」が世界記憶遺産に登録された。日本政府はそれに対し、抗議をしているが、「行き過ぎ」ではないかとジャーナリストの田原総一朗氏は疑問を呈する。* * * 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に、中国が申請した「南京大虐殺の記録」が登録された。「世界記憶遺産」は近年、急速に...
“チャイナショック”“米国の利上げ観測”――。日本株を取り巻く外部環境は揺れに揺れている。日経平均株価は低迷したままで市場関係者からはため息が漏れる。だが、悲観ばかりではない。こんなときこそ、“筋肉質”企業を見つけて賢く投資したい。 ではどうすればいいのか。マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木...
1989年に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で、タイムマシンとして登場した名車「デロリアン(DeLorean DMC-12)」。そんな「デロリアン」を映画さながらに走らせるイベントが10月21日、都内で開かれた。 このイベントは、リサイクル会社「日本環境設計」と「バック...
ランドセルを巡る状況が大きく変わっている。赤と黒以外の色が増えていることにはお気づきの方も多いだろう。それだけではない。購入時期や代金を支払う人も変わり、デザインや機能は進化している。 120個ほどもランドセルが並ぶ、8月下旬の東京・伊勢丹新宿店。あちこちに貼られた「売り切れ」のPOPが、シーズン...
原点は、子どもの頃の憧れ。宇宙への好奇心を大人になっても持ち続けるリケジョがいる。複雑で難解な仕事を支えるのは、何よりも“好き”という気持ちだ。 約10年前の夏、当時新入社員だった三菱重工業の森野智子(35)は、名古屋にある事業所の会議室で辞令を待っていた。子どもの頃から、宇宙関連の仕事に憧れてき...
「ラグビーW杯で体を張って戦っていた日本代表の後で見ると、サッカー日本代表のユルさが際立つ」 サッカー記者から聞こえてくる、こんなぼやき。「競技や環境の違いはありますが、一番は指揮官の差でしょう。緊張感がない。その証拠にサッカーW杯アジア2次予選のシリア戦(10月8日。3対0で日本の勝利)をテレビで...