ブラタモリの「アレ」、赤色立体地図って何?
dot.「うわっ、なに、このおできのような赤いものは……」。初めてその地図を見たとき、思わず声を上げてしまった。それは、赤色立体地図。アジア航測株式会社の技師長であり、火山学者でもある千葉達朗さん(58)が発明したものだ。 尾根などの周りより凸なところは明るく、谷など落ち込んでいるところは暗く表現され、平面...
「うわっ、なに、このおできのような赤いものは……」。初めてその地図を見たとき、思わず声を上げてしまった。それは、赤色立体地図。アジア航測株式会社の技師長であり、火山学者でもある千葉達朗さん(58)が発明したものだ。 尾根などの周りより凸なところは明るく、谷など落ち込んでいるところは暗く表現され、平面...
世界中で飼われている家猫の数は、「人間の親友」である犬の3倍だという。長く人間と暮らしながら、今なお謎が多い猫をめぐる本は、新刊が次々に出る特別なジャンルだ。今回はそのなかから、読んで良し、眺めて良しのおススメ猫本をご紹介する。「惨めさから抜け出す方法は二つある。音楽と猫だ」(アルベルト・シュバイ...
「3回生まれ変わってもこんなにすごいものは書けない」。宮部みゆきがその才能に嫉妬した、伊藤計劃。読めばあなたも、その息遣いを感じるはずだ。 その日の夕食がカレーだと聞いた伊藤聡は、「じゃあ、食べてみる」とベッド脇の母親に言った。もう何日も食欲がなかった。母の和恵(70)がスプーンでカレーを口元に運ぶ...
贈り物として、自分自身を“大人”として演出するものとして、知っておきたい“粋”な一品。今回は、フランス生まれの「KAPLA」を紹介する。* * * フランス生まれのKAPLAは、1枚が長さ12センチの小さな板。何十枚、何百枚と積み上げれば、動物も乗り物も城もできる木製ブロックだ。思いどおりの形...
自宅とは別の「終のすみか」を探すしかない。そんなとき、まず頭に浮かぶのが特別養護老人ホームだろう。費用の大半を介護保険で賄える公的な施設だが、全国で52万人が入居待ちの状態。入居は容易ではない。 お金はかかるが、民間事業者が運営する「有料老人ホーム」や、最近よく耳にする「サービス付き高齢者向け住宅...
おかずにおつまみ、スイーツまで、丸くてかわいい一口サイズに仕上げてくれるたこ焼き器。みんなで作れて、パーティーにもピッタリな一品を管理栄養士の片山ちえさんが紹介します。今回はアヒージョとミニオムライスです。【1】 アヒージョ[材料]たこ焼き器18個分マッシュルーム6個ブロッコリー50gえび6匹にん...
「おひとりさま」だからこそ、面倒な交友はすっきりさせて、好きな人と楽しく生きたい。 実は、家やモノと同様に、人間関係も「ダウンサイジング」できるのだ。実践している人に話を聞いた。「来月? いいわよ、会いましょう。どこに行きましょうか。私がそっちに行こうか?」 電話越しに静岡に住む友人の女性(74)と...
開催中の東京モーターショーには、様々な自動車関連の企業・団体が出展している。西展示場3ホールに出展中の(一財)全国自動車標板協議会は「自動車登録番号標」つまり車のナンバーの交付に関わる団体で、展示会場では希望ナンバーのインターネット申込みのデモなどを行っている。ここで、配布されていた資料に非常に興...
体操世界選手権(イギリス・グラスゴー)は10月31日早朝(日本時間)、男子個人総合が行われ、内村航平が優勝し、大会6連覇という前人未到の快挙を達成した。 29日にはキャプテンとしてチームを率い、悲願であった男子団体優勝を果たした内村。団体では6種目すべてに出場していたため疲労も懸念されていたが、心...
日本シリーズ開幕直前の10月23日、巨人が高橋由伸選手兼打撃コーチの監督就任を発表した。高橋は現役を引退し、12球団最年少の40歳での就任となる。阪神の金本知憲新監督(47)、DeNAのアレックス・ラミレス新監督(41)とともに、セ・リーグは一気に監督が若返った。「巨人の新監督決定が12球団で最後...
真田一族と同じ長野県上田市の英雄、赤松小三郎は幕末史で長い間、坂本龍馬の陰に隠れてきた。だが、地元研究会が調査するなどし、最近は脚光を集めている。彼の「建白七策」は、幕藩から一挙に民主国家の新体制、軍隊を構想。先覚的な思想だったと評価上昇中なのだ。ノンフィクションの宮原泰春がつづる。* * *...
終戦を知らないまま、グアム島に28年間も潜伏し、奇跡的な生還を果たした元日本兵・横井庄一さん(享年82)が生誕して100年。週刊朝日では、現地で横井さんを発見した男性を07年8月に取材している。その際にこの男性は、これまで語られなかった“新事実”を明かしていた。年老いた証言者が見た光景とは--。(...
真田家14代当主の真田幸俊(ゆきとし)さんは、戦国武将・真田幸村の生涯を描いたNHK大河ドラマ「真田丸」を次回行われる武者行列の参考にしたいという。* * * 松代藩真田十万石まつりの武者行列に今年は親子で参加させていただいた。 練り歩きの途中で折り返しがあり、長男の輿とすれ違った。多くの見学...
ようやく秋も深まり始めた……と思ったら、はや年の瀬の足音。年末といえば大掃除だが、昨今はそれだけではない。自治体に寄付をしてお礼の特産品や税金控除で得する制度「ふるさと納税」のシーズンでもあるのだ。というのもこの制度で2015年の所得税、16年度分の住民税で控除を受けるなら、年内いっぱいの手続きが...
フード&ワインジャーナリストの鹿取(かとり)みゆきさんが、日本ワインを紹介する。今回は、北海道蘭越町の「松原農園 ミュラー・トゥルガウ 2014(白)」。* * * このところ、まずは自分でブドウを育ててから、ワイナリーを設立する人が増えている。けれども30年ほど前に、すでに同じ志を抱いた人が...
「修学旅行で楽しかった思い出は?」と聞かれ、かなりの人が「まくら投げ」と答えるのではないだろうか? 夜中まで大騒ぎして、見回りの先生に叱られた経験はきっとあるはず。実は、静岡県伊東市では「まくら投げ」にルールを設け、競技として実施している。同市が主催する「全日本まくら投げ大会」は回を重ね、来年2月...
東京・上野恩賜公園の不忍池のすぐそばに、60年以上続く映画館がある。ピンク映画を上映する「上野オークラ劇場」だ。AVとも一般映画とも違うピンク映画は、1960年代頃に数多く製作された、性描写を第一義とする劇場公開用映画。製作会社側が要求する性描写と、作家性の強い新人監督の思いがぶつかることで生まれ...
夏でも夜は気温が10度を切ることがあるカナダ東部の街・トロント。身を置くだけで気も引き締まり、練習に専念できる環境がある。今夏、そこには、練習中に何度もコーチのブライアン・オーサーと話し合う羽生結弦(ゆづる)の姿があった。 以前は、自分だけに集中してジャンプを跳び、身体に覚え込ませていた。成功して...
「納税枠の倍増」「手続きの簡略化」でさらに人気を呼んでいるふるさと納税。 寄付する自治体を選ぶうえで、人気ランキングも気になるところだ。「ふるさとチョイス」の運営会社トラストバンク(東京都渋谷区)マーケティング責任者の吉澤哲さんによると、同サイトにお礼の品を出している自治体は現在1300ほどあり、返...
自治体を選んで寄付をすると、税金控除と「お礼の品」の特典付きお得だと話題の「ふるさと納税」。2008年度にスタートした制度で、特典も多彩になっているが、さらに利用者に便利になっているという。 結婚式の引き出物ではないが、カタログを配るスタイルまで登場している。長崎県平戸市が13年8月から、ふるさと...
善いことも、大変なことも。人生で起こるさまざまなことを楽しんでいたい。「イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ」の吹き替えをしながら、そう強く思ったという藤原紀香さん。「グリーン・ポルノ」とは、イザベラ自身が動植物になりきって、生殖行為を説明するショートフィルムシリーズ。その後舞台化もされ、全世...
認知症の治療は薬物療法が中心だが、根本的な治療(キュア)は期待できない。「不治の病」に対処するため、医療現場もケア重視に傾いている。 アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型という4タイプの認知症のうち、薬の効果が期待できるのは主にアルツハイマー型だ。1999年に抗認知症薬「アリセプト...
介護の現場では年間約28万人が離職するといわれている。 安倍政権が“新3本の矢”の一つとして打ち出した「介護離職を2020年代初頭までにゼロにする」というスローガンは、当然のごとく介護現場で失笑を買った。慢性かつ、深刻な人手不足に苦しむ介護業界の離職率は昨年度、16.5%と高く、年間28万人以上が...
年間約28万人が離職するとされる介護現場が荒んでいる。慢性的な人手不足で労働は過酷なのに薄給。来るもの拒まずで、モラルが低下し、虐待事件が急増。スタッフ間でもイジメ、パワハラが横行するという負のスパイラルに陥っているのだ。 川崎亜希子さん(仮名・41歳)は高校中退後、10代で妊娠し、現在はシングル...
大筋合意した環太平洋経済連携協定(TPP)。作家の室井佑月氏は政府の“見事な半回転”に驚くばかりという。* * * 安倍晋三首相は10月15日、JA全国大会であいさつし、環太平洋経済連携協定(TPP)の大筋合意について、「重要品目について関税撤廃の例外を確保した。日本が交渉をリードし、国益にか...
いま転職市場では、30代の管理職候補、つまり「プレ」管理職の女性に企業の熱い視線が注がれている。パソナキャリアカンパニーの人材紹介事業部門事業推進統括部長の岩下純子さんによれば、「企業も管理職候補の女性獲得のためにアンテナを張っています。意識が変わりつつある」 パソナキャリアを通じて転職した女性...
作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。“男の尊厳”であるタチション問題を、「無意味どころか、臭くて汚いだけ」だとバッサリ斬る。* * * 少し前、NHKの番組でトイレの尿ハネについて特集を組んでいた。その番組によると、男性が排尿時に立ってする場合、大量の尿が、壁や床、...
鳥取といえば、松葉ガニ。だから、(トッ)トリ+カニで、「カニットリ」。わかりやすい。 鳥取県の観光名所、皆生(かいけ)温泉のPRキャラクターのカニットリくん。もともとは、みうらじゅん&安齋肇のユニット「勝手に観光協会」が、鳥取県のために「勝手に」考案してくれたキャラで、デザインは、安齋さんによるも...
介護の現場を支えるべく、近年様々なアイテムが登場している。そのひとつとして、愛らしい容姿で人々を癒す介護ロボットが注目されている。 ふわふわした毛に、くりくりした瞳。「いい子だね」と頭をなでると、こちらを向いて「キュウー」と鳴きながら寄ってきた。なんて愛くるしいんだろう。 アザラシ型ロボットの「パ...
今季のドラマが出揃った。数字の上では「相棒」(テレビ朝日系)、「下町ロケット」(TBS系)がリード中だが、見どころはほかにもある。ドラマ評論家などが徹底分析した。* * *テレビウォッチャーの吉田潮さんが「切り口にハッとした」と言うのは、夫婦や恋人と楽しめそうな「偽装の夫婦」(日本テレビ系・水...