織田家18代当主・織田信孝「『信長公記』を世界記憶遺産に」
週刊朝日信長に仕えた太田牛一がまとめた「信長公記(しんちょうこうき)」。現在、ユネスコの記憶遺産へ登録しようという動きがあるが、織田家18代当主・織田信孝(のぶたか)氏は、外国人がどう評価するか興味があるという。* * * 織田信長について書かれたものに必ずと言っていいほど、引用文献として出てくるのが...
信長に仕えた太田牛一がまとめた「信長公記(しんちょうこうき)」。現在、ユネスコの記憶遺産へ登録しようという動きがあるが、織田家18代当主・織田信孝(のぶたか)氏は、外国人がどう評価するか興味があるという。* * * 織田信長について書かれたものに必ずと言っていいほど、引用文献として出てくるのが...
家賃に生活費、介護の費用……東京で暮らす場合、こうした費用は地方よりはるかに高くなる。「下流老人」にならないためには、少しずつ「風呂敷をたたむ」準備をする必要があるようだ。 都心で暮らす人々が抱える大きな支出のひとつが、教育費。メーカー営業職の女性(53)は、力を込めて話す。「教育は、土地や株やお...
人口3億人超に対し137万人という膨大な人数の軍隊を抱える米国。志願制が建前だが、中間・低所得層を狙い撃ちにするリクルート活動に支えられている。 元陸軍兵オスカー・ロドリゲス(31)はニューヨーク市クイーンズ区のヒスパニック系移民や中間・貧困層が集中する界隈で生まれ育った。「知ってる? この国では...
1973年3月にヨーロッパ旅行に添乗したのが最初のお仕事。以来、42年以上にわたって添乗員を務める原好正さんは、これまでのべ2万人以上のお客さまを案内し、今も月に1~2回は海外に出かけている。「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー」グランプリ(国土交通大臣賞)と「観光関係功労者国土交通大臣表彰」を...
安保法制に関するニュースが連日報じられる中、9月11日に発売された『戦争と平和を見つめる絵本 わたしの「やめて」』は絵本としては異例のスピードで刊行された。 この絵本は、京都大学の学生と教員が結成した「自由と平和のための京大有志の会」が発表した「声明書」を、予備校講師の山岡信幸さんが小学生にもわか...
美輪明宏と瀬戸内寂聴。ともに80歳と93歳という高齢ながらも、常に世間からの注目を浴びる二人。そんな二人が揃って登場した「SONGS」(NHK総合 土曜23:30~)に漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏は、年に1回くらい恐る恐る見たいと賞賛する。* * * とっぷりと日の暮れた山中の...
『マイストーリー 私の物語』は、自費出版をめぐる小説だ。 物語の柱の一つ、女性作家と母親の物語は、林真理子さん自身の経験が下敷きになっている。6、7年前、母に「私も作家になりたかった。マリちゃんよりすごい作家になったかもしれない」と言われた。娘の成功を喜んでいるとばかり思っていた母が、90歳を超えて...
芥川賞受賞でベストセラーとなっている『火花』。発表直後から「傑作」だと感じていた作家でエッセイストの嵐山光三郎氏が、著者の又吉直樹氏にエールを送る。* * * べつに自慢しているわけではありませんが(じつは自慢している)又吉直樹『火花』が単行本化されたときにすぐ買い求め、会う人ごとに「これは傑...
今は結婚して家庭に入るのは、何も女性に限ったことではない。 まだ結婚すれば女性が家庭に入るという価値観が根付いていた1980年代後半から90年代初めのバブルの時代。女性が結婚相手男性に求める条件は「高身長」「高学歴」「高収入」――すなわち“3高”だった。 だが時代は移ろい、この3高は、男性が結婚相...
育児にちょっぴり「参加」して、自分の父親世代よりもイクメン度が超進化したつもりのイマドキパパ。 でもぶっちゃけ、生物全体で見ると、ヒト科のパパの育児貢献度&実力はどの程度? かなりレベル低そうですけど……。 イクメン道を修業中の身の武士である武士沢忠長氏が、認知行動科学研究者の長谷川寿一先生に聞き...
ノーベル賞物理学者の益川敏英(75)さんは、安保法制に関して異議を唱える。その理由は……。* * * 僕は戦争の記憶がある最後の年代だと思う。だからこそ、反対し、声を上げていかないといけない。 5歳だった1945年3月、名古屋市が空襲を受けた。自宅の屋根と2階を突き破り、土間にいた僕の目の前に...
安保関連法案が強行に採決されようとしている。この事態に、英エコノミスト誌の記者、デイビッド・マックニール(50)氏は、「政治的正当性がない」という。* * * 多くの外国特派員は、安全保障関連法案の審議や衆議院で強行採決されたことにとても驚いています。世論調査では、過半数がこの法案を支持してい...
今、原油安が世界中の金融関係者を震え上がらせている。国際的な原油取引の指標となるニューヨーク・WTI先物価格は、一時1バレル=37ドル台まで下落し、約6年半ぶりの安値をつけた。昨年6月後半、1=107ドルまで上昇していたので、原油暴落は世界的な恐慌の前触れではないかという説まで飛び交っているのだ。...
原油価格が暴落している。中国など新興国の景気減速で世界経済が新しい局面を迎えているからだ。原油安は日本にとってメリットが大きいが、金融緩和で円安を目指すアベノミクスの下では、国民は十分にそのメリットを享受できない。安倍政権の経済運営はジレンマに陥っている。 当然、政府・日銀も原油安に重大な関心を寄...
暮らし方のひとつとして「地方移住」が挙がるようになった。しかしそこで問題になのが、仕事だ。地方企業も、移住者に向けたさまざまな取り組みを行っている。 3700企業が利用する会員制転職サイトのビズリーチでは2014年度、地方企業の新規利用が前年度の3.46倍に増加した。地方企業による人材獲得競争は確...
紛争が続く中東やアジアから欧州に流れ込む大量の難民たち。彼らがめざす「夢の国」は、その理想を掲げ続けられるだろうか。 中東、アジアの紛争地から欧州を目指す人々の波は、もはや抑えることができない。波を決定的にしたのは、2011年に始まったシリア内戦だ。長期化する戦闘に、当初平和を待ち望んだ人が相次ぎ...
またか、という印象を持つ人も多いだろう。川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、80~90代の男女3人が相次いでベランダから転落死した問題だ。 昨年11~12月のいずれも未明に起こっており、指導・監督する川崎市は9月7日に開いた会見で、「3件が短期間に起きていて、非常に不自然」と説明。...
再び起きた高齢者施設での虐待に、相次ぐ謎の転落死。民間の参入で乱立する施設と慢性的な人手不足の悪影響は、従来“高額でサービスが手厚い”と思われていた有料老人ホームにまで及んでいる。 把握が難しい介護現場の闇。組織ぐるみで隠蔽しているケースでは、なおさら表に出にくい。私たちに家族や自分の身を守る術は...
官僚から三重県知事になった夫・鈴木英敬さんと五輪メダリストの妻・武田美保さん。 3歳になる元気な息子さんと、夫妻の朗らかな関西弁に迎えられた閑静な知事公舎でのインタビュー。夫の鈴木さんは、子どもがきっかけで年中無休男から“イクメン”に変身したという。――2011年4月、見事、夫は三重県知事に当選す...
この秋、コンビニエンスにある菓子売り場の一角が紫色に染まっている。近づいてみると、和風の色合いが雅な「紫いも」の限定商品がずらり。いずれも9月に新発売されたチョコレート菓子だ。その動きはコンビニだけではない。日本マクドナルドも昨年に引き続き、「マックシェイク 紫いも」を期間限定で販売している。数年...
「泣いたらすぐ抱っこすべき? それとも抱き癖がつく?」「授乳中の乳製品や甘いものはNGなの?」 育児中のちょっとした疑問や悩みは、スマホで検索して解決するというママが多数派の昨今。 でも、検索すればするほどいろいろな意見が出てきて、「一体どれを信じたらいいの!?」と、かえって悩んでしまうことも多いよ...
安保法制に関して、前NYタイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー(48)氏はこういう。* * * いま、日米両国をつなぐ人的パイプが極端に細くなっています。保守系のリチャード・アーミテージ元国務副長官やジョセフ・ナイ元国防次官補らが「ジャパン・ハンドラー」と呼ばれていますが、彼らは米国のすべ...
作家の赤川次郎(67)さんが、安保関連法案を強行に採決しようとする安倍政権に絶望しているという。* * * 東日本大震災が起きた際、しばらく原発は稼働しない方向に舵を切らざるを得ないだろうと思っていました。それがもう原発再稼働。オリンピックもある。大地震の起きる可能性が数億分の1でも、起きてし...
お堅い共産党が今、空前の“モテ期”だ。これまで政権与党を追及する花形は、野党第1党の役割だった。だが、防衛省・自衛隊などから内部告発が共産に相次ぐようになった。 9月2日、参院特別委員会。同党の仁比聡平参院議員が防衛省の内部文書を手に質問に立った。河野克俊統合幕僚長が昨年12月、米軍幹部と会談した...
8月末には国会を中心に各地で反対デモが起きた安保法制。作家の室井佑月氏は安保法制を約束した日米の関係に憤慨する。* * * 参院平和安全法制特別委員会。9月2日に共産党の仁比議員が質問に立ち、自衛隊制服組トップ・河野統合幕僚長が、去年の12月に訪米した際に、米軍幹部と会談した内容が記された防衛...
技術の進歩にともない、一層多様化してきたレトルトカレー。某日、編集部でご飯を炊き、レトルトカレー20種を食べ比べる「総選挙」を敢行した。風立ちぬ、いざ開票結果をお届けする。 総選挙のルールはこうだ。全国から500種類のレトルトカレーをそろえるネットショップ「地カレー家」の6月の売り上げトップ10に...
本誌の名物企画である「女子大生&男子学生表紙シリーズ」。今回は、お茶の水女子大学 生活科学部4年の井上真理子さん(24)。 撮影ロケでは、「私の撮影はいつですか?」「メイク時間は?」と矢継ぎ早の質問で、スタッフを慌てさせた井上さん。我が道を行くタイプと思ったら、「人に合わせるタイプ。友達からは、気...
『週刊朝日』の長友佐波子編集長が今を輝く女性にインタビューする「フロントランナー女子会」。今回は博多大丸代表取締役社長の柚木和代さんです。* * *長友:柚木さん、5月から博多大丸の社長になられたんですよね。私、福岡には転勤で3年いたんですよ。柚木:そうなんですか! じゃあ博多のことはよくご存じ...
ニッポン新体操が“悲願”を達成した。9月7日~13日にドイツ・シュツットガルトで開かれた、第34回世界新体操選手権大会。五輪出場枠がかかった今大会で、日本は個人・団体ともに五輪出場枠を獲得。さらに、団体種目別で銅メダル獲得という快挙も成し遂げた。この大会では実に40年ぶりのメダルだ。強豪国とはいえ...
先日、改名したことでも注目された、お笑いコンビ・野性爆弾の川島邦裕改め、くっきー(39)。彼の特技と言えば、その独特の芸風と突出した画力だ。これまで数々の芸能人を描いてきた彼が、今回一般の人のために筆を執ることとなった。 くっきーの似顔絵提供は、スキルを販売するアプリ「SKIMA」のリリースイベン...