キツイ、汚い…新幹線清掃を「奇跡の職場」に変えた人物
AERA仕事で良いパフォーマンスをするためには、モチベーションアップ、つまり社員の「やる気」が重要。上手くやる気を引き出すことで、劇的に変化した企業がある。 やる気は「仕組み化」で引き出すことができる。それを証明したのが、テッセイこと「JR東日本テクノハートTESSEI」だ。新幹線車両清掃の専門会社で、い...
仕事で良いパフォーマンスをするためには、モチベーションアップ、つまり社員の「やる気」が重要。上手くやる気を引き出すことで、劇的に変化した企業がある。 やる気は「仕組み化」で引き出すことができる。それを証明したのが、テッセイこと「JR東日本テクノハートTESSEI」だ。新幹線車両清掃の専門会社で、い...
4月30日、日経平均は前営業日の終値よりも538円も急落して取引を終えた。今年最大の下げ幅である。1万8千円を超えてからの上昇が急激だったので、その反動を懸念する声が以前から出ていたが、実際に急落すると脳裏に浮かんだのが2013年5月23日の光景だ。 日経平均は前日比1143円も急落し、その後もパ...
株価の本格上昇が始まってから約2年5カ月、ついに日経平均株価は終値で2万円台を回復した。4月末には今年最大の下落を記録したが、まだまだ上昇の余地はあると考える市場関係者は多い。企業業績が好調だからだ。 確度が高いかたちで、増配の可能性が高い銘柄を探し出していこう。配当性向と呼ばれる指標に注目してみ...
愛する家族が若くして認知症になったら、何ができるのか──。高知県で小児科医院の院長をしている石本浩市医師(63)には、50代で認知症を発症した妻がいる。石本夫妻は、ドキュメンタリー映画「妻の病─レビー小体型認知症─」(伊勢真一監督)で、認知症と向き合う二人の日常を包み隠さず明かしている。 妻・弥生...
4月27日に経済産業省が発表した電源別の発電コストの試算によると、原子力は30年時点で1キロワット時あたり10.1円以上。11年に出した前回試算の8.9円以上よりは増えたが、再生可能エネルギーや火力より安く、電源別では最安となった。 原発事故の事故処理や、周辺住民への賠償などの費用は9.1兆円。原...
原発問題の難しさは、最終的には廃棄物の処分問題に行きつく。これは原発を保有する世界各国共通の課題で、廃炉先進国のドイツも同じだ。 ドイツでは、過去に埋設した放射性廃棄物の対応に苦労している。ニーダーザクセン州にある旧岩塩鉱山のアッセでは、64年の閉山後に67年から78年まで旧西ドイツの放射性廃棄物...
4月から3本の新番組が決まり、計9本のレギュラー番組を持つマツコ・デラックス(42)。出演番組は「5時に夢中」(月曜・TOKYOMX)、「月曜から夜ふかし」(月曜・日本テレビ系)、「マツコの知らない世界」(火曜・TBS系)、「マツコ&有吉の怒り新党」(水曜・テレビ朝日系)、「ホンマでっか?TV」(...
子どもの就職活動に、親の出る幕はなし…かと思いきや、人生の先輩として役に立てることもある。就活にいきづまった時に親のアシストで状況を打開した、大手消費財メーカー入社の母娘の体験談を聞いた。 友人の娘の就職活動について聞いたとき、母(61)は真っ先に思った。「自分の出る幕じゃないな」 ウェブで何十社...
医療の進歩で、がんを克服する患者は増えている。しかし卵巣や精巣は、抗がん剤や放射線治療の悪影響を受けやすく、若年患者の、子どもを授かる力(妊孕性[にんようせい])が失われることもある。妊孕性を温存するため、卵子や精子の凍結保存という治療法がある。 埼玉県在住の主婦、田中咲さん(仮名・36歳)は20...
卵子や精子の凍結保存により、近年、がん患者にも子どもを授かる確率が高くなっている。がん患者の妊孕性(にんようせい)を保持するうえで、課題となることは何か。NPO法人「日本がん・生殖医療研究会」理事長でもある聖マリアンナ医科大学病院産婦人科診療部長の鈴木直医師に聞いた。 がん医療も生殖医療も、ここ1...
増えるミドル・シニア社員の活用は企業の最大の課題だ。ポストが限られる中、どうすればいきいきと働けるのだろうか。 組織の中に長年いれば、ポストオフ(役職離脱)やキャリアダウンはありうる話だ。しかし、突然の異動にも腐ることなく、気持ちを立て直す自信のある人は、はたしてどれくらいいるだろうか。 総務省統...
本誌はNHKが4月中旬、職員向けに作製した籾井勝人会長のメッセージを入手した。<大きな一歩を踏み出すために>と題し、籾井会長が職員に語りかけているものだ。 私用のゴルフで使ったハイヤー代金をNHKに立て替えさせたことを「公私混同」と指摘された籾井氏だが、動画では潔白を主張。「皆様がもしかして誤解を...
テレビが危ない。放送の許認可権を持つ政権与党が、NHK、テレビ朝日の幹部を自民党本部に呼びつけ、報道の自由を守るための放送法をも「圧力」にして恫喝をはじめた。「数の力」で国会の次にメディアを支配しようとする安倍政権。迎え撃つ知恵を探った。「クローズアップ現代」の“やらせ疑惑”の最終報告があった28...
もうすぐ蚊の季節。昨年、蚊が媒介して広がる「デング熱」の国内感染が69年ぶりに確認され、大騒ぎになったのは記憶に新しい。ただし、海外から持ち込まれたウイルスによる感染症は、ほかにもある。ゴールデンウィークに外国を訪ねていたら、要注意です。 今、専門家が警戒を強めているのが「チクングニア熱」だ。これ...
顧客の思いにこたえて、食材も演出もこだわりぬく。パーティー会場に料理を届けるケータリングが進化している。 東京都内のギャラリーの壁をびっしり埋めるのは、作品ではなく料理。手作りパテやプルーンの赤ワイン煮などを串に刺し、発泡スチロールを芯にした手作りの額の中に刺してあるのだ。 こんな演出を手がけたの...
どうしたら選手たちがやる気を出し、自分で考えて動くようになるのか。箱根駅伝で大金星を挙げた青山学院大学では、こんな方法を実践していた。 今年の箱根駅伝で初優勝した青山学院大学。監督の原晋(すすむ)さん(48)は、その名も「ワクワク大作戦」を指導に取り入れる。 優勝候補に挙げられたことで過度な緊張感...
巷では“第三次ブーム”とも呼ばれ、今や子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる世代を超えたホビーとなったミニ四駆。その魅力のひとつとしてあげられるのが、自分の愛車としてマシンをカスタマイズできることだ。 都心のミニ四駆の聖地として知られる「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」の地下1階にあるミニ四...
日本各地の方言による創作絵本『ほんとのかあちゃん』が、なぜか海外でウケている。米国や英国などから注文があり、ホームページのアクセス件数もアップ。「何で!?」と思わずにはいられない。地元の人でないと理解できない、地方の、しかも高齢者しか話さないディープな言葉で書かれた方言絵本を、いったい誰が買うの...
詩人、エッセイストの佐々木桂さんが、日本津々浦々に残る田園風景とその米を紹介する本誌連載「美し国、旨し米」。第一回目はお米の意外な事実を紹介する。* * * あるバラエティ番組で、世界で最もお米を食べる国はどこ?日本は何位?といった企画をやっていた。結果は7位。その番組ではさらに、パンとお米の...
動物写真家の岩合光昭さんの世界の猫を訪ねる旅をお送りする。今回は、クロアチア・ドブロブニクの猫。* * * 寄り添い、日向ぼっこをする犬猫コンビ。趣味の合致は、種をも超える……!? クロアチア最南端の街ドブロブニクは、13世紀以降、地中海交易の拠点として栄えた。1979年、世界遺産に登録された...
年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。 人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。 元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間30...
おなじみとなったタイ・フェスティバルが今年もやってくる。5月16日(土)と17日(日)の2日間、東京の代々木公園を舞台に盛大に催されるのだ。 東京のほか、大阪では5月23日(土)と24日(日)に、名古屋では6月20日(土)、21日(日)にそれぞれ開催される。東京は昨年35万人が入場したが、今年は4...
日本人の平均寿命は年々延び、男女ともに80歳を超え、いまや世界一の長寿国になりました。一方、健康体で生活を送れる「健康寿命」は男性で71.19歳、女性は74.21歳。男性は晩年の9年以上、女性では12年余りの期間、病気やけがで日常生活に支障が生じているという実態が浮かび上がります(図表1)。平均寿...
日本人の死亡原因でトップを占めているのは「がん」。乳がんなど一部を除き、ほとんどのがんは加齢とともに発症者数が増えていく「高齢病」といえます。とはいえ、高齢で見つかるがんは進行がゆっくりでおとなしいものも少なくありません。典型的な例が前立腺がんで、手術や放射線といった積極的な治療をしなくても、経過...
2015年3月、大阪―札幌間を走るJR西日本の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」が老朽化により、最後の運行を迎えた。4月から臨時列車として運行されている、上野―札幌間を結ぶJR東日本の寝台特急「北斗星」も、8月の運行を最後に廃止が決まっている。 上野―札幌間を走る臨時寝台特急「カシオペア」に...
大型連休中から箱根山の火山活動が活発化している。観光地として有名な箱根山だが、かつては大規模な噴火も起こしていた。「規制がかかっているのは全体の面積の0.3%。ごく一部であることを理解してほしい」 5月7日、箱根山の火山活動について対応を協議した神奈川県箱根町と箱根温泉旅館協同組合は、記者会見を開...
普天間飛行場の辺野古移設問題で安倍政権と沖縄県民が激しく対立しているが、そもそも沖縄にいる米海兵隊の戦力的な抑止力が怪しいことをご存じか。(編集部・野嶋剛) 激しい議論を聞いていて、ふとわからなくなることがある。いったい何の話をしているのだろうか、と。 米軍普天間飛行場の辺野古移設問題は、こじれにこ...
アエラにて好評連載中の「ニッポンの課長」。 現場を駆けずりまわって、マネジメントもやる。部下と上司の間に立って、仕事をやりとげる。それが「課長」だ。 あの企業の課長はどんな現場で、何に取り組んでいるのか。彼らの現場を取材をした。 今回はPSソリューションズ(ソフトバンクグループ)の「ニッポンの課長...
元大学教授という経験を生かして地元の高校生を難関大や医学科に合格させる凄腕の塾講師がいる。神奈川県葉山町で自宅の一室を使い、少人数塾の「湘南葉山塾」を営む小田健司さん(78)だ。 日本の理系大学の最高峰である東京工業大学の教職を約40年間務め、定年を機に神奈川県鎌倉市で大学受験のための数学と物理の...
大好きな「三国志」のその後はどうなったのだろうか……。そんな疑問を独学で研究した東京都狛江市の元会社員、内田重久さん(81)は、75歳のときに「一発勝負してみよう」と歴史小説『それからの三国志』(文芸社)を自費出版した。単行本と上下2巻の文庫あわせて累計17万部の大ヒットとなった。 内田さんは60...