「イケダン」になるまでのあと「30点」に苦しむ夫
AERA18歳未満の子を持つ世帯の母親の6割以上が働く今、育児に積極的に参画する「イクメン」は完全に市民権を得た。2009年にはファッション誌「VERY」が、仕事をバリバリこなしながらも家庭をおろそかにせず、妻や子どもを大切にする夫を「イケダン(イケてるダンナ)」ともてはやした。 13年に「ぐるなび」が...
18歳未満の子を持つ世帯の母親の6割以上が働く今、育児に積極的に参画する「イクメン」は完全に市民権を得た。2009年にはファッション誌「VERY」が、仕事をバリバリこなしながらも家庭をおろそかにせず、妻や子どもを大切にする夫を「イケダン(イケてるダンナ)」ともてはやした。 13年に「ぐるなび」が...
性的マイノリティへの理解が広がりつつある。東京都渋谷区は今年3月末、区議会本会議で、同性カップルを結婚に当たる関係として認める「パートナー証明書」を発行することを決定した。早ければ、今年10月にも証明書が発行される見通しだ。 「パートナー証明書」を持つ同性カップルには、マンションやアパートなどの不...
「屋上緑化庭園」のある施設が、いま新たな都心のお出かけスポットとして話題になっている。たかが屋上と侮ることなかれ。最近では、個性的な作りの屋上庭園が数多く点在しているのだ。今回は買い物のひと休みはもちろん、家族連れからカップルまで、幅広く楽しめる屋上緑化庭園をご紹介しよう。 まず、おススメしたいの...
5月22日(金)。この日は国際生物多様性の日である。この日、大崎駅からほど近いソニーのオフィスビルの裏にある緑地で、総勢50名ほどの老若男女が7〜8名のグループに分かれ、しゃがんだり、見上げたりしながらわいわいと盛り上がっていた。実はこれ、ソニーと明電舎による社員向け合同の自然観察会である。各グル...
最も有名なゆるキャラのひとつ「ふなっしー」が、千葉県船橋市非公認キャラであることはよく知られている。そんな船橋市の公認キャラが、「ふなばし産品ブランド」をPRする、「目利き番頭 船えもん」である。 誕生は2012年6月。「よく言われるんです、ふなっしーに対抗して作ったんですか?と」 船橋市商工振興...
山梨県の勝沼地方で作られる甲州ブドウは、日本固有の品種だ。由来は、コーカサス地方原産のブドウ。シルクロードを経て、奈良から平安時代の間に日本へ伝わったと言われる。日本最初のワインも、このブドウを使って造られた。 丸藤葡萄酒工業の代表取締役社長の大村春夫さんは、日本のワイン発祥の地である勝沼で40年...
耳を澄ませば、聞こえる言葉は中国語、広東語、英語、韓国語、タイ語、フランス語……。これが現在の東京都心部や大阪中心部で目の当たりにする光景だ。昨年、日本は約1300万人の訪日外国人客を受け入れた。観光庁は東京オリンピックが開催される2020年までに、2000万人の訪日客達成を目指している。そう、こ...
現代日本ほど、おもしろく、自由で変化に富んだ左手の音楽を生み出している国はない。欧州の専門家も評価する状況を生んだのは小さな募金だった。 今年の2月20日、東京オペラシティコンサートホールではピアニストの舘野泉を中心とする「奇跡の左手」コンサートと「舘野泉左手の文庫募金」への寄付を呼びかける記者会...
開幕以来、海外勢に3連勝された今シーズンの男子ゴルフツアー。なぜ国内勢は勝てないのか。その敗因をプロゴルファーの丸山茂樹氏が分析する。* * * 今シーズンの国内男子メジャー第1戦となった日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯(5月14~17日、埼玉・太平洋クラブ江南)で、テレビのお仕事をさ...
いつまでも美しくありたいと思うのは女性の常。そんな願いを、iPS細胞から叶えようとする女性がいる。 昨年10月、化粧品メーカー、コーセーの中西美樹(40)は、世界の大舞台に立っていた。 フランス・パリで開かれた「国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)」世界大会。この化粧品業界最高峰の学会で、ざっと千...
出版不況をものともせず、コアな読者の熱い支持を得て、書店の片隅をひそかに彩っているジャンルがある。官能小説、いわゆる“エロ小説”といわれる分野だ。官能小説研究の第一人者である永田守弘氏は、著書『日本の官能小説――性表現はどう深化したか』(朝日新書)の中で、そんな官能小説の変遷を解説している。 19...
オリンピックを来年に控えるリオにとって、治安の改善は火急の課題だ。暴力や犯罪が蔓延していたスラムから、新しい取り組みが始まった。 ブラジル・リオデジャネイロで、4年ぶりに訪ねたファベーラ・サンタマルタ。迷路のような路地を歩くと、以前は見ることのなかった人たちの姿に何度も出会うのに驚かされた。カメラ...
女性だけの棋戦に臨む女流棋士が注目されている。若手で活躍する、強く美しい精鋭を紹介する。 女流棋士は、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属やフリーも含め、計56人。切磋琢磨の中で今、若手がめきめきと力をつけ、牽引役となっている。 男性が中心の将棋界で、歴史が浅い女性は、実力も男性に比...
着実に勝利を掴んでいる横浜DeNAベイスターズ。そこには、選手の成長と中畑清監督の決断がうまくかみ合っていると東尾修元監督は解説する。* * * DeNAが順調に白星を重ねている。開幕から50試合近くが経過した。ここまでくれば、ある程度の実力がついてきていると自信に変えていい。4月までは「春の...
祭神・徳川家康の400回忌を記念して、日光東照宮(栃木県日光市)で「400年式年大祭」が行われた。 3日間にわたる大祭の最終日を飾ったのは、日光市内11町の伝統ある花家体(やたい)。栃木県の県花・ヤシオツツジの造花に彩られた花家体が一斉に繰り出し、表門の前でお囃子を奉納した。 日光東照宮では10月...
スマートフォンにノートパソコン……デジタル機器の普及で、いつでもどこでも人とつながることができる。そんな時代に、あえて「脱デジタル滞在」の宿泊プランを提供する宿がある。デジタル機器を完全にシャットアウトした滞在で見えてきたものとは!? デジタル機器から離れ、視覚以外の五感を改めて意識する――そんな...
歌舞伎俳優の片岡愛之助(43)と女優の藤原紀香(43)との熱愛が、5月28日発売の「女性セブン」で報じられた。愛之助は2年前から交際しているタレントの熊切あさ美(34)とは周囲には「別れた」と報告しているというが、一方の熊切は「私は彼を信じています……」と、あくまで帰りを待ち続ける婚約者の状況で、...
デジタルツールがあふれる今、それでも手書きにこだわって仕事をする人々がいる。そのひとりである作家の林真理子さんの仕事から、手書きの魅力を探った。 隣室からペンと紙がこすれる音が漏れてくる。ペン先をせわしなく動かし、特注の原稿用紙のマス目を文字で埋めているのだろう。そんな想像をしながら待っていると、...
本来、名刺交換だけで人脈を築くことは難しい。だが、人と人をつなげる、不思議な力を持つ名刺があるという。 下町の風情が残る東京・東銀座の裏路地に、知る人ぞ知る名刺を作る印刷所がある。「中村活字」は、今年で創業105年を迎える活版印刷の老舗だ。5代目主人の中村明久(66)は言う。「新聞社や広告会社が密...
100枚目のシングル「100の願い」を5月20日にリリースした歌手の郷ひろみ(59)が、全50公演に及ぶコンサートツアー、『Hiromi Go Concert Tour 2015 THE GOLD』を27日からスタートさせた。 10月18日で「還暦」という節目も迎える今年は、郷にとっても特別な「ビ...
ベテラン漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよ(いま・いくよ、本名・里谷正子=さとや・まさこ)さんが28日午後5時58分、大阪府内の病院で亡くなった。67歳。京都府出身。昨年9月に胃がんが見つかり、闘病しながらステージに立ってきた。くるよがいくよさんの闘病生活を献身的にサポートするなど、コンビの...
動物写真家の岩合光昭さんの世界の猫を訪ねる旅をお送りする。今回は、エジプト・エレファンティネ島の猫。* * * ボートに乗る少年と子猫。母なるナイル川で小さなトリオの冒険が始まる。 エジプトの南部、英国の作家アガサ・クリスティが書いた推理小説『ナイルに死す』の舞台となったアスワンから、ファルー...
漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏は、フジテレビ系情報番組「グッディ!」安藤優子キャスターの「真顔」に注目する。* * *「打倒!ミヤネ屋で安藤優子起用」と鳴り物入りで始まったフジテレビの「直撃LIVEグッディ!」が、ついに視聴率1%台に……。 でも、みんな知ってたよね。「打倒!ミヤ...
とにかくよく笑う。 撮影中に自身の写真を見て笑い転げ、つられてスタッフからも笑い声が上がると、「みんなが笑ってくれて、良かった」というのは相武紗季さんだ。 そんな明るい素顔とは異なる、癖のある役が最近増えた。 朝ドラ「マッサン」では、ヒロインにイジワルをする役が受け、「硝子の葦」では、初めてのベッ...
気象庁は5月29日、鹿児島県の口永良部島で同日午前9時59分に爆発的な噴火が発生し、火砕流が海岸まで到達したと発表した。これにともない噴火警戒レベルを3(入山規制)から5(避難)に引き上げた。 これを受けて、屋久島町は午前10時15分に全島に島外への避難指示を出した。
戦後70年の節目の今、日本を束ねる安倍晋三首相。法律家としての経歴を持ち、政治でも大役を経験している高村正彦自民党副総裁、横路孝弘元衆院議長、江田五月元参院議長は、今の政治をどう見ているのだろうか。* * *司会・星浩朝日新聞特別編集委員:早速ですが、今の政治についてのご意見をうかがいたい。今...
高村正彦自民党副総裁、神崎武法元公明党代表、横路孝弘元衆院議長、江田五月元参院議長──。一見、接点のない大物政治家4人には、実は第20期の司法修習生という意外な共通点があった。戦後70年の節目の年。“法のプロ”である4人の目には、憲法をめぐる永田町の議論はどう映るのか。激論が戦わされた。司会は星浩...
集団的自衛権行使を認める武力行使の「新3要件」についてジャーナリストの田原総一朗氏は、急がずじっくり話し合うべきだという。* * * 5月20日に、集団的自衛権の行使をめぐって、安倍晋三首相と、民主党の岡田克也代表など野党3党首による党首討論が行われた。 岡田代表は、まず政府が閣議決定をした「...
作家の室井佑月氏は、グローバル化が進むにつれ日本の貧困は拡大し、暗い未来が待っているとこう危惧する。* * * 夏休みはどこにも行かないと決めた。これから子どもの教育費にいくらかかるかわからない。子どもの教育費は削りたくないので、削るなら行楽費だ。 子どものいない友人も、どこへも行かないみたい...
詐欺グループの使えるものは、なんでも利用してやろうという習性なのか――「やっぱり」というか、「ついに」北陸新幹線による「上京型」特殊詐欺の被害が確認された。 石川県羽咋市内に住む70代の男性が、長男と名乗る男から「投資に失敗したので、新幹線に乗って東京まで金を届けてほしい」といわれて上京したところ...