社会に「恩送り」 産まなかった人の新たな選択肢
AERA次世代や社会のためにできることは何なのか。自分の子どもを育てなくとも、それを実践している人たちがいる。 客室乗務員(CA)時代に学んだおもてなしやマナーを生かし、英語研修を行う「オフィスグレース」を立ち上げた、荒井弥栄(やえ)さん(48)は、こんなふうに感じている。「子育てをしなくても、それを社会...
次世代や社会のためにできることは何なのか。自分の子どもを育てなくとも、それを実践している人たちがいる。 客室乗務員(CA)時代に学んだおもてなしやマナーを生かし、英語研修を行う「オフィスグレース」を立ち上げた、荒井弥栄(やえ)さん(48)は、こんなふうに感じている。「子育てをしなくても、それを社会...
『週刊朝日』の長友佐波子編集長が今を輝く女性にインタビューする「フロントランナー女子会」。今回はリンク・セオリー・ジャパンCo-COO(共同最高執行責任者)などを務めながら、今年1月にファーストリテイリンググループ執行役員となった原洋子(はら・ようこ)さんです。* * *長友:役員になってのミッ...
『週刊朝日』の長友佐波子編集長が今を輝く女性にインタビューする「フロントランナー女子会」。今回はNY発の人気ブランド、セオリーを日本で展開するリンク・セオリー・ジャパンでCo-COO(共同最高執行責任者)を務めながら、ユニクロなどを運営するファーストリテイリンググループ執行役員となった原洋子(はら・...
『P.S.元気です、俊平』や『東京ラブストーリー』など多数の代表作があり、「恋愛の教祖」と言われた漫画家・柴門ふみさん。作家・林真理子さんとの対談で最近の女性の恋愛事情について語った。* * * 林:恋愛とか生活に対する考え方に、傾向みたいなものはある?柴門:今のアラサーは、50歳ぐらいで独身で...
週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。 最終回は、ワーナーの...
トイレトレーニング。それは、文字通り、子どもがトイレで排せつできるようになるためのトレーニングである。暖かくなってきたことから、取り組み始めたパパ、ママもいるだろう。しかし、やればやるほど、子どもがトイレを嫌がったり、タイミングを逃してもらしたりして、イライラ、カリカリしてはいないだろうか。そんな...
待機児童問題の解決のため保育所の整備が急がれるなか、その建設をめぐって近隣トラブルは増えている。 ここ数年でも、品川区やさいたま市、福岡市で保育所の開園が中止になった。練馬区では認可保育所をめぐって2012年夏、「平穏に生活する権利を侵害された」として住民が事業者を提訴したケースもあった。 今年3...
最近は介護の現場で「食べる力」に注目する動きが強まっている。その背景には厚生労働省が昨年4月、胃ろうを外せる患者を増やそうと診療報酬を改定したことがある。 こんなデータがある。一般財団法人「医療経済研究機構」(東京都港区)が12年度、全国約7700の病院と施設を対象に実施した調査によると、胃ろうを...
おなかに開けた穴から栄養を入れて体力を回復させる「胃ろう」をつけている人は受けられる介護サービスの範囲が限られる場合があり、家族にかかる負担も大きい。 介護保険法改正で、12年4月から一定の研修を受けた介護職員は痰の吸引や経管栄養の投与ができるようになったが、研修を受けないと禁じられている。このた...
日経平均株価は4月10日、ITバブル以来15年ぶりに一時2万円を付けた。日本銀行による異次元の量的緩和で日本経済はバブルが起きているのではないかとの議論さえ起きている。そんななか、注目を集めているのがドル建てで1トロイオンス=1200ドル台の「金」だ。 いま、欧米の投資家は利上げを見通して金を売っ...
多くのエコノミストが今年は株価が2万円を超えて上昇していくと予測する中、株式投資に躍起になっている人が多いと思いきや、そうでもないようだ。「金」投資を考え始めている投資家が増えているという。 なぜいま金を持つべきなのか。まずは、日本経済に対するリスクヘッジだ。 ICBCスタンダードバンク東京支店長...
スポーツで培った「底力」が魅力なのか、部の人脈に対する期待なのか――。体育会学生に対する企業のニーズは高い。体育会ならではの現場で活きる能力が評価されているようだ。 体育会学生向けの就職支援や企業の採用コンサルティングを行う「アスリートプランニング」によると、体育会学生は全学生の約8%、4万~5万...
本誌連載「おすすめアプリ生活」で今回、ライターの小幡恵が推薦するのは、「Google翻訳」。辞書にはない、スマートフォンならではの機能が特にお勧めだ。* * * ドラえもんの「ほんやくコンニャク」に迫ったとさえ言われるのがこの翻訳アプリだ。対応言語はなんと90。 まず手始めに「原文の言語」を日...
頭脳明晰で美しい。東大卒美人が注目されている。ダブルの強みをもつ彼女たちには、実は葛藤もあったようだ。 すらりとした長身でモデルのようにスーツを着こなし、愛らしい笑顔の山口真由さん(31)は、こう話す。「“才色兼備”という言葉が大嫌いでした」 女性は頭がいいうえに美しいと、ひときわ注目され、もては...
認知症予備軍とされる軽度認知障害(MCI)は治るのか。早期治療実体験ルポを続ける「ボケてたまるか!」の筆者・山本朋史記者にNHK特番(放送は総合テレビ27日夜10時)から出演依頼がきた。まだ回復途上だが、治療の一環と引き受けたという。そのようすを記者自身がレポートする。* * * NHKが認知...
軽度認知障害(MCI)の早期治療実体験ルポ「ボケてたまるか!」の筆者・山本朋史記者。NHKの特番(総合テレビ27日夜10時)に出演する。冷や汗の連続だったという収録のようすを振り返る。(※前編はこちら)* * * メイクをされて1時間ほどすると放送センター4階の打ち合わせ室と同じ階のスタジオで...
少子高齢化が進む中、次世代を産み育てることを礼賛する空気が日本中に充満している。安倍政権は、成長戦略の一つとして「輝く女性政策」を掲げ、子育てと仕事の両立を後押しし、企業もワーキングマザーの活躍推進や女性の管理職登用に躍起だ。アエラをはじめメディアも、そういう女性たちを積極的に取り上げてきた。 も...
“既得権益の象徴”として叩かれたJA全中の萬歳(ばんざい)章会長(69)。9日に電撃的に辞意を表明し、8月で退任する。だが、萬歳会長は本当に“悪の親玉”なのか。米国の影が透けて見える規制改革に抵抗し、体を張って何を守ろうとしたのか。本誌に語った。――9日に開かれたJA全中(全国農業協同組合中央会)理...
9日に開かれたJA全中(全国農業協同組合中央会)理事会で、萬歳(ばんざい)章会長が、任期途中での退任を表明した。「農協の解体と組織内部の分断」を目的とした農協法の改正案が閣議決定したことで、責任を果たすためだ。しかし、萬歳会長は政治家に対する今後の不安を述べる。――かつては農協の最大の理解者だった...
横浜市立中学校の元校長が1万2000人以上を超える女性を買春し、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノの製造)容疑で逮捕された。作家の嵐山光三郎氏は、この元校長についてこういう。* * * 64歳の元中学校長が26年間でフィリピン女性1万2000人の買春をして神奈川県警に逮捕された。日刊ス...
14日、福井地裁は関西電力高浜原発3、4号機の再稼働を認めないとの決定をした。しかし、ジャーナリストの田原総一朗氏はその判断に疑問を呈する。* * * 関西電力高浜原発3、4号機の安全対策が不十分だとして福井、京都、大阪、兵庫の住民9人が再稼働差し止めを申し立てた仮処分で、福井地裁の樋口英明裁...
子なし共働き夫婦を意味する「DINKS」。かつて金銭的余裕がある夫婦として憧れの存在だったが、それも今となっては過去の話。変化の背景には一体何があるのか。 約四半世紀前、女性週刊誌やファッション誌で新しい夫婦像として「DINKS」という流行語が躍った。ダブルインカム・ノーキッズの略で、子どもがいな...
看護を学び、看護師資格の取得をめざす看護系学部は全国で急激に増え続けている。今春だけでも鳥取看護大が新設され、松蔭大、神奈川工科大、新潟青陵大、日本福祉大、同志社女子大などが看護学部を新設するなど、看護系の新設は15大学に及んだ。 1991年度以後の看護系大学の数と定員数の推移は、きれいな右肩上が...
累計6100万部超という驚異の部数を売り上げた、国民的少女コミック「花より男子(だんご)」。井上真央、松本潤主演のドラマや映画も話題になった伝説の作品だが、その新シリーズ「花のち晴れ~花男Next Season~」が2月に始まった。 掲載されるのは、少女漫画誌ではなく、漫画雑誌アプリ「少年ジャンプ...
漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏は、フジテレビ系で放映中のドラマ「心がポキッとね」出演で話題の山口智子に、時代の変化を感じるという。* * *「病んでるオトナ4人を中心にくり広げられるラブコメディー」というドラマ「心がポキッとね」。「心がポキッと折れたら、裏番組の『Dr.倫太郎』(...
どうやら、彼らは結婚について“諦めの境地”に達しているようだ。「結婚? 自分とは関係のない世界の話ですよ。人と関わることが苦手だからヲタクやってんですよ。他人と同居する結婚なんてとても考えられない。自分とは関係のない異世界の話ですね」 こう話すのは東京都内で大学非常勤講師をするAさん<仮名・45歳...
「ランチパスポート」の熱が冷めやらない。高知県から始まった“ランパス熱”は、今やほぼすべての都道府県を網羅する勢いだ。だが、利用するうえでは気を付ける点もある。 ランチ限定のクーポンを集めたクーポン誌「ランチパスポート」はもともと高知県が発祥だ。ランチ限定でその地域のさまざまな店舗のクーポンが掲載...
どうすれば小泉今日子のように、齢とともに魅力を増していけるのか―― その秘密を知ることは、現代を生きる私たちにとって大きな意味があるはず。 日本文学研究者である助川幸逸郎氏が、現代社会における“小泉今日子”の存在を分析し、今の時代を生きる我々がいかにして“小泉今日子”的に生きるべきかを考察する。*...
どうすれば小泉今日子のように、齢とともに魅力を増していけるのか―― その秘密を知ることは、現代を生きる私たちにとって大きな意味があるはず。 日本文学研究者である助川幸逸郎氏が、現代社会における“小泉今日子”の存在を分析し、今の時代を生きる我々がいかにして“小泉今日子”的に生きるべきかを考察する。※...
どうすれば小泉今日子のように、齢とともに魅力を増していけるのか―― その秘密を知ることは、現代を生きる私たちにとって大きな意味があるはず。 日本文学研究者である助川幸逸郎氏が、現代社会における“小泉今日子”の存在を分析し、今の時代を生きる我々がいかにして“小泉今日子”的に生きるべきかを考察する。※...