ピケティも批判! アメリカのCEOが巨万の富を稼ぐカラクリ
dot.世界で今最も注目を集める経済書、『21世紀の資本』(みすず書房)。著者のトマ・ピケティは、膨大なデータをもとに格差の構造を分析している。その格差を最も広げているのが、アメリカだ。 1980年代以降、超高額の報酬を得る“スーパーCEO”が登場し、アメリカの労働所得の不均衡は、ヨーロッパや日本などと比...
世界で今最も注目を集める経済書、『21世紀の資本』(みすず書房)。著者のトマ・ピケティは、膨大なデータをもとに格差の構造を分析している。その格差を最も広げているのが、アメリカだ。 1980年代以降、超高額の報酬を得る“スーパーCEO”が登場し、アメリカの労働所得の不均衡は、ヨーロッパや日本などと比...
世界的に見ても、労働時間が長い国とされる日本。生活の中心を仕事に置く日本の家族観は、外国人の目には異様に映る。それは、家族関係にも大きな影響を与えているのだ。国際比較できる数値を中心に、違いを見ていこう。 日本女子大学の永井暁子准教授(家族社会学)らが、日本とフランス、アメリカ、韓国の4カ国で、家...
不調が続くタイガー・ウッズについてプロゴルファーの丸山茂樹氏はこう分析する。* * * また惜しかったですね! 松山英樹(22)がフェニックス・オープン(1月29日~2月1日、米アリゾナ州・TPCスコッツデール)で、優勝したブルックス・ケプカ(米国)に1打差の2位。同じく1打差で3位だった3週...
私だって、本当は活躍できたのに…。挫折した母の夢の肩代わりが娘たちを生きづらくしている。 42歳で、20年勤めたサービス会社を辞めた時、栞(しおり)さん(50)は、心の中で自分に「よく頑張った」と敬礼したのを覚えている。 二つの意味合いがあった。長年のハードワークを耐え抜いたこと。そして、絶対辞め...
奇抜な風貌で、愛と平和を奏でた伝説のロックンローラー忌野清志郎が亡くなってもうすぐ6年。生前、親交のあったシンガー・ソングライターの矢野顕子さんは、がんの再発直前、一緒に仕事をする約束をしていたという。* * * 最初に彼に会ったのは1982年、「ヘンタイよいこバンド」のメンバーとしてです。彼...
坂本龍一や泉谷しげるら、さまざまなミュージシャンとのコラボや楽曲提供で、後続に大きな影響を与えた、今は亡きロックスター・忌野清志郎。クリエイティブディレクターの箭内道彦氏も、託されたものがあるという。* * * 最初に清志郎さんに会ったのは僕が博報堂を辞めてフリーになった後の2004年ごろ。タ...
週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。 今回は、ラソックスを...
火事や地震が起きたら、「6歳から一緒に過ごした等身大ピカチュウのぬいぐるみだけは、絶対に持って避難する」と、公言するほどのピカチュウ大好き女性記者(24)が、大人気ポケモンカフェ「Pokemon cafe ΩRuby & αSapphire」に2月とある平日に潜入してみた! 渋谷パルコパート1・7...
「地球ゴマ」というおもちゃをご存じだろうか。ジャイロ効果を利用して、どのような角度になっても回転軸を保ったまま回り続ける科学玩具だ。発売されたのは1921年。以来、今年で実に94年になるが、その間たびたびブームを巻き起こし、1960~70年代には年間30万個もの売り上げを記録した商品として、そして...
バレンタインと言えば、女性が好きな男性にチョコレートを贈る、ドキドキのイベント…なんていうのは、今は昔。社交辞令的な義理チョコに友達にあげる「友チョコ」、頑張っている自分のための「ご褒美チョコ」と、もはやバレンタインはときめくイベントではなくなりつつある。その一方で、最近の女子は別の方法でときめき...
売り上げ1兆円超えの格安スマホ。「小米」の生みの親は改革開放の申し子で、アップル、サムスン打倒を目指す。「太土豪了、小米(土豪すぎるぜ、シャオミー)」 最近、中国のメディアでこんな見出しが躍った。「土豪」とは最近の中国の流行語で「成り金」のことを意味するが、中国ナンバーワンのスマートフォンメーカー...
同棲相手の男性、平田勇二さん(48)を包丁でメッタ刺しにした上で、金属バットで殴り、殺害。 警視庁に2月2日、逮捕された東京・銀座の高級クラブの元ホステス、菊池あずは容疑者(28)には知られざる素顔があった。座って4万円以上する高級クラブ「A」の責任者はこう話す。「2人が出会ったのはうちの店です。...
今年は新課程の大学入試1年目。浪人生は減少し、少子化が進む中で大学の受験生獲得競争は熾烈を極めている。入試改革や、学部や学科の新設、キャンパス移転など、あの手この手で受験生へのアピールを進める。その効果は出ているのか。動向を探った。 2月4日に国公立大の出願が締め切られた。新課程入試初年度の志願状...
こたつに、リビング、お惣菜がいっぱいの冷蔵庫…。まるで実家を思わせるような居心地のよさ。“愛社員”精神あふれる職場が、若者たちをひきつける。 スマホアプリを開発するITベンチャーのエウレカ(東京都渋谷区)。従業員の平均年齢は27歳。60人もの若者たちが無言でディスプレーに向かうオフィスの冷蔵庫には...
最悪の結果を迎えたイスラム国による邦人人質事件。イスラム国に対し恐怖を覚える事件だが、そう口にできない風潮、そしてそれを生み出した安倍首相とメディアに作家の室井佑月氏は疑問を呈する。* * * イスラム国に捕らえられていた湯川遥菜さんも後藤健二さんも殺害されてしまった。二人に対し、「死ね」とい...
年商10兆円超の一大流通サービスグループ、セブン&アイ・ホールディングスが発足して今年で10年。強い組織づくりで大切なのは「世の中の変化に対応する」ことだと、鈴木敏文会長は話す。成長し続ける組織を率いるリーダーの心得とは?――組織がベクトルを合わせることは容易ではありません。鈴木会長:口幅ったいで...
昨年1月3日に亡くなったタレントのやしきたかじん氏(享年64)をめぐる騒動は、一周忌のイベントが2派に分かれ同時開催される異常事態に発展した。 妻のさくら氏側は2月3日夜、大阪市北区のホテルでテレビ関係者など約150人を集めた会を行った。昨年3月の「お別れの会」にはファン約4千人が訪れたが、今回は...
和歌山県紀の川市で起こった小学5年生の森田都史(とし)君(11)殺害事件で、和歌山県警に2月7日未明に逮捕されたのは、近所に住む中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)――。近所の住人によれば、「事件直後から、近所ではあの“振り回し男”が犯人じゃないかという声が出ていた」という。 中村容疑者は事件直後...
2年目となる「官製春闘」。安倍政権の強い圧力で、大企業を中心に前年以上の賃上げが実現しそうだが、暮らしや経済は本当に上向くのか。 東京・大手町の経団連会館には1月下旬、早くも賃上げムードが漂っていた。主な企業の労働組合側と経営側が意見を交換する「労使フォーラム」。経営側は賃上げに前向きで、ここでの...
はたして、「蛮勇」と切り捨てていいのか――。 フリージャーナリストの常岡浩介さんは、人質事件の政府の対応について「疑問ばかりで辻褄(つじつま)が合うものが何一つない。にもかかわらず亡くなった後藤健二さんを非難している。安倍晋三首相が訳のわからないことを言って、無駄に敵意をかき立てる」と批判する。 ...
後藤健二さんが撮影した映像の中に、こんなシーンがある。2003年のイラク。爆撃で小学校が閉鎖され、新1年生のジョマナ(7歳)は楽しみにしていた学校に通えない。せめて学校を見せてやりたいと、連れていった父親と、空っぽの教室でつかの間の学校ごっこ。ジョマナは心から嬉しそうに微笑み、埃の積もった机の上に...
ジャーナリストの田原総一朗氏は、イスラム国問題で言論の自由を狭めてはいけないと指摘する。* * *「イスラム国(ISIL)」がヨルダン軍の戦闘機パイロット、ムアーズ・カサースベ氏を焼き殺す映像が2月4日未明(日本時間)にネット上で公開され、ヨルダンは同日、サジダ・リシャウィ死刑囚の刑を執行した...
外洋を高スピードで泳ぐ回遊魚、マグロ、スマ、ハガツオが群泳する姿を世界で初めて間近で見られるようにした東京・葛西臨海水族園のドーナツ形巨大水槽。今この広い水槽を泳ぐのはたった3匹に――。 異変が起きたのは昨年12月上旬。急に速度を変えるなど異常な泳ぎをするスマが現れた。それが他の魚の泳ぎを乱して水...
フリーランスの人々が仕事をする場だと思われてきたコワーキングスペース。最近は、会社員も利用するケースが増えている。家でも会社でもなく、あえてその場を選ぶ理由とは。 職場のデスクから歩いて10分。日本橋三越本店で再開発担当マネージャーを務める根石賢太郎さん(39)は、週に5時間ほど、コワーキングスペ...
2月3日、10年利付国債(第337回)の入札結果が発表された。“伝説のディーラー”と呼ばれモルガン銀行東京支店長などを務めた藤巻健史氏は、その結果に財政破綻を危惧する。* * * 米銀のモルガン銀行勤務時代、日本銀行と大蔵省(現・財務省)にはよく頭を下げた。部下の計算ミスで法定準備預金(日銀と...
成宮寛貴(32)が放送中の『相棒season13』(テレビ朝日系)3月で卒業することが発表され、早くもネットやファンの間で “4代目相棒”に注目が集まっている。 昨年12月発売の「女性自身」(光文社)は「主演の水谷豊(62)が、ラブコールを送っている」と織田裕二(47)を候補に挙げている報じたが、...
花粉症に悩む人にとって、朗報ともいえる新薬が登場した。花粉症から解放してくれる可能性もあるという、その薬とは。 花粉症には様々な対策があるが、薬も手術も対症療法に過ぎず、花粉症そのものを治すわけではない。唯一、根治の可能性があるのは免疫療法だ。 免疫療法は、花粉症の原因となるスギ花粉エキスを少しず...
救世主はブラジル人か。 日本サッカー協会は2月3日、スペイン時代の八百長疑惑への捜査が本格化したことを受け、日本代表監督のハビエル・アギーレ氏(56)を解任。現在、大慌てで後継を探している。 昨年8月にアギーレ氏と推定年俸180万ユーロ(約2億4千万円)で契約を結んでいながら、わずか半年でクビ。同...
あらゆる歴史本を読みこんできたというライフネット生命CEO兼会長・出口治明さん。そんな出口さんに、管理職にこそ読んでほしいというオススメ歴史本を聞いた。* * * 管理職には素早い決断力が求められます。まず薦めたいのは、唐の太宗の言行録で、古来、帝王学の教科書とされてきた『貞観政要』です。私自...
13日から始まる安全保障法制に関する与党協議では、邦人の救出も含めて自衛隊がどこまで海外で活動できるのか、どのような武器が使用できるのかが話し合われる。後藤健二さんの死をきっかけに、専守防衛を基本とする日本の防衛戦略が大きく変化しようとしている。 目出し帽で顔を隠した自衛隊の特殊部隊が、テロリスト...