田舎or都会、どっちに住み替える? 決め手は「足の確保」
週刊朝日仕事や育児に情熱を傾けた長い年月を経て、ようやく訪れる“第二の人生”。定年後に心機一転、新しい土地へ住み替えるならば、田舎か都会か、一体どちらが適しているのだろう。 人口減にあえぐ地方では、都会からの移住を歓迎するムードに溢れている。民間シンクタンクの矢野経済研究所が昨夏に実施した、1都3県(東京...
仕事や育児に情熱を傾けた長い年月を経て、ようやく訪れる“第二の人生”。定年後に心機一転、新しい土地へ住み替えるならば、田舎か都会か、一体どちらが適しているのだろう。 人口減にあえぐ地方では、都会からの移住を歓迎するムードに溢れている。民間シンクタンクの矢野経済研究所が昨夏に実施した、1都3県(東京...
日本を代表するバレエ団・Kバレエカンパニーが15周年を迎えた。そのトップであり「芸術監督」の熊川哲也に迫った。 タン、タン、タターン──。 熱気のこもるバレエスタジオに、熊川哲也のリズムを刻む声が響く。ダンサーたちの位置を、腕のほんの少しの角度を、音楽の抑揚を、突き詰めていく。 今秋の15周年記念...
ニセ薬による被害が相次いで報告されている。インターネットを使えば、個人輸入で簡単に海外から医療用医薬品が手に入る時代になった。だが、安易に手を出すと、そこには命をも脅かすニセモノをつかまされるリスクが潜んでいることを忘れてはならない。 金沢大学大学院で偽造医薬品の調査・研究に取り組む国際保健薬学助...
本誌連載の「おすすめアプリ生活」。今週、ライターの小幡恵が推薦するのは「道の駅ナビ」。昨今の「道の駅」ブームには最適なアプリだというがその特徴は?* * * いまや全都道府県1030カ所にまで増えた道の駅。休憩施設として利用するだけではなく、道の駅そのものが目的でドライブに出かける人も少なくな...
パ・リーグのクライマックスシリーズ(以下CS)ファイナルステージは、1勝のアドバンテージがあるソフトバンクが4勝3敗で日本ハムを退けた。 ソフトバンクは04・05・10年の3回、ペナントレースを1位で通過しながらCSで敗れ、日本シリーズ進出を逃すという苦い経験を持つ。それに対して、日本ハムは、ペナ...
エボラ出血熱が米国で感染を拡大させている。感染症対策最先端の米国は、封じ込めに成功するのか。 米テキサス州の病院で、エボラ出血熱患者の治療にあたっていた女性看護師が、エボラウイルスに感染した。感染した看護師は10月17日時点では2人。 これまでアメリカで報告されたエボラ患者は、すべて流行地のアフリ...
引退は、9月半ばに決めた。10月14日、生まれ育った岡山市で記者会見した高橋大輔(28)は、晴れやかな表情。「8月まではショーがあり忙しく生活していたのですが、それがふとなくなった時に、引退の気持ちが大きくなりました。1年間考えようと思っていましたが、悩んでいても気持ちにモヤモヤとしたものが残り、...
人材派遣会社が提唱する「ゆるい就職」。会社に縛られることを嫌うゆとり世代が殺到した。モラトリアムの新たな形か、単なるリスクか――。(編集部・庄司将晃) 岐阜県瑞浪市の出身で、都内のシェアハウスに住む山口大貴さん(25)は、仲間7人と故郷のまちおこしに取り組んでいる。人口4万足らずの瑞浪市の地場企業や...
コピーライターの糸井重里さん(65)が主宰する、ちょっとほかにはない楽しい新聞「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」とニュース週刊誌「AERA」が、タッグを組む。 期間限定の共同サイト「40歳は、惑う。」(http://aera.1101.com)を開設、「40歳」や「40代」についてとことん考える。 ...
アエラにて好評連載中の「ニッポンの課長」。 現場を駆けずりまわって、マネジメントもやる。部下と上司の間に立って、仕事をやりとげる。それが「課長」だ。 あの企業の課長はどんな現場で、何に取り組んでいるのか。彼らの現場を取材をした。 今回は東京国立博物館の「ニッポンの課長」を紹介する。* * *■...
週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。 今回は、なちやの自在...
「織田裕二のドラマを観たい、と言ってくださる方がいることは、とても有り難いですけど、そういう人たちのためだけに作品を作ろうという気持ちはないです(苦笑)。むしろ、そういう期待を裏切りながら、違った満足を与えていけるものにしたい」 自分ではない役を演じる“俳優”という職業でありながら、織田裕二はいくつ...
テレビタレントで文筆家の大橋巨泉さんと元子役・モデルとして活躍した寿々子夫婦は1968年、ニッポン放送のラジオ番組「巨泉のヤング作戦」のパーソナリティーとアシスタントとして出会った。折しもレコード会社との契約が切れた妻は、設立したばかりの夫の事務所の専属となり、バンド活動だけではなく、付き人として...
限定商品や割引券、食事券などがもらえる株主優待制度が盛り上がっている。制度を導入する上場企業の数はすでに千社を超え、過去最高だ。“株主優待王”としてお茶の間で有名になった、元プロ棋士の桐谷広人さん(64)はこう言う。「新設する会社が相次いでいますよ。現在は上場企業の1200社弱、全体の3分の1が優...
動物写真家の岩合光昭さんの、日本全国47都道府県の猫たちを訪ねる旅。今回は、和歌山県の「紅葉猫」。* * * 紅葉が好きなのは、人間だけでないのかもしれない。 和泉山脈と紀の川に挟まれた根来寺(ねごろでら)。約350万平方メートルの広大な敷地には、15~16世紀に建てられた国宝「根来寺大塔」な...
1960年代、紅白歌合戦に7回連続出場など、一世を風靡(ふうび)した双子デュオ、こまどり姉妹。デビュー55周年にして、いま、再び注目を集める理由を作家の林真理子さんとの対談で明かした。* * *林:お二人とも、あまり恋愛のお話はなさいませんけど、30代でご病気をされて機会がなかったという感じで...
薄毛を認識している男性は約1240万人(日本医事新報2004年)と言われている。はげ・薄毛の最初の治療には薬が用いられるが、薬で効果がない場合、自分の毛を移植する「自毛植毛」という治療法がある。 東京都在住の橋本大悟さん(仮名・36歳)は25歳ごろから薄毛に悩み、フィナステリドやミノキシジルを試し...
元西武ライオンズのエースで同チームの監督も務めた東尾修氏は、今シーズン下位で終わった西武についてすべてを変える意識が必要とこういう。* * * 西武ライオンズが5位に沈んだ。首位ソフトバンクとは16ゲーム差。開幕から低迷して浮上することもなかった。私自身も、監督を務めた身として、相当な危機感を...
60年に一度の式年遷宮も2013年に竣工し、5年ぶりにその姿を拝めるようになった出雲大社。2014年10月には、高円宮典子女王殿下と、出雲大社禰宜・千家国麿さんのご結婚も執り行われ、観光名所として再び注目が集まっている。 そこで今回、旅行のクチコミと比較サイト「フォートラベル」は、特集「出雲大社参...
薬局で気軽に手に取る風邪薬にも、実は、怖い副作用のリスクがある。 唇やまぶたの粘膜が真っ赤に腫れあがり、まるでやけどのようにただれる。さらには体全体に赤い斑点が広がる。スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)の典型的な症状だ。その進展形である中毒性表皮壊死融解症(TEN)はさらに重症だ。高熱が出...
広島とのクライマックスシリーズ(以下CS)ファーストステージから巨人とのファイナルステージまでの6戦で、阪神が1つの引き分けを挟む破竹の5連勝を飾って、日本シリーズ進出を決めた。 ファイナルステージの下馬評は巨人有利。12年から3年連続でリーグ優勝を決め、12年には日本ハムを破って日本一にもなって...
ソウルミュージックをバックに踊る3人のダンサー。見入っていると突然、音楽が止まった。無音空間で、息の合った踊りだけが続いている。彼らは、耳が聞こえない「ろう」のダンサー。音楽を電気刺激で伝える装置を背中につけていた。 仲間うちの愛称は「ピリピリデバイス」。刺激を頼りに彼らが踊る様は、アート作品「m...
40歳も過ぎると、もの忘れがひどくなったと思う人は少なくないだろう。若くして認知症になると、負担の大きさは高齢者の比ではない。 千葉県に住む藤田忠さん(仮名、50)も若くして認知症を患った一人だ。大企業に勤める成績のいい営業マンで、2人の男の子の父でもある忠さんに異変が現れたのは、2年前のこと。会...
日本女子オープンで高校2年生の永井花奈(17)が3位に輝いた。日本女子プロゴルフ選手権では鈴木愛(20)が優勝、若手女子の活躍が目覚ましい。下支えするのは、ここ10年余りで3倍に増えた“プロ予備軍”のアマチュア層。その躍進の秘密とは──。 小中高校生対象の「日本ゴルフ協会」の女子ジュニア会員は、2...
乳房全摘後の乳房再建と一口に言っても、手術を決断するきっかけや再建までの道のりは人によってまったく異なる。乳房を失うとわかったときの喪失感や、再建を受ける上で覚悟する体やお金の負担──。しかし、昨年と今年、インプラント(シリコーン製の人工物)が、健康保険で使えるようになり、乳房を失った女性の負担を...
横ばいだった若者の数が2018年からいよいよ減り始める。勝ち残るために頭を悩ます大学の秘策とは。 これまで横ばいだった日本の18歳人口は2018年からいよいよ減少する。このいわゆる「2018年問題」は、各大学にとって深刻な課題だ。受験率の上昇を考慮しても、受験人口は24年までに5万人減少する見込み...
激しい戦火にさらされたパレスチナ自治区ガザ。8月26日に合意された長期停戦は、封鎖された「占領地」で暮らす人々に何をもたらすのか。 今年8月、イスラエル軍による激しい攻撃にさらされているパレスチナ自治区ガザ地区を訪れた。昼夜問わず続く空爆の中、小学校や公園で、戦火を逃れた人々が避難生活を続けていた...
動画サイト「ユーチューブ」への投稿で収入を得ている人々、「ユーチューバー」。しかし、一般人が投稿動画で再生回数を稼ぐにはどうすればいいのか。その「カギ」を、ユーチューブ上でカリスマ的存在として知られる「MEGWIN(メグウィン)」こと関根剣(けん)さん(37)に聞いた。「まずはお金のことはあまり考...
放課後の子どもを襲う事件が相次ぎ、働く親たちは不安を募らせている。対策のひとつとして、子どもの防犯意識を高めることも有効だ。 子どもの防犯に詳しいセコムIS研究所主務研究員の舟生岳夫さんは、「子ども自身が危険を回避するセンスを磨くことが重要です」と話す。子ども自らが「危ないかも」とピンとくれば、大...
認知症の症状を改善させたり、進行を遅らせたりするのは、なにも薬に限ったことではない。芸術療法や回想法、タクティールと呼ばれる“触れる”ケアなども、薬に劣らない効果を示すといわれている。「非薬物療法」が認知症治療のもう一つの柱となっているのだ。 目の前にある2本のエリンギを、じっと見つめる年配の男性...