腸の働きが脳に影響? 日本で乳酸菌もてはやされる背景
AERA身の回りにあふれる、乳酸菌入りの製品たち。これほど乳酸菌がもてはやされるのはなぜなのか。 2012年冬、乳酸菌マーケットに衝撃が走った。1月末から2月にかけて、「明治ヨーグルトR―1」がスーパーやコンビニの棚から一斉に消えたのだ。1人1点の制限も焼け石に水。明治には問い合わせが殺到した。「明治ヨー...
身の回りにあふれる、乳酸菌入りの製品たち。これほど乳酸菌がもてはやされるのはなぜなのか。 2012年冬、乳酸菌マーケットに衝撃が走った。1月末から2月にかけて、「明治ヨーグルトR―1」がスーパーやコンビニの棚から一斉に消えたのだ。1人1点の制限も焼け石に水。明治には問い合わせが殺到した。「明治ヨー...
週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。 今回は、開化堂 ブリ...
9月24日、九州電力が固定価格買い取り制度(FIT)に基づく新規契約を中断すると突如、発表。それに続いて、北海道、東北、四国、沖縄の電力4社が再生可能エネルギーの新規接続申し込みの受け入れを停止し、事業者は青天の霹靂(へきれき)と悲鳴を上げている。 ある大手発電事業者の関係者がこう語る。「あまりに...
原発廃止へ大きなキーポイントと注目される再生可能エネルギーが“逆走”している。北海道、東北、九州、四国、沖縄の電力会社が一斉に新規接続申し込みの受け入れを停止したのだ。 ある大手発電事業者の関係者は、こう憤る。「九州はともかく、四国、北海道はまだ余裕があるのに、一斉に締め切ったことに、政治的なにお...
セックスレスの定義は「1カ月以上性交渉がない」こととされている(日本性科学会)。ただ、仮にもっと頻度が少なくてもコンスタントに夫婦間のセックスがあり、関係が和やかなら、それはそれでその夫婦のペースだろう。 問題は周期でも回数でもなく、夫婦のどちらかが「あれ、最近おかしい?」「このままじゃまずい?」...
「うちわ配布問題」で10月20日に辞表を提出した松島みどり氏。参院議院運営委員会理事会では、野党側の国会質問などを「雑音」と表現し問題にもなった。ファッションデザイナーのドン小西氏は、そんな松島みどり氏のセンスも主張もおかしいという。* * * しかし入閣のときのドレスは強烈だったよな。真っ赤な...
全61冊、約1万2千ページにも及ぶ『昭和天皇実録』。24年以上をかけて編纂されたものだが、『昭和天皇伝』を執筆した京都大学大学院の伊藤之雄(ゆきお)教授(62)はその欠点を指摘する。 実録の編纂について感じるのは、歴史学者の三上参次・東京帝大教授が中心となって編纂した「明治天皇紀」がレベルの高い歴...
9月に宮内庁から公表された『昭和天皇実録』。『昭和天皇伝』を執筆した京都大学大学院教授の伊藤之雄(ゆきお)さん(62)は、父親の影響力に注目した。 私は、2011年に昭和天皇の伝記である『昭和天皇伝』(文藝春秋)を書いています。昭和天皇は、諸外国を視野に入れた開放的な思考の持ち主でした。実録を読ん...
犬と猫の平均寿命が14歳を超え延び、医療費が高額化している。いざというときに頼りになるペット保険。扱う保険会社が増え、商品も多様化している。「ペット保険に入ってよかった」 と話すのは、12歳のイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルを飼っている東京都に住む女性(52)だ。前に飼っていた犬ががんにか...
エボラ出血熱の脅威から世界を救うかもしれないと、ニッポンの薬が注目を集めている。実はこの薬、医薬品としてのデビューは、はなはだ不本意なものだった。 富士フイルムは2014年10月20日、インフルエンザ治療薬「アビガン(商品名)」を追加生産すると発表した。海外のエボラ出血熱患者への投与が目的で、同社...
「政治的不感症」の香港人たちが、街頭に飛び出した。デモの背景にあるものとは。 香港の人々が中国にノーを突きつけた直接の原因は、3年後に行われる香港トップの行政長官選挙を、現行の間接選挙から直接選挙に切り替える制度改革に対して、中国が下した無情な決定がきっかけだった。 1人1票の投票権は認めても、候補...
円安が日本経済を救う時代は終わった。今や喜ぶのはグローバル企業だけ。庶民や地方の暮らしを直撃する円安が、安倍政権の前に立ちはだかる。 第2次安倍政権が発足した2012年12月26日、為替相場は1ドル=85円前後だった。約1年9カ月がたち、10月1日には一時110円まで円安が進んだ。 海外で100万...
「男女それぞれの採用人数を決めておかないと、内定者が女子ばかりになってしまう」 ここ数年、新卒採用の現場でよく言われることだ。「男子より女子のほうが優秀」はもはや常識。男女別に枠を設けて男子学生に下駄をはかせる企業が少なくない。 しかし、最近になって「女子は優秀」神話が揺らいできているという。ハナマ...
週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。 今回は、エレクトロラ...
覚えておいてソンはない。まさに、門脇麦は“今後の飛躍が期待される若手俳優の一人”。今年3月に公開された、都内の一室で行われる乱交パーティーを舞台にした映画「愛の渦」では、“地味で真面目そうな容姿ながら、誰よりも性欲が強い女子大生”役に挑み、その演技が高く評価された。「18歳でこの世界に入って、『愛...
来年の手帳、どうしますか? 実は手帳の市場は拡大傾向にあるという。 リタイアしてからも手帳を手放さない人の多いシニア世代が手帳をつける動機は何だろうか。九州在住の専業主婦(68)が愛用するのはA5判の赤い手帳で、見開きで1週間分を記せるスタイルだ。長年キッチンのカレンダーに予定を書き込むだけで十分...
東日本大震災以降、存在感を増している再生可能エネルギー(以下、再生エネ)。特に、日本全国で急速に導入が進んでいる太陽光発電は導入までのリードタイムが短く、また投資コストが低く抑えられるため、企業だけでなく個人や、さらに地方自治体、地域コミュニティでの取り組みも急速に広がっている。 たとえば茨城県取...
10月14日、突然の引退会見を開いた高橋大輔(28)からは笑みが漏れ、悲愴感はうかがえなかった。「最後のシーズン」と決意して臨んだソチ五輪は6位、直後の世界選手権はけがで欠場して休養中だった。 それでも、高橋の人気は圧倒的だった。斬新な髪形とヒゲのワイルドなビジュアルに、セクシーな演技。高橋がポー...
9月29日開会の臨時国会冒頭、安倍首相は中国との「対話路線」に切り替えると宣言し、徐々に改善される日中関係。だが首脳会談実現には大きなハードルが待ち構える。中国側は最近、条件として安倍首相の「靖国への不参拝宣言」と「尖閣問題が係争中と認めること」を突きつけたのだ。首相は今のところ、どちらも応じる姿...
安倍首相がライフワークと自負する拉致問題が、立ち往生している。今年5月に日本人拉致被害者らの安否について再調査するとした北朝鮮は、「9月第2週」に設定した第1次報告を、「大幅に遅れる」と延期。さらに日本政府の担当者を平壌に派遣して、特別調査委員会のメンバーから話を聞いてほしいと提案してきたからだ。...
都内在住の男性(67)は保険会社を定年退職した後、手帳を持つつもりはなかった。リタイアしたら何にも縛られない自由な毎日が待っているはずで、母親がいる介護施設へ行く以外に書くことがなく、手帳があっても仕方がないと思ったからだ。だが、いまだ使い続けている。「書き込むべき予定はぐっと減りましたが、年齢と...
「北方領土問題を最終的に解決すべく、交渉に取り組んでいく!」 今年2月、東京都内で開かれた北方領土の返還を求める全国大会で、こう宣言した安倍首相。ロシアとの平和条約の締結と北方領土の返還を、外交の最重要課題の一つと位置づけ、プーチン大統領との首脳会談を積極的に行ってきた。 5回目となった同月の首脳会...
イスラム国の実態については、謎めいて、恐ろしく、残虐なイメージが先行して広がっている。それなのに、イスラム国の3万人の戦闘員のうち半分は外国人とされる。どうして若者はイスラム国に引きつけられ、戦いに身を投じるのか。 宗教と社会心理の関係に詳しい宗教学者の島田裕巳さんは、そこに「イスラム国とオウム真...
三浦しをんの人気小説「まほろ駅前」シリーズが再び映画化された。現在、「まほろ駅前狂騒曲」が公開中。主演は前作同様、瑛太と松田龍平。デビュー当時から何度も共演し刺激し合う2人が対談した。 東京郊外にあるまほろ市の駅前で便利屋を営む多田啓介。その便利屋で、同級生の行天(ぎょうてん)春彦とがワケありな依...
デング熱やエボラ出血熱。次々に現れる新たなウイルスにどう向き合えばいいのか。神戸大学の岩田健太郎教授(感染症治療学)に聞いた。* * * 日本の感染症対策の課題として強調しておきたいことは、現実的な目標がはっきりしていないことだ。 デング熱対策として、公園で殺虫剤がまかれたが、何のためにやって...
旅行予約サイト“エクスペディア”が行った世界の「有休調査2013」によると、日本は7年連続の有休取得率ワースト1位を記録。年間の有給支給日数に対し、有休を実際に取れるのは4割弱だという。このような結果を見る限り、2010年に厚生労働省が「新成長戦略」として掲げた「2020年までに有休取得率を70%...
週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。 今回は、今治タオルを...
文筆家の北原みのり氏は、国会中継を見ていて吠えたい気持ちになったという。その理由は…。* * * 銀行の窓口で並んでいたら、テレビで国会中継が流れていた。ちょうど、「慰安婦」についての質問が行われていて、しかもボリュームが大きくて、銀行中に「慰安婦が性奴隷というのは、捏造です」等と言っている男...
かつてないブームを起こしている株主優待制度。さまざまな商品や食事券などが企業から貰え、中には30万円相当の旅行券を贈呈する企業もある。今秋、今冬にもらえるスゴイ株主優待を専門家3人に厳選してもらった。 選んでもらったのは、この3人。“株主優待王”としてお茶の間で有名になった、元プロ棋士の桐谷広人さ...
峡谷や田園地帯、山間部と、変化に富むJR山口線を駆け抜けるSLやまぐち号。豪雨災害を乗り越え、今も現役で走り続けている。「フォーッ!」 山間部に響き渡る甲高い汽笛。黒煙を吐き、ドッドッドッと力強く駆けるSLやまぐち号。JR山口線・新山口─津和野間の62.9キロを約2時間で走る。 昨年7月28日の豪...