「偉大な祖父」へのコンプレックスが安倍首相を改革に走らせる?
週刊朝日保守政治家を自任する安倍晋三首相(59)の改革熱が止まらない。なぜそんなに生き急ぐのか――。 改革をぶち上げすぎたためか、「首相は本当に保守なのか」という論争も生まれている。「文藝春秋」は今年の6月号で「安倍総理の『保守』を問う」の特集記事を組み話題となった。政治評論家の屋山太郎氏は、こう説明する...
保守政治家を自任する安倍晋三首相(59)の改革熱が止まらない。なぜそんなに生き急ぐのか――。 改革をぶち上げすぎたためか、「首相は本当に保守なのか」という論争も生まれている。「文藝春秋」は今年の6月号で「安倍総理の『保守』を問う」の特集記事を組み話題となった。政治評論家の屋山太郎氏は、こう説明する...
巨額の運用資産を持つ中国政府。2008年のリーマンショック以降、その資産が向かった先は日本株だった。だが、本誌の取材で、アベノミクスの株高で儲けた中国政府系投資ファンドは、しっかり4兆円を売り抜けていたことがわかった。 では、中国政府系ファンドが次に狙う企業はどこか。先回りして仕込んでおけば、儲け...
一昨年と昨年のアベノミクスで急激に上がった日本株。リーマンショック以降、昨年のピーク時には4兆2千億円もの投資をし、その多くをすでに売り抜いた中国政府系ファンド。だが、こっそりとまだ保有している銘柄がある。 2013年9月期から14年3月期の間に、三井金属を1185.2万株、豊田自動織機を423....
本田圭佑選手のゴールも虚しく、コートジボワール戦で敗北を喫した日本代表。次なる相手のギリシャは世界ランク12位とさらに格上。どうすれば勝てるのか。元日本代表の福田正博氏は「長友、内田のスピードが日本の武器だ」という。* * * 堅守のギリシャから点を取るには、両サイドバックの長友(佑都)と内田...
大学の学長の権限を強める法改正案が国会で審議されている。大学の国際競争力を高めるなど、時代に即した改革をスムーズに実施することが狙いだ。だが、法改正の本当の目的は、大学の「生き残り」の“先”にある。 今回の改革のそもそものスタートは、安倍晋三首相の「日本の大学のグローバル化の遅れは危機的だ」という...
●主婦の幸せは郊外にあり?! 「幸せに暮らせる街」1位は神奈川県藤沢市 近ごろ、郊外での生活を望む主婦が増えています。景気回復に伴う土地価格の上昇などで都心部のマンション価格が上がっていることも一因ですが、一方でビジネスの中心地には距離があります。なぜ今、郊外なのでしょうか。 学研パブリッシングは主...
いま、マネーセミナーに通う30代女性が増えている。その理由は「長生きリスク」だ。 国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、今の30歳が65歳になる2050年は、女性の平均寿命が90歳まで伸びる。リタイア後、30年分の生活資金を確保しなくてはならない。 老後を見据えて、一体、いくら必要になるのか...
異様としか言いようがない光景だった。 6月12日、黒のスーツを身にまとった10人の男女が厚生労働省内の記者会見室に結集し、その中央に座る男性が開口一番、言った。「昨夜、私は東京女子医大の全理事、評議員、監事、顧問に退陣要求を送らせていただきました」 声の主は笠貫宏東京女子医大学長。会見の冒頭、最高...
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場している日本代表は20日(日本時間)、ナタルでギリシャとの第2戦を迎える。前回大会に続く3度目の決勝トーナメント進出に向けて重要な試合となる。対戦する両チームは互いに第1戦の戦いぶりを見て、対策を取るはずだ。忠鉢信一・朝日新聞編集委員はこう分析する...
2015年4月入社の就職戦線は、2回戦スタートの号砲が鳴り響いたばかりだ。大手企業、人気企業の採用はほぼ終息し、主戦場は中堅・中小の企業に移っていく。 だがこれ以降、「ブラック企業」の存在が企業と学生に深刻な機会損失をもたらすのではないか、と危惧する人がいた。リクルートキャリア就職みらい研究所の岡...
専門家が心配するほど戦線を拡大する安倍晋三首相(59)。その行く末は――。 政治評論家の浅川博忠氏が言う。「民主党政権は『決められない政治』が問題になりました。他山の石としたのでしょうが、それでも手を広げすぎです」『決めすぎる政治』か。失礼だが、まるで幼児が菓子を「食い散らかして」いるように見える...
ワールドカップ、コートジボワール戦で惜しくも負けたサッカー日本代表。次は20日(日本時間)のギリシャ戦だが、堅守がウリのギリシャにどのような戦いをすればいいのか。忠鉢信一・朝日新聞編集委員は、キーマンは本田圭佑だという。* * * 日本の特徴は、攻撃の多くが本田を経由することだ。本田にパスが渡...
認知症で行方不明になる人が全国で問題になる中、認知症の予防、地域で安心して暮らせるコミュニティーづくりが急ピッチで行われている。そもそも認知症とはどんな病気なのか。群馬大学大学院保健学研究科教授の山口晴保氏に聞いた。Q1 認知症とはどのような病気ですか。 認知症は大脳がつかさどる認知機能が低下する...
STAP(スタップ)細胞の問題が報じられてから、世間の研究不正に対する関心も高まった。研究者によると、研究不正はにはいくつかパターンがあるという。 STAP細胞問題のような、ここまで大きな問題はめったにないが、研究不正はどこでも起こりうる。罰則や規制強化の流れができそうだ。ただ、それだけで研究不正...
野球選手にとって加齢に伴う衰えは大きな「壁」となる。野球解説者の東尾修氏は、選手たちは32~34歳で、この壁にぶち当たると推察する。* * * どんな世界だってそうだけれど、技術が進歩すると、昔とは比べものにならないくらい、楽で、簡単で、新しい感覚やモノを手に入れられる。昔の人は古いといわれる...
東京・飯田橋にある警視庁遺失物センター地下には、まさに“雨後の筍(たけのこ)”のごとく、次々と傘が生えて……いや、運ばれてくる。400平方メートルの倉庫に、常時3万本近くがあり、“ひと雨で3千本”増えるとか。 昨年、めでたく持ち主と再会できた傘は1863本。返却率、わずか0.5%……。残った傘は鉄...
浪人回避のため滑り止め大学に入ったものの結局休学、退学。脱ゆとり組と対決する覚悟のうえで、再受験する学生が増えているようだ。「オレら、浪人するとやばいらしいぜ」 今春、ゆとり世代最後の大学入試に挑んだA君は、高1ぐらいから、クラスメートとそんな話をしていたという。「高3のとき、部室で後輩が数学を勉...
福島県広野町にある広野火力発電所の一部が高線量放射能で汚染されていた実態が本誌の取材で明らかになった。福島第一原発から21キロの距離にある同発電所は11年4月22日、「屋内退避指示区域」の指定が解除され、同6月には運転が一部再開された。また、6号機の増設工事は事故後も続き、13年12月には運転を開...
理化学研究所の改革委員会が30ページにも及ぶ衝撃の提言書を発表した。小保方晴子ユニットリーダーに対する監督責任を問い、舞台となった神戸のセンターの解体、指導役の笹井芳樹副センター長の更迭にまで踏み込んだのだ。STAP劇場は、もはや閉幕か……。 小保方さんが所属する発生・再生科学総合研究センター(神...
多くの識者が「第2戦がカギになる」とコメントする第2戦の地はナタール。レシフェから300キロ北上した海沿いの都市だ。 レシフェと同様、基本的にはリゾート地だが、リゾート色はさらに濃い印象を受ける。レシフェの場合、セントロやホテルの密集するビーチからスタジアムが離れていたが、ナタールのアレーナ・ダス...
大人になると恋愛・結婚における悩みも多種多様。カリスマ恋愛ブロガーのゴマブッ子さんが、取材で集まった恋愛の悩みをバッサリ斬ります。* * * 37歳女性からの質問:合コンで初めて出会った相手に、「その年まで独身ということは、何か性格に問題あるよね?」と説明を求められました。そういうときに何て答...
東京電力福島第一原発から21キロ先にある広野火力発電所の一部が高線量放射能で汚染されていた実態が本誌の取材で明らかになった。東電はこれまで事実をヒタ隠しにしてきたが、本誌は内部文書を入手。そこには、年間170ミリシーベルトにもなる汚染物の存在が記されていた。ジャーナリストの今西憲之氏と本誌記者・小...
今国会で憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使容認に躍起になっている安倍晋三首相。行使容認が緊急性を要しているとは思えないジャーナリストの田原総一朗氏は、本当の理由は他にあるのではないか、といぶかしむ。* * * 6月11日、今国会初の党首討論が行われた。中でも注目されたのは、民主党の海江田万里...
「一生に一度の買い物」が欠陥商品だったら――。横浜市内のマンションで、施工ミスによって建物が傾いていたことが発覚したが、これは氷山の一角かもしれない。 実は、目に見えるズレや傾斜などがなくても、耐震性などに重大な「危険性」が潜むマンションは多いという。2011年の東日本大震災後、地震の被害が大きかっ...
AKB 48の「選抜総選挙」で渡辺麻友さんが初の1位に輝いた。それを支えたのは、中国のファンだというのだが……。「我々が、中国のファンが、麻友を勝たせた!」 中国のメディアやネット上は、7日に行われたAKB48の「選抜総選挙」の開票結果に大騒ぎとなった。渡辺麻友さんは今回、中国のファンの「組織票」...
日本の最高学府・東大には冗談で「ブラック授業」と言われる授業がある。しかし、それでも時間が短く感じるほど、学生は熱中してしまうという。 東京都目黒区の東京大学駒場キャンパス。正門からほど近い一角に、一際目をひく近代的な建物がある。「21KOMCEE(理想の教育棟)」と名づけられたこの建物の5階で行...
ITを活用すれば、PTAの仕事も少しは楽になるはず……と思いきや、そこには「デジタル格差」があることも。このくらいは常識だろうと思っていても、「落とし穴」が待っていることもある。 東京都目黒区で雑貨店を経営する女性Cさん(42)は4年前、息子が小5のときにPTA役員をした。あるPTA主催の講演会が...
ライブドアの元社長・堀江貴文氏は、これからの出版業界は収益のモデルを今日の音楽業界に学ぶべきだという。* * * 5月30日にオタキングこと岡田斗司夫さんとの共著『ホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる!』(徳間書店)が発売された。 その記念のトークライブを、お台場...
日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科医の勝俣範之氏は、現在の抗がん剤治療は進化しており転移を抑え込んで共存できると語る。* * * 近ごろは副作用が少ない抗がん剤が作られ、「抗がん剤=吐く」というイメージが変わりました。制吐剤も進歩した。外来で治療できるので、仕事しながら、また遠方からも通えます。...
玄界灘に浮かぶ孤島・沖ノ島は、太古から「神宿る島」とされ、厳しく立ち入りが制限されてきた。「島で見聞きしたことは、口外してはならない」「女人禁制」「上陸者は全裸になって海水で禊(みそぎ)する」「島から一木一草一石たりとも持ち出してはならない」。これらを破れば神罰が下ると恐れられ、その禁忌は現代にも...