室井佑月「人材不足は、ニュースが作ろうとしているブーム?」
週刊朝日飲食業界をはじめ、日本各所で人材不足が多くのメディアで報じられている。しかし作家の室井佑月氏は、「これってほんとう?」と疑問を投げかける。* * * 5月5日付の毎日新聞に、「景気回復で人材奪い合い『時給1375円』も求人難」 という記事が出ていた。「人手不足が外食、小売り、運輸など幅広い業種...
飲食業界をはじめ、日本各所で人材不足が多くのメディアで報じられている。しかし作家の室井佑月氏は、「これってほんとう?」と疑問を投げかける。* * * 5月5日付の毎日新聞に、「景気回復で人材奪い合い『時給1375円』も求人難」 という記事が出ていた。「人手不足が外食、小売り、運輸など幅広い業種...
本誌3月28日号で特集した「“母ロス”に襲われる娘たち」に多数の反響が寄せられた。 避けられぬ母との永遠の別れ。身を切られるような苦しみのなか、子どもたちは深くて広い愛を知る。そして、その悲嘆は男性からも反響があった。――漫画『エースをねらえ!』の台詞をきっかけに、親を見送らねばならない「いつか」...
感情や直感、記憶といった心の働きを重視し、より現実に即した経済学を構築する「行動経済学」。この考え方に基づき、明治大学の友野典男教授は人間の経済行動と「気分」の関係を次のように説明する。* * * 値段によってワインの味の評価が左右されるという実験結果があります。同じワインでも「千円のワイン」...
スマートフォンなどでニュースを読むことが当たり前となった今、元ライブドア社長の堀江貴文氏は、ニュースアプリについてこう持論を展開する。* * * 私が運営しているニュースブログ「ホリエモンドットコム」にも先日書いたが、「NewsPicks」という経済ニュースのキュレーションアプリに日経新聞がな...
タイ・バンコク市内中心部の、ある不妊治療クリニック。タイ語、英語、中国語などさまざまな言語が飛び交い、生殖ビジネスの中心地であることを示していた。タイはいま、世界で最も自由に不妊治療が受けられる国の一つである。精子提供、卵子提供、体外受精、代理母、男女産み分けからそれらの組み合わせまで、禁止する法...
安倍首相が集団的自衛権の行使容認に向けて動いている。しかし、専門家からは疑問を投げかける声もある。元防衛官僚で、2004年の小泉政権から麻生政権までの5年間、内閣官房副長官補として安全保障と危機管理を担当した柳澤協二氏(67)に話を聞いた。 安保法制懇は5月15日、「限定的に集団的自衛権を行使する...
過去2度にわたってエレベーターの暴走による死亡事故を起こしたシンドラー社。なぜこんな大惨事が繰り返し起きてしまったのか。 同社の名前を図らずも有名にしたのは、これまでも述べてきたとおり、06年6月に東京都港区の公共住宅「シティハイツ竹芝」で起きた「戸開走行(とかいそうこう)」による死亡事故だ。 住...
入園式や入学式から約1ヶ月近くが経ち、子どもたちは新しい環境になじんできたころ。そうすると、次はそろそろ親同士が仲良くなる時期だ。親たちの中には、積極的にママ友を作りたいと思っている人もいれば、あまりママ友同士のお付き合いには興味が無いという人もいる。なかなか両者を見分けるのは難しいところだが、個...
間もなく開幕するサッカーブラジルW杯。元日本代表主将・宮本恒靖さんに、独自の視点での展望を聞いた。 ネイマールらを筆頭に、能力の高い選手が集まることから優勝候補の「鉄板」とされるブラジル。しかし、ブラジルの強さは、そうした「個」の強さだけではない。宮本:ブラジルのルイス・フェリペ監督は、12年前の...
昨年末、本誌編集部はある映像を入手した。そこには、シンドラー社製エレベーターの新たな「不具合」の様子を映した、衝撃の映像が収められていた。 映像は、東京都小平市にある公営住宅のエレベーターの天井に設置された防犯カメラが映したもの。そこに映った内容をもとに、当時の様子を再現する――。× × × ...
「あの政治家と、この社長が同窓生!?」――政治、経済の業界ごとに、有名な出身者が多い、いわば業界の名門高校を探った。日本のベスト&ブライテストの“分布状況”を見てみよう。* * * 現職国会議員の出身者が多い高校のランキングに、政治評論家の伊藤惇夫氏は「興味深い結果ですね」と言う。「議員の卒業大...
ついに――。昨夏以降、覚醒剤の常習者であるという噂があったCHAGE&ASKAのASKA(本名・宮崎重明、56歳)が逮捕されたとの一報が伝わると、関係者からは納得とも諦めとも聞こえるため息が漏れた。周囲の知人らが、ASKAの転落を証言する。 東京都港区南青山のマンション。5月17日午前7時半、一人...
輸入食肉の安全性に、疑問を投げかける医師がいる。「米国やオーストラリアの肉牛には、日本で無認可のホルモン剤が投与されています。発がん性との関係が疑われています」 北海道大学附属病院などで長くがん診療に当たってきた、公益財団法人北海道対がん協会細胞診センター所長の藤田博正医師らは、2007~12年、...
人間なら誰しも抱く、嫉妬の感情。この嫉妬の脳活動について、京都大学の高橋英彦准教授(精神医学)らが調査したところ、興味深いことがわかってきた。 実験で恋人がいる学生に、「彼女は昔の彼の部屋で一晩過ごしました」といった性的な不貞を示す文章や、「彼女は、ぼくの誕生日に他の男と食事した」といった精神的な...
商品を売り出すとき、まず消費者の心をつかむのは、何といってもネーミングだろう。そのネーミングを思い切って変えることでヒットした商品も少なくない。 紳士用の抗菌防臭靴下の先駆けであるレナウンの「通勤快足」。もともとの名前は「フレッシュライフ」だった。売り上げが徐々に減少する中で、再起をかけ発売から6...
「こまつ座第104回公演『てんぷくトリオのコント』」に出演する、坪倉由幸、杉山裕之、谷田部俊の3人が組むお笑いトリオ・我が家。伝説のコントを復活させることに、彼らは大きなプレッシャーを感じているという。 1977年生まれの3人が、この世に生を受ける前のことだ。三波伸介さん(82年没)、伊東四朗さん、...
前作の人気を上回り、高視聴率のドラマ『続・最後から二番目の恋』(フジテレビ)。ドラマ評論家の成馬零一氏がその魅力を分析する。* * * 5月に入り、春のドラマも出揃いましたが、なんといっても一番のオススメは、フジテレビ系で木曜22時に放送している『続・最後から二番目の恋』です。本作は2012年...
以前から日本男児のロリコン化に危機感を覚えている文筆家の北原みのり氏だが、その根本的な原因に男性の幼稚化があると言う。* * * 満員電車で。隣の男二人が真剣な顔でしゃべってた。ヒゲが似合う20代のオシャレ男子が口火を切った。「あのさ、ほんとにスッゲーことって、言葉にならないらしいぜ……」 帽...
ファッションデザイナーのドン小西氏が、安倍晋三首相のファーストレディー・安倍昭恵氏のファッションを絶賛した。その理由とは。* * * この日、彼女が着ているバルーンスカートっていえば、いくよ・くるよか、幸(みゆき)さんかってなもんでさ。鳩山政権のファーストレディーも愛用してたよね。でも着こなし...
愛する人との死別は、誰もがいつか直面する、ありふれた経験かもしれない。だが、それは「人生最大のストレス」とも言われる。「死別後は、うつ病の発症率や自殺率が大幅に上昇するなどデータにも表れています」 そう指摘するのは、埼玉医科大学国際医療センターで「遺族外来」を担当している大西秀樹教授(精神科)だ。...
本誌は、戦前の旧制一中にあたる伝統校を中心に、全国の「名門高校」を調査した。その校名を見ていくと、トップであり続けている高校と凋落(ちょうらく)してしまった高校とがある。その違いはどこにあるのか。今回は西日本にスポットを当てて調べてみた。「旧制一中にあたる高校をチャンピオン校にする政策をとったかど...
男女産み分けの需要もあり、着床前診断は卵子提供、代理出産と並び「生殖ツーリズム」の一メニューだ。だが廉価なアジアへの渡航ではさまざまなトラブルも。抜け穴を突く新たなビジネスの是非は?(ライター・古川雅子) ネット上に流れる太文字を見て、ここまできたかと思った。「100%男女産み分けを日本国内で実現」...
W杯ブラジル大会の日本代表メンバーには、セレッソ大阪からFW柿谷とMF山口の2人が選出された。かつてセレッソに所属していた選手では、香川真司(英マンチェスター・ユナイテッド)、FW清武弘嗣(独ニュルンベルク)、そしてサプライズ選出だったFW大久保嘉人(川崎フロンターレ)が選ばれた。実に日本代表23...
引き受けてくれる人がいなかったり、協力体制が整わなかったり……学校でのPTAの仕事には、問題も多い。そんな中、仕事を事業仕分けすることで成功した例がある。 東京都大田区にある雪谷小学校のPTAメンバーは、リーダー的な存在の会長が、子どもの保育園時代のママ友からえり抜きの“敏腕仕事人”を集めた。いわ...
現在の歌舞伎界に欠かせない「名脇役」が片岡亀蔵さんだ。歌舞伎座新開場となった昨年は、ひと月も休むことなく舞台に引っ張りだこだった。そんな亀蔵さんを支えたのが、ふたりの母校、青山学院の校友会のパーティーで知り合い結婚した妻の明美さん。ご夫婦にインタビューしたところ、亀蔵さんの意外なこだわりが見えてき...
現在人気絶頂の女性お笑いコンビ・ハリセンボン。2013年のタレント番組出演本数ランキングで女性タレント1位の春菜さんと2位のはるかさんがコンビを組む。そんなふたりが、作家の林真理子氏と対談、意外な過去を明かした。* * *林:昔は女性芸人って少なかったですけど、いまは百花繚乱(りょうらん)とい...
認知症予防について調べるべく、本誌記者の山本朋史(62)が筑波大学付属病院の認知力アップトレーニングに参加。臨床心理士らの指導をうけながら、数人のチームに分かれて、認知機能ゲーム「アタマ倶楽部」で集中力トレーニングを行った。* * *「アタマ倶楽部」というゲームは3種類あるそうだ。新世代株式会...
財政制度等審議会の試算によると今後、危機的状況に陥る可能性のある日本の財政。モルガン銀行東京支店長などを務めた藤巻健史氏は、「究極の財政再建策はハイパーインフレだ」と持論を展開する。* * * 私の秘書をしている長男ケンタが、「銀行に行って、円の定期預金をしてきたよ」と連休前に報告をしてきた。...
今春、法政大学の総長に就任した田中優子氏を本誌の長友佐波子編集長がインタビューした。* * *長友:総長になられて率直なところいかがですか? 東京六大学初の女性の総長ということで話題になりましたが、やっかみとかありませんでした?田中:そういうのは聞こえてきませんね。心の中で何を思っているかはわ...
元西武ライオンズ監督の東尾修氏は、今季の西武の不振を嘆く一方、ある球団に大きな期待を寄せているという。* * * プロ野球が開幕して1カ月がたった。30試合を超えたところで、首位と最下位が10ゲーム開くなんて、ちょっとさみしいよ。OBとして特に西武の不振は悔しい。西武ドームで大きく負け越しては...