日本代表は「複雑なパズル」? ザックすり合わせに尽力
AERA5カ国19チームから集まったメンバーでW杯ブラジル大会に臨むザックジャパン。ザッケローニ監督が今、チームづくりのために注力していることとは。 21 日に始まった日本代表の国内最終合宿。公開された15分間の練習でザッケローニ監督は、選手をポジションごとに配置し、ボールを奪うために相手を囲い込む守備戦...
5カ国19チームから集まったメンバーでW杯ブラジル大会に臨むザックジャパン。ザッケローニ監督が今、チームづくりのために注力していることとは。 21 日に始まった日本代表の国内最終合宿。公開された15分間の練習でザッケローニ監督は、選手をポジションごとに配置し、ボールを奪うために相手を囲い込む守備戦...
質の高いサービスを提供することで話題の星のリゾート。代表の星野佳路氏に、親から温泉旅館を引き継ぎ、今のビジネスを築き上げるまでを聞いた。* * * 曽祖父が長野・軽井沢につくった旅館のバトンは、祖父、父を経て私に託されました。しかし、私が継いで2年で、「基盤」であるはずの従業員の3割が辞めてしまっ...
財界の「強硬派」が、今年の春闘で安倍政権の要請に沿う形で、大企業が軒並みベースアップ(ベア=月給を一律に引き上げること)をはじめ6年ぶりの本格的な賃上げに踏み切ったことの「見返り」に、「残業代ゼロ」制度の実現をねらっているという。「残業代ゼロ」に悩む人は、いまでもいる。もちろん「違法」だが、「合法...
認知症早期治療の実体験ルポを行っている、本誌の山本朋史記者(62)。筑波大学附属病院の認知力アップケア730病棟の学習内容について、リポートする。* * * 認知力アップケアでは教室で教えてもらったことを家庭で自習することを推奨する。スポーツでは定期的に「宿題」も出される。自宅で生活習慣に上手...
2005年から始まったプロ野球セ・パ交流戦。現役時代「セには絶対に負けられない」思いで登板してきた西武元監督の東尾修氏は、「選手たちの緊迫感が薄らいでいる」と苦言を呈する。* * * 野球界では交流戦がスタートした。普段対戦のない球団同士の戦いは違う楽しみがあるよね。だけど、選手を見ているとち...
トマトの黄色い花やジャガイモの白い花が咲く。そんな心和む光景を都市部の駅ビルや商業施設の屋上で楽しむことができる。特別な知識はいらない、道具も貸してくれる。家族で買い物したついでに、会社帰りに、手軽に季節の野菜をつくり、食べる――そんな「都市型屋上菜園」にハマる人が増えているのだという。 駅直結の...
マンガ文化に大きな足跡を残した手塚治虫の業績を記念する「手塚治虫文化賞」(朝日新聞社主催)の第18回贈呈式が30日、東京・築地の浜離宮朝日ホールで行われた。 年間のベスト作品に対して贈られるマンガ大賞に選ばれた『3月のライオン』(白泉社)の作者、羽海野チカさんには、鉄腕アトムのブロンズ像と副賞が贈...
財界の「強硬派」が動きだした。「官邸は財界に『借り』をつくった。今度は返してくれる番でしょう」(経団連関係者) 官邸の「借り」とは、今年の春闘で安倍政権の要請に沿う形で、大企業が軒並みベースアップ(ベア=月給を一律に引き上げること)をはじめ6年ぶりの本格的な賃上げに踏み切ったことだという。「労使交...
まもなくW杯ブラジル大会が開催される。初出場を決めたボスニア・ヘルツェゴビナ代表の躍進の背景には、イビツァ・オシムの尽力があった。一時期、この国のサッカーは、国際舞台から排除されていたのである。 かつてムスリム、クロアチア、セルビアの3民族が激しく対立したボスニアは、内戦終結後も互いに憎悪が冷めず...
昭和の名勝負、大山康晴十五世名人と升田幸三実力制第四代名人の9回に並ぶ、史上最多の顔合わせとなった今回の将棋名人戦。4期ぶりに森内俊之名人(43)を下し、挑戦者の羽生善治三冠(43)が名人に返り咲いた。七番勝負を一気の4連勝で決着をつけた、羽生三冠の戦いを振り返る。 今年の名人戦開幕局で森内は、早...
ドラマ評論家の成馬零一(なりまれいいち)氏は、放送が終了したNHK土曜ドラマ『ロング・グッドバイ』が良作だったわけをこういう。* * * 連続ドラマ初主演の浅野忠信によるNHK土曜ドラマ『ロング・グッドバイ』。もとは私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする米作家レイモンド・チャンドラーの探偵...
文筆家の北原みのり氏は、男は「女子会」を誤解していると憤る。その理由とは?* * * 昔から女たちは集まり、時を忘れるように会話を楽しむ……という習性があると思うのだけれど、近年そういった活動に「女子会」という名が与えられ、あの豊かで自由な時間が矮小化されているような気がするのは、私だけでしょ...
日本人なら誰もが知っている巻き寿司。太巻きの断面に現れたのはムンクの「叫び」! しかも切るたびに違う色や絵柄が飛び出してくる。これは一体?「巻き寿司で自由に絵が描けたら面白いかも?」 とひらめいた“たまちゃん”こと清田貴代(きよたたかよ)さん。イラストレーターの傍ら、巻き寿司アーティストとして活動...
4人の誤認逮捕を生んだパソコン遠隔操作事件は、自作自演がばれて、急転直下。“詐欺の天才”に騙され続けた辣腕弁護士が、事の顛末を語る。 法廷で見せる舌鋒鋭い姿とは異なり、時折、言葉の間隔を開けながら落ち着いて語る。パソコン遠隔操作事件で無実を訴えていた元IT会社社員・片山祐輔被告(32)の主任弁護人...
皇太子さまのライフワーク「水の研究」をきっかけに、新たな歴史の一ページが開かれるかもしれない。日韓国交正常化50年の節目にあたる来年、皇太子さまと縁のある国際会議「世界水フォーラム」が韓国の大邱(てぐ)市などで開かれるのだ。両国の長年の宿題だった皇太子「訪韓」が実現するチャンスとなるのか。 もとも...
来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公となる吉田松陰の妹・文(ふみ)。その子孫であり、杉家10代目当主の杉治彦(はるひこ・77)氏はこれまで「親族会でも話に出なかった」と明かした。* * * 来年の大河ドラマで、吉田松陰の妹である文(のちに美和子と改名)が主人公になると聞いて、とっても驚きま...
二人三脚で生きてきた熟年夫婦が第二の人生を踏み出す際、意外とつまずきがちなのが“家”の問題。それぞれの思い描く老後生活が一致しないせいだが、どうすれば円満に暮らし続けることができるのか。その秘訣を「間取り」から考える。 中高年になれば睡眠障害も起こりやすい。健康のためには別に寝たほうがよい、という...
いよいよW杯ブラジル大会の開幕まで、あと1カ月を切った。 果たして、日本代表はどこまで強くなったのか。W杯出場は、今回を含めて5大会連続5回目。最高成績は2002年日韓大会と10 年南アフリカ大会のベスト16だ。ブラジル大会のチームの成否は、それ以上の成績を残せるか、という一点にある。過去の代表と...
現在、新雑誌の創刊を目指している元・株式会社ライブドア代表取締役CEOの堀江貴文氏。紙媒体ならではの特性として、「アイデア次第でページのなかにさまざまなものを折り込める」という。* * * バーベキュー用品を扱うTramontinaという会社の動画で紹介されている「The Bible of B...
表現の自由に関する議論にまで発展した漫画「美味しんぼ」(小学館)騒動。福島での放射能リスクを描いたことが物議を醸したが、実は、かつて手塚治虫漫画でも放射能に関する記述で“異論”を招いていた。 その漫画は「きりひと讃歌」。医学界を舞台に、陰謀に立ち向かう青年医師の運命を描いた社会派漫画だ。 ある村で...
“神の子”が負けた……。 ヤンキースの田中将大投手(25)がメジャー9試合目の登板となった20日のカブス戦で6回8安打4失点で敗戦投手となり、日米通算の連勝は34でストップした。 相手は、この時点でナ・リーグ最低勝率のカブス。なぜこのチームに、と思うが、田中とカブスには因縁がある。昨オフのポスティン...
関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを求めた住民の訴えが5月21日、福井地裁判決で認められた。福島原発事故以降では、初の住民勝訴の画期的な判決だが、当事者の間では判決前にすでに決着が着いていたようだ。「こちらが求めた大飯原発の基準地震動に対する釈明に関電は期日までに応じず、証拠も出しませんでし...
現在、2700万人の日本人が高血圧だと言われている。これは収縮期血圧(心臓が収縮したときの血圧)が130以上を「異常なし」としている現在の基準で診断した結果から算出された人数だ。 自身の臨床経験から、これより緩い基準で診断を行ってきている帝京大学医学部外科准教授の新見正則医師は、次のように話す。「...
2世のタレント、スポーツ選手、文化人など、さまざまな分野で「世襲」を目にする機会が増えた。この動き、最近では最高裁長官にまで及んでいる。 今年3月6日付の朝日新聞夕刊1面にこんな顔写真付きの記事が載った。<安倍内閣は、任期途中の3月末で退官する竹崎博允(たけさきひろのぶ)・最高裁長官(69)の後任...
5月24日の土曜日。秋篠宮家の長男、悠仁さま(7)が通うお茶の水女子大学付属小学校で運動会が開かれた。 緑色の帽子と運動着を着た悠仁さまは、綱引きの競技に参加した。 勝負は負けてしまったものの、歯を食いしばって元気に綱を引く姿に、秋篠宮ご夫妻も笑顔で見守った。 他の父母によれば、お昼はご家族3人で...
5月15日、安倍首相は記者会見で集団的自衛権行使への意欲を見せた。世間でも賛否が分かれるこの判断。ジャーナリストの田原総一朗氏は「衆院解散で国民に問うべし」と指摘する。* * *「憲法の根幹 骨抜きに」 5月16日の朝日新聞2面の大見出しである。そして社説では、「首相は集団的自衛権の行使容認を...
昨年、流行した風疹だが、職場での風疹の大規模流行はいつ起きてもおかしくない状況だという。国立感染症研究感染症疫学センター第三室室長の多屋馨子医師に、風疹ワクチン接種の重要性について聞いた。* * * 2012年度に実施された厚生労働省の感染症流行予測調査によると、風疹の免疫を持たない1~49歳...
組織の精神はトップから生まれる──。経営学者のピーター・ドラッカーが残したこの言葉は、サッカーの世界にも通底する。こと世界に目を向ければ、タイプが異なる名将の采配に、ビジネスのヒントが隠されている。 海外サッカーの名将をタイプ別に分類してみた。個性重視か組織型かを軸に、名将たちのトレンドを探ったと...
安倍政権の勢いに押され、長期低迷中の民主党。目下の注目は、満身創痍(そうい)の海江田万里代表(65)が辞任する「Xデー」だ。 任期は来年9月まで。海江田氏は続投に意欲をみせるが、最近も玄葉光一郎前外相が同僚議員との会合で「代表選を前倒しするべきだ」と話すなど、早期辞任を求める声は収まらない。「集団...
漫画「美味しんぼ」騒動で、多くの有識者やコメンテーターが各々の見解を展開するなか、作家の室井佑月氏は、「何を言っても『風評』と言われるのがオチ」とあきれる。* * * この原稿を書いているのは5月18日。昨日、安倍総理が福島に視察にいって、「政府としては、根拠のない風評を払拭していくためにも、...