ビル建設でヘリ飛べない? 総務省、三井不動産が驚きの声
AERA東京・日比谷の高さ200メートル級のビル建設計画が思わぬ波紋を呼んでいる。霞が関にある国のヘリポートが使えなくなるかもしれない。 今年7月、国と民間業者、双方の担当者が相前後して驚きの声を上げた。最初は中央合同庁舎第2号館の屋上にあるヘリポート設置者の総務省だった。新聞記事を見て初めて、200メー...
東京・日比谷の高さ200メートル級のビル建設計画が思わぬ波紋を呼んでいる。霞が関にある国のヘリポートが使えなくなるかもしれない。 今年7月、国と民間業者、双方の担当者が相前後して驚きの声を上げた。最初は中央合同庁舎第2号館の屋上にあるヘリポート設置者の総務省だった。新聞記事を見て初めて、200メー...
2010年11月、愛知県警巡査の米山雄司さん(当時24)が拳銃自殺した。両親の洋司さん(愛知県警警部補、59)と洋子さん(58)は今年8月、雄司さんの自殺は上司によるパワハラや暴力が原因だとして、愛知県警を所轄する愛知県に損害賠償を求める裁判を起こした。両親が子どもを失った悲しみ、無念さを本誌だけ...
雑誌「広告批評」を創刊し、朝日新聞で長年「CM天気図」を連載したコラムニストの天野祐吉さんが10月20日、亡くなった。享年80。最愛の約30歳下の妻を始め、多くの著名人が、天野さんとの思い出を明かした。 80年代から交流があった作家でエッセイストの阿川佐和子さんには忘れられないエピソードがある。2...
フジテレビ昼の看板番組「笑っていいとも!」が来年3月終了する。この決断の裏には、時代の変化と、フジテレビの社長交代が影響しているようだ。 第1回放送から見ているというコラムニストのペリー荻野さん(51)は、看板コーナーである「テレフォンショッキング」の与えた衝撃をこう振り返る。「友人から送られてき...
東電の情報隠蔽と言われかねない事態が発覚した。伊豆大島に甚大な被害をもたらした台風26号が東北沖を通過した今月16日、福島第一原発では土砂崩れや陥没が起きていたのだ。だが東電はその事実を公表せず、災害から5日後、記者からの問い合わせで、ようやく明らかにした。「崩落が起こり、道が封鎖されている」 大...
昨年12月にバッジをつけて以降、すっかり影の薄かった「日本維新の会」の東国原英夫衆院議員(56)。だが最近、ちょっとした注目を集めている。 10月12日付の宮崎日日新聞に「知事選立候補に意欲」と大きく報じられたのだ。記事によると、2015年1月に任期満了を迎える宮崎県知事選について、東国原氏は「出...
住む場所を選ぶときに、利便性などの条件とともに注目したいのが緊急時の安全性。意外に見過ごされがちだが、救急車がどれくらいの時間で来られるかといったことは、万一のときのために知っておきたいところ。そこで東京とその近県の街で、救急車の出動から現場到着までの時間がどのくらいかかるのかを調べてみた。 救急...
東京電力柏崎刈羽原発の安全審査申請を「条件」付きで承認した泉田裕彦新潟県知事。しかし、原子力規制委員には大きな不満があると激白する。――原子力規制委は、汚染水問題に手間取る東電の安全体制が信頼できないと、東電の広瀬直己社長との面談を終えるまで、適合審査を延期する構えです。規制委が作って7月に施行さ...
年内の合意をめざすTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉が佳境を迎えた。自民党は当初、農産物の「重要5項目」を守ると言い続けてきたが、最近は譲歩しそうな雰囲気も漂う。この「聖域」の関税がなくなっても、農業は大丈夫なのか。日本にどんな影響を及ぼすのか。「聖域」をすべて守った場合と、すべて関税ゼロになっ...
日本の経済政策を担う両輪は、経済産業省と財務省だ。アベノミクスは成長戦略に重きを置くことから経産省に傾いているという。安倍晋三首相が「経産省寄り」になる理由を、『経済政策のカラクリ』(朝日新聞出版)の著者で財務省出身の「ミスター円」こと榊原英資・青山学院大学教授は次のように話す。* * * な...
ロンドンの大英博物館で展覧会「春画:日本美術のセックスと快楽」が来年1月5日まで開かれ、約170点の春画が展示されている。 春画は、江戸時代を中心に約300年にわたって生み出された浮世絵作品。特異なのは、あからさまな性描写だ。日本では古代から江戸時代まで、性は一般的におおらかに肯定された。しかし明...
10月25日、安倍内閣は国の重要な情報を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案を閣議決定、国会に提出した。しかしこの法案に関心を寄せる国民は少ない。作家の室井佑月氏はその現状を見て、このように嘆いている。* * * 中学受験について、雑誌のコラムの依頼を受けた。でもあたしは、息子の...
古くは「江川の空白の一日」から「KKコンビの明暗」、昨年の「二刀流・強行指名」まで、数々のドラマを生んできたドラフト。 一番の「勝ち組」は、やはり「当たりくじ」、松井(桐光学園高)との交渉権を引き当てた楽天だろう。 松井は鋭く曲がるスライダーを武器に、昨夏の甲子園で大会新となる一試合22奪三振を記...
韓国では今、日本原作のドラマがブームとなっている。毎年1、2本のリメイク作が生まれていたが、昨年は「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」「プロポーズ大作戦」など少なくとも8作品。今年は「愛なんていらねえよ、夏」「ハケンの品格」「女王の教室」などがリメイクされ、年末までには5作品以上になると予想されるなど...
1982年10月4日にスタートした国民的バラエティー番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ系)が、ついに32年の歴史に幕を下ろす。「『いいとも』終わるって、ほんま?」 10月22日の番組終了間際に突然現れた笑福亭鶴瓶(61)がこう質問すると、司会のタモリ(68)はあっさりと答えた。「...
日本が誇る「おもてなし」はどこへ行ったのか。ホテルのレストランなどで、メニュー表示と異なる食材を使っていた阪急阪神ホテルズ(本社・大阪市)。“偽装”は7年以上にもわたって行われていた。その系列で、日本を代表する高級ホテルでも同様の事実が発覚。 こんなことが、なぜ起きたのだろう。関西地方のホテルに約...
カンヌ国際映画祭(フランス)で審査員賞を受賞するなど、国際的な場でも評価されている映画「そして父になる」(是枝裕和監督)。こうなると、アカデミー賞(米国、来年3月)最優秀外国語映画賞も取るのではないか、と期待する人もいるだろう。 しかし、断言してしまうが、「そして父になる」の受賞は100%ない。な...
安倍晋三首相(59)みずから「成長戦略実行国会」と命名した臨時国会。裏腹に注目を浴びているのが「特定秘密保護法案」だ。政府が恣意的に国家機密を指定しかねず、漏えいに目を光らせるといわれる“ハードボイルド”な法案だ。 法案は特定秘密の対象を、防衛、外交、スパイ活動防止、テロ活動防止の4分野とし、国家...
福島第一原発の汚染水漏れがいまだに止まらず、「完全にブロック」発言の修正に追われる安倍晋三首相。ほとんど報じられていないが、新たな危機に今、直面している。11月から始まる4号機からの燃料棒の取り出しだ。燃料プールに残された1533本もの燃料棒を、4号機から約50メートルの距離にある共用プールに移す...
「世に送り出したとしたら、その責任は私にあります。申し訳ありません」 10月26日、都内のホテルで会見を開いたみのもんた(69)はその冒頭、カメラの強烈なフラッシュを全身に浴びながら数十秒間、頭を下げ続けた。 発端は9月11日。日本テレビ社員(当時)の次男が窃盗未遂容疑で警視庁に逮捕され、みのはTB...
東京都江東区越中島に、高さ43メートル、7階建ての福山通運東京支店のトラックターミナルが建とうとしている。従来の施設の建て替えにより、この巨大物流施設が完成すれば、ピーク時の1時間には約220台が出入りするという。 工事現場の近くには、430世帯1千人の住民が暮らす越中島三丁目ハイツがある。近隣住...
小泉純一郎元首相(71)が繰り返す「脱原発」発言が今、政界に影響を与えつつある。8月下旬に毎日新聞のコラムで、「脱原発」発言が伝えられると、9月24日には、東京・六本木ヒルズで開かれたフォーラムに小泉氏本人が登場し、90分にわたって「原発ゼロ」論を繰り広げた。1日に名古屋市内の講演会で熱弁を振るい...
30年ほど前から日本でも行われるようになった、肥満症治療のための減量手術。脂肪吸引や脂肪摘出ではなく、胃の縮小を伴う手術のことをいう。効果が認められる一方で、誤解もあるようだ。 肥満は、外見だけが問題なのではない。合併症として睡眠時無呼吸症候群、高脂血症、心血管系の病気、糖尿病などの病気を抱えてい...
〈なぜ私は結婚できないのか〉とか〈どうして、うちの娘は独身なのかしら?〉とか……。堂々巡りする今どきの女心に真正面から向き合う謎の才女が現れ、支持を広げている。「未婚のプロ」を自称する、ジェーン・スーさん、40歳。ラジオパーソナリティー、作詞家、コラムニストなどさまざまな顔を持ち、初めての著書『私た...
『はじめよう!ひとりごはん生活』の著書もある料理研究家の行正り香氏さん。福岡県生まれの彼女は、アジアへ行くと故郷との繋(つな)がりを感じるという。* * * 台湾や韓国に行くと、不思議なことに「福岡に帰ってきたな」という感覚になります。それはきっと屋台があるから。暑い夏も、寒い冬も、福岡っ子は明...
ストレートに注意すると折れちゃう男が多いと嘆く女性たち。文筆家・北原みのりさんの友人が実践している男性への気遣いとは?* * * 近所のクリーニング屋さんは、気前がよい。ワンピースを出すと必ず「ワンピースは高いから、裾の長いブラウスってことにしちゃおう!」と半額にしてくれたりする。明るくて気前...
高値をめがけて駆け上がる熱気を失った日本株だが、「アベ相場」は今後どうなっていくのだろうか? 本誌では絶対匿名を条件に、大物投資家たちに注目する「お宝銘柄」を聞いた。D(銀行系証券ディーラー・39歳):私はコンクリート建物の補修を手がけるショーボンドホールディングスがド本命。アベノミクスで公共工事...
「文は人なり」というが、庭もまた人柄を表す。バラの花園、日本風、雑木林風など、庭にはいろいろな種類があるが、一つとして同じ庭はない。「雑草の抜き方にもその人の価値観が出る」というガーデナーもいる。 知らない人の家の庭を覗き見るのははばかられるが、今、日本中に一般家庭の庭を訪ねることができる、“オープ...
LINEやフェイスブックへの「SNS依存」や「オンラインゲーム依存」など、ネットやスマホに依存する大人が増えている。中にはゲームを1日8時間プレーして無断欠勤をするケースや、ママ友から嫌われたくないという理由でSNSに依存する人もいるという。「やめたい」と願っていても、やめられない。こうした心情は...
黒のミニスカートに水玉模様といった服装に、シャネル、クリスチャン・ディオールなど有名ブランドのバッグやネックレス。北朝鮮で規格はずれのド派手ファッションは最高指導者、金正恩(キムジョンウン)第1書記(30)の妻、李雪主(リソルジュ)(24)のトレードマークになってきた。 そんな彼女に「異変」が起き...