「光るキノコ」 仕組みは謎だらけ
週刊朝日「光るもの」を見ると、現代人はとっさに電気がついていると考えるだろう。しかし、自然界には自ら光る生物がたくさんいる。 写真家の西野嘉憲さんは、10年ほど前、夜の八丈島の山で“光るキノコ”に偶然出会った。30メートルほど離れていても、はっきりわかる明るさだ。その姿に魅了され、以来、日本各地で発光キノコ...
「光るもの」を見ると、現代人はとっさに電気がついていると考えるだろう。しかし、自然界には自ら光る生物がたくさんいる。 写真家の西野嘉憲さんは、10年ほど前、夜の八丈島の山で“光るキノコ”に偶然出会った。30メートルほど離れていても、はっきりわかる明るさだ。その姿に魅了され、以来、日本各地で発光キノコ...
「憲法を変えるなどもってのほか」――。アニメ映画「風立ちぬ」が公開されたばかりの宮崎駿監督が、スタジオジブリ発行の小冊子「熱風」で、憲法改正に断固反対する考えをつづっている。長らく控えてきた政治的発言を、今なぜ語るのか。 宮崎監督は普段から戦争を肯定する考えには強い嫌悪感を示しながらも「政治について...
「インフレ時代の足音」が聞こえてきている。老後の生活は年金、預貯金だけでは心もとない。資産を増やしていく発想に切り替えることが求められている。これから投資を始める人が知っておくべき資産運用の心構えを、「ファイナンシャルリサーチ」代表のファイナンシャルプランナー、深野康彦氏が解説する。* * * ...
映画化25 作目の作品は、今の日本が直面する現状をどこか想起させる──。なんて言うと、社会派超大作について語るようだが、話は子どもたちに大人気のアニメ、アンパンマンの最新映画についてだ。 ばいきんまんが作りだしたメカ、スゴイゾウが想定外に暴走しはじめ、街中をめちゃくちゃに破壊し、汚泥を撒き散らす。...
5月19日、またひとり日本人のボクシング世界チャンピオンが誕生した。世界ボクシング評議会(WBC)女子フライ級、真道(しんどう)ゴー(26)。王者のハンガリー選手に対し終始自分のペースで攻め続け、フルマークの判定勝ちだった。 試合後の控室で「前向きにありのまま戦うことで、悩みを持つ人に『自分もがん...
尿路結石の患者が年々増えている。腎臓で作られた尿は、尿管を通って膀胱(ぼうこう)にためられ、尿道から排出されるが、この尿の通り道にできる石が尿路結石だ。尿路結石の外科的治療としては専用の装置を使って体外から衝撃波を当て、結石を細かく砕く「体外衝撃波結石破砕術(ESWL)」などがあるが、最近では新た...
数字は物語る──。携帯電話に占めるスマートフォン(スマホ)の契約者の割合は3月末現在、37.2%(MM総研調べ)。テレビやウェブを見たり、雑誌を読んだりしていると、スマホにあらずば携帯電話にあらずといった雰囲気さえ漂う昨今にもかかわらず、である。 逆に契約者の62.8%を占めるものは何か。そう、ガ...
石垣島に行ったという生物学者で早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦氏。だんだんと消える同島の自然を見て、ある皮肉を感じるという。* * * 7月の上旬に女房と石垣島に遊びに行った。ここの所、無闇に忙しくて、カミさんと遊ぶヒマもなかった。つかの間の休日である。僕は虫を採りたいのだけれど、女房の希...
うだるような暑さの中、東京都世田谷区の住宅街を歩いていると、一つの看板が目に留まった。看板には「油そば屋 凛」とある。入り口には何の変哲もないが、目を引くのは、店舗上にデカデカと飾られた女性の写真と「GIRLsBAR 凛」の文字。なんだ、コレ……。もしかして、こんなコがセクシーなドレスで注文を取っ...
土用の丑の日に合わせて、店頭に並ぶウナギの蒲焼き商品。「中国産」表示のウナギの中には、欧州種も含まれていた。しかも、絶滅危惧種に指定されている。 多くの消費者は、店頭に並ぶ「中国産」のウナギも、日本人に愛されてきたニホンウナギが、中国で養殖されたものと考えるだろう。ところが、ニホンウナギは稚魚の不...
第149回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が7月17日に都内で開かれ、芥川賞は藤野可織さん(33・写真右)の『爪と目』、直木賞は桜木紫乃さん(48・同左)の『ホテル・ローヤル』に決定した。「下鴨神社に二人の受賞祈願に行きました」と話すのは、二人と交流がある作家の花房観音さん。藤野さんと...
自民圧勝で終わった参院選。作家の室井佑月氏は、選挙期間中に感じていた各候補者の違和感を指摘する。* * * この原稿がみなさんの目に触れる時には、参議院選挙は終わっている。選挙期間中、たくさんの候補者や政治家の演説をネットで観た。まるで同時並行で二つの世界があるように思えたのは、あたしだけだろ...
「週刊朝日」で7月末から9月末発売号まで、カバーガールを「女子学生公募モデル」が務めます。壇蜜似から昭和アイドル系、王道の女子アナ系などなど、今年も個性豊かでフレッシュな女子学生たちが集まりました。 一部をご紹介しましょう。 上智大3年・上村彩子さんはアナウンサー志望。お嬢様ふうの白いワンピースでロ...
すっかり蒸し暑くなってきた今日このごろ。こんな日は、やっぱアイスでしょ。そこで各地の名産品を使った「ご当地アイス」を調べてみると、それぞれ独自の進化を遂げていることがわかった。 ご当地アイスも買えるアイス専門のネットショップ「アイス天国」によれば、変わり種ご当地アイスは、親しい人を驚かせる贈り物需...
福島第一原発の事故後、警戒区域だった地区で今年5月、火災があり、住宅が全焼した。報じられていないが、この火災には警戒区域が解除された地区だったための事情があって、被害が拡大した可能性がある。「国境なき記者団」日本特派員の瀬川牧子氏が取材した。* * * 火災が起きたとき、消防の態勢が整っていな...
「人生90年」時代が近づいている。定年後を安泰に過ごせるかどうかのカギを握るのは、ズバリお金の備えだ。「老後は年金があるから安心」という神話が崩れ、インフレの足音も近づきつつあるなかで、定年前から資産設計を考えておくことが肝心だ。現役時代にどれだけ蓄えをつくっておけば安心なのだろうか。『老後難民 5...
顧客データや工場の出荷状況、商品についてのツイートなど、刻一刻と巨大化するビッグデータ。「宝の山」でもある、その情報の渦の中から、一筋の光を見いだすのが、データ分析の統計知識を持つ社員たちだ。 森永乳業の広告部で働く中川美穂さん(24)は、パソコン画面にひとつの発見をした。 中川さんを悩ませていた...
華麗なる一族敗れる――。東京選挙区からみんなの党公認で立候補した写真家の桐島ローランド氏(45)は、当選ラインを約29万票下回る完敗。選挙区の当落が報じられると、選挙事務所に姿を見せ、「すべて自分の力不足」と支援者に頭を下げた。母は作家の桐島洋子さん(76)、姉はモデルのかれんさん(48)に、エッ...
「原子力ムラ」の代表と、反原発の急先鋒。原子力に深い因縁を持つ2人の戦いは、対照的だった。 大敗の民主党の中、比例区党内2位の得票数で当選したのは浜野喜史(よしのぶ)氏(52)。22万人の規模を誇る、電力会社の労組組織「電力総連」の組織内候補だ。 民主党が電力業界と相いれない「脱原発」を唱えているだ...
夜が明けてから滑り込んだ。本誌連載でおなじみだった「伝説のトレーダー」こと藤巻健史・元モルガン銀行東京支店長(63)だ。「日本維新の会」の公認で比例区当選。編集部は「残念な結果だったら連載再開も」とひそかに考えていたが、これで「藤巻節」は国会に場を移す。その前に選挙戦を振り返ってもらった。* *...
近年はデジタルデバイス(電子端末)が発達し、どこの家庭にもスマートフォンやタブレット端末がある時代になった。平成24年度の内閣府の調査によると、小学生の携帯電話所有率は27.5%。そのうち7.6%がスマートフィンを利用している。さらに、幼少時からスマートフォンのインターフェイスになじみ、いつの間に...
アイライナーを左右に振り動かし目尻を跳ね上げれば、数秒でできあがり。アーモンド型のつぶらで切れ長な目。いま人気の、ネコのような目に見せる「ネコ目メーク」だ。 東京在住のセラピスト、平塚侑(ゆう)さん(26)は「一見、性格がきつそうに見えて、甘えん坊そうなイメージも出せるのが魅力なんです」とその魅力...
改選の2議席を上回る8議席を獲得した日本維新の会だが、7カ月前の衆院選とは、明らかに潮目が変わっていた。自公を過半数割れに追い込むという目標を果たせなかった橋下徹共同代表(44)は、地元大阪で厳しい表情で会見に臨んだ。「絶対に勝ちとは言えない。自民党が支持を受けたということ。勢いを止められなかった...
「元気ですかっ。元気があれば、当選もできる!」 当選確実が報じられると、高らかに猪木節が響いた。18年ぶりの国政復帰だ。 1989年の参院選に際してスポーツ平和党を結成、「国会に卍固め、消費税に延髄斬り」のキャッチフレーズで約100万票を集めて当選を果たしたアントニオ猪木氏(70)。今回は日本維新の...
76議席獲得と、与党が半数以上を占めた参院選。ねじれも解消され、気になるのは今後の安倍政権の動きだ。人事では舌禍の危険性がある盟友の高市早苗政調会長(52)に代えて、安倍晋三首相(58)の出身派閥の細田博之幹事長代行(69)の起用がささやかれている。 そして閣内においては、こちらも安倍首相の政治的...
全野党が反原発を訴えるも、具体的な解決策を示すことができず惨敗に終わった今回の参院選。ジャーナリストの田原総一朗氏は、与党圧勝のこの状況以外にもさまざまな問題点があるという。たとえば、山本太郎氏の当選や共産党の都議選に続く躍進だ。* * * これらの“番狂わせ”は、自民党に対する批判票が行き場...
5月に自身のブログで1週間限定の「携帯なし生活」に入ることを宣言したタレントの上地雄輔さん(34)に携帯なしで過ごした日々について聞いた。* * * 撮影で1週間、アマゾンに行くことになり、携帯を日本に置いて行きました。電波が入らないと聞いていたので、せっかくだからと思いつきで。 アマゾンという環...
「一人ひとりの声を必ず国会に届けます!」 大激戦の東京選挙区で当選を果たした“プリンセス”吉良佳子(よしこ)氏(30)は、女性の支援者と抱き合って喜んだ。 9年間議席を失っていた大阪でも、36歳の辰巳孝太郎氏が当選。「大阪で止まっていた時間を動かした」と勝利宣言した。 共産党関係者が、「こんな手応え...
自民には思わぬ“誤算”だったかもしれない。大量得票を見込んで比例区に擁立した「有名人候補」が、軒並み撃沈したのだ。 獲得した比例区18議席の最後のイスに座ったのは、元大阪府知事の太田房江氏(62)。一方、僅差の次点で涙をのんだのは、元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭(わかさ)勝氏(56)だった。...
与党が半数を超える76議席を獲得。参院選で圧勝して、ようやくねじれが解消した。安倍晋三首相(58)の第一声は「たくさんの国民の皆さまに『政治を前に進めていけ』との大きな声をいただきました」だった。 7月21日夜、東京・永田町の自民党本部。テレビ局の中継インタビューに答える安倍首相には、過去に主役を...