TPP参加しても食の安全性は下がらない? その理由
AERA7月からTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に参加する見通しの日本。参加を目前に控えた今になっても、「食の安全」が守られないのでは、との不安の声は尽きない。元農水官僚で東京大学大学院の鈴木宣弘教授(農業経済学)は言う。「アメリカなどから、日本の食品に対する安全基準が、非関税障壁だとして大幅に緩める...
7月からTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に参加する見通しの日本。参加を目前に控えた今になっても、「食の安全」が守られないのでは、との不安の声は尽きない。元農水官僚で東京大学大学院の鈴木宣弘教授(農業経済学)は言う。「アメリカなどから、日本の食品に対する安全基準が、非関税障壁だとして大幅に緩める...
グローバル時代の到来。その波は学童保育の場にまで波及しているようだ。 共働きの親の子どもたちが放課後を過ごす学童保育。4月にオープンした民間学童「東京インターナショナルスクール中目黒アフタースクール」が売りにするのは「グローバルスキルを学ぶカリキュラム」だ。商社として初めて学童事業に参入した住友商...
若者だけではなく高齢者にも広がりつつあるシェアハウスのように、共同生活の役割分担を行うことで、認知症の改善に大きな成果を上げているグループホームがある。「こくせい館」(奈良市)には、平均年齢85歳の認知症の高齢者18人が暮らす。施設の外観は大きな一軒家のよう。「なるべく家と同じ環境に近づけたい」と...
恋愛小説に感動するのは女性、というイメージを抱きがちだが、今、男性から圧倒的な支持を得ている小説がある。 10年ぶりに再会した幼なじみが、魅力的な女性に大変身。しかも主人公に一途な思いを寄せ続けており、二人の距離は急速に縮まっていく。ところが、彼女は大きな秘密を抱えていて……、累計発行部数50万部...
今年のカンヌ国際映画祭の批評家週間部門クロージング作品として、ジャン=リュック・ゴダール、ピーター・グリーナウェイ、エドガー・ペラの3監督によるオムニバス3D映画『3×3D』が上映。世界中で評価される巨匠たちが初めて3Dに挑戦した作品だけあり、オムニバスながら大きな注目を集めた。 現地の報道による...
昨秋から一本調子で上がってきた日経平均株価に、ついに“冷や水”が浴びせられた。5月23日の下げ幅「1143円」は、東日本大震災直後やリーマン・ショック後を超え、ITバブルが崩壊した2000年以来の大きさ。翌24日の相場も、いったんは大きく戻して1万5千円台を回復したが、結局、乱高下しながら前日終値...
アンジェリーナ・ジョリーが乳がん予防のために乳房を切除したことが、大きな反響を呼んでいる。日本では予防として両乳房を切除した例は、まだない。ただ、片側の乳房に乳がんが見つかり、もう片側の「健康な側」の乳房を予防のために切除した例は、数例ある。 ある女性は右胸のしこりが乳がんだと診断を受け、両胸を全...
2009年に始まった「産科医療補償制度」。この厚生労働省主導の医療補償制度で、保険会社が莫大な剰余金をため込んでいる事実が明らかになった。 産科医療補償制度では、分娩時の医療事故で重い脳性まひになった子どもの保護者に、3千万円の補償金を支払う。運営主体は、病院の第三者評価をしている公益財団法人日本...
野田聖子自民党総務会長(52)はジャーナリスト・田原総一朗氏との対談の中で、韓国で女性大統領が誕生した背景に「クオータ制」があると語る。* * *田原:先日、韓国の朴槿恵大統領がアメリカに行ってオバマ大統領と会談したのを見て、ショックを受けました。女性と黒人がトップだと。日本は遅れていると感じ...
戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の主導で草案が作られ誕生した日本国憲法。ソ連やオーストラリアなどが天皇制存続に否定的だったなか、新憲法は天皇制を救う存在だった。 GHQのある第一生命ビル6階に、弁護士や大学教授出身のGHQ民政局(GS)の米国軍24人が集められた。新憲法の制定会議だった。1946年...
涙を流してストレスを解消させようという「涙活」が注目されている。感動の涙を求めるのは意外と男性、それもおっさんに多いという。 昨年、韓国に突如巻き起こった“初恋ブーム”。その火付け役は映画「建築学概論」だった。建築家として活躍し、婚約者もいる男性の元に、15年ぶりに現れた、大学時代の初恋の女性。「...
一時は食品業界を中心に騒然とさせるも、一段落した感がある鳥インフルエンザ騒動。しかしこれを機に、輸入食品に対する危機感を抱いた人もいるのではないだろうか。加工食品は原産地表示義務を免除されているものが多く、消費者の不安をあおる結果にもなっている。 AERAは鳥インフルエンザで注目を集めた輸入鶏肉(...
泣きたい人が集まって意識的に涙を流す――。こんな“涙活”が今、ブームになっている。泣けば、デトックス効果で自律神経が休まり、ストレス解消になるという。そこで本誌記者は涙活イベントに潜入取材した。 東京・西新宿にある雑居ビル5階の会場には、すでに30人ほどの老若男女が椅子に座っている。意外なことに男...
これまでは家賃支出を抑えたい若い世代が中心だったシェアハウスだが、ここにきて対象が広がってきた。老人ホームや介護施設に入るつもりはないが、一人で暮らすには不安がある。そんな高齢者の新しい選択肢になりつつあるのだ。 若者にとってシェアハウスが魅力的なのは、その手軽さにもある。最小限の荷物で入居し、自...
みんながわかる授業をしたいが、教壇から30人の子どもに話すやり方では、だれかが落ちこぼれてしまう──。万国共通の悩みを抱えた米国の先生たちが、教室での講義をやめてしまった。 カリフォルニア州の田舎町プレザントン。シリコンバレーから車で1時間ほどの公立フェアランズ小学校を訪れると、5年生の算数の授業...
ポール・モーリアを筆頭に「イージー・リス二ング」と呼ばれ、1970年代に大ヒットしたインストゥルメンタル系音楽の再ブームが起こっている。リチャード・クレイダーマンら往年の大スターらが続々と来日する。日本でイージー・リスニングが愛されている背景には、流行の移り変わりや生活様式が関係しているようだ。 ...
乳がん予防のために乳房を切除したことを告白したアンジェリーナ・ジョリー。 肌を見せることも多い女優業にもかかわらず、健康な両乳房にメスを入れた決め手は、56歳で卵巣がんで亡くなった母親の存在と、自らの遺伝子検査の結果だった。乳がんと卵巣がんに関係の深いBRCA1という遺伝子に変異が見つかり、乳がん...
新玉葱がおいしい季節。甘みをたっぷり含んだ旬の玉葱は、生活習慣病予防にも期待できるとあって積極的に体に取り入れたいところだが、あの切るときの涙が……という人も多いのではないだろうか。料理研究家の柳谷晃子氏が、対処法を教えてくれた。* * * 今の季節は店頭に新玉葱が並びます。新玉葱は白玉葱とい...
「安倍晋三氏は歴史を直視することができない」 4月27日付の米紙ワシントン・ポスト(WP)に、そんな刺激的な見出しをつけた社説が掲載された。WPといえば、安倍政権の誕生以来、その政策を評価してきた新聞。なぜ、ここにきて批判に転じたのか。 発端は4月の参院予算委員会。「(過去の植民地支配と侵略を反省す...
心理学者の小倉千加子氏は、仕事と子育てで悩む現代女性の生き方についてこう話す。* * * 若い女性にとって、「専業主婦になりたい」と言うことは、後ろめたいとまではいかなくても少し憚られるようなことであるらしい。 専業主婦になることは、仕事を持って社会に出ようと努力している女性たちの足を引っ張る...
京セラの稲盛和夫氏(81)の手腕により、再生を果たしたJAL。社員の意識を変えた方法のひとつが、京セラ仕込みのアメーバ経営だ。大組織を独立採算で運営する小集団に分け、リーダーを任命し、共同経営のような形で会社を動かしていく。JALには組織図上の部・課ごとに約1千のアメーバがつくられた。 路線統括本...
都市部ではもはや定着した感のある「シェアハウス」。若者が中心だったが、しだいに高齢者に広がりつつある。一人暮らしの不安を解消し、サポートを受けたり、人と交流したりしながら、自立した生活を続けられるからだ。 お年寄りにとって、シェアハウスの大きなメリットは、人と同居することで孤立を解消し、一人暮らし...
「夫は外、妻は内。」こうした夫婦の役割分担についての考え方が、古来日本には存在している。近年、女性の社会進出が進み、こういった意識も変化したかと思いきや、まだまだ根強くあるようだ。 内閣府が2012年10月に実施した「男女共同参画社会に関する世論調査」では、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである...
もしかしたら今後、夫婦間で男女の役割が逆転する時代が来るかもしれない。男性が中心となって活躍していた建設業や製造業が細り、一方で成長分野の医療・福祉の就業者数は8割が女性。これからは男性も家庭進出をめざしてもいいのではないだろうか。 結婚情報サービスのオーネットの調査(2009年)によると、「専業...
今月13日、東京電力福島第一原子力発電所に地下水が流れ込んで増え続けている放射性汚染水を減らすため、地下水を海洋に放出する計画が先送りされた。いまだ不安が残る放射能問題だが、周辺海域に生息する魚介類にどんな影響を与えているのだろうか。今回はセシウムに関して調べてみた。 実は、2011年3月の福島第...
プロゴルファー丸山茂樹氏はコーヒー好きが高じて、先月カフェをオープンした。出店しようと決意したコーヒーとの出会いとは?* * * 何を隠そう、僕は「超」がつくコーヒーフリークなんですよ。飲むとホッとする。飲んだら安らぐ。いいですよね、コーヒーって。 そのコーヒー熱が高じて先月、「Urth Ca...
近年、“女性向けAV”が静かなブームになっている。なかには年間1万本ものヒット作品が生まれることも。業界初の“専属男優”で女性向けAV人気の火付け役の「一徹」はこう言う。「不自然なキスはダメ。ゆっくりついばむように、唇の感触を確かめながら、ソフトにゆっくり楽しんでいく」。女性に喜ばれる気遣いが、人...
福井県にある敦賀原発2号機(日本原子力発電)の「廃炉」が不可避となった。原子力規制委員会の有識者会合が5月15日、原子炉建屋直下の断層を「活断層」と断定する報告書をまとめたからだ。委員会は、ほかに五つの原発でも調査を進めており、今後も「激震」が続くとみられている。 安全性の低い原発は、即刻淘汰(と...
就職の広報活動解禁時期がまた変わる。安倍首相が経団連などの首脳に、大学3年生の12月から翌年3月に遅らせるよう要請し、経済界側がこれを受け入れた。2016年卒、つまり現2年生からこのスケジュールで活動をすることになる。それに伴って、選考活動の開始も4年の4月から8月に変更される。解禁時期は、13年...
元テニスプレーヤーの杉山愛さん(37)には、「忘れられない最高の朝食」があるという。 杉山さんは現役時代怪我が少なく、四大大会連続出場回数がギネス世界記録に認定されるほど「驚異の回復力」とスタミナを誇ってきた。秘密は、「もちろん食事だけではありませんが、選手時代は一日5食たべてました。中でも朝食の...