勘三郎が言っていた「マズい」こととは?
週刊朝日12月5日、57歳という若さで亡くなった歌舞伎俳優の中村勘三郎(本名・波野哲明)さん。二十数年来の親友だった野田秀樹さん(56)は、勘三郎さんの訃報を「演劇界の災害」と表現した。野田さんの舞台「THE BEE」を観劇した晩、勘三郎さんたちと飲みに繰り出したときの様子を、朝日新聞文化くらし報道部の藤...
12月5日、57歳という若さで亡くなった歌舞伎俳優の中村勘三郎(本名・波野哲明)さん。二十数年来の親友だった野田秀樹さん(56)は、勘三郎さんの訃報を「演劇界の災害」と表現した。野田さんの舞台「THE BEE」を観劇した晩、勘三郎さんたちと飲みに繰り出したときの様子を、朝日新聞文化くらし報道部の藤...
学校週休2日制の完全実施から10年余、「土曜授業」が全国的に復活の兆しを見せている。なぜ今、再び増えつつあるのか。背景にあるのは「ゆとり教育」の反動だ。 経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査で日本の順位が低下したことなどから「ゆとり」への批判が高まり、2008年には「脱ゆとり」に向けて学習...
料理研究家の柳谷晃子さんは、大好きな漬物の一つに「すぐき漬け」を挙げる。蕪の仲間であるすぐき菜を漬けたもので、千枚漬けやしば漬けと並ぶ、冬の京都の代表的な漬物だ。このすぐき漬けには意外な効用があるという。* * * 植物性乳酸菌「ラブレ菌」は、すぐき漬けから発見されました。免疫機能の低下を軽減...
12月16日に行われる衆議院選挙が近づき、各政党の動きが本格化している。票獲得に必死な政党に、あきれはてた早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦氏は、こう嘆く。* * * 野田首相が追い詰められて、窮鼠(きゅうそ)の如き解散に踏み切った。猫を噛めるとはとても思えないが、筋は通したと胸を張っての解...
北方領土、竹島、尖閣諸島などの領土問題に端を発する新しいナショナリズムの潮流が相当な勢いで広まっている。ジャーナリストの田原総一朗氏は、安全保障を強化することに反対はしないとしながらも、安倍晋三総裁率いる自民党や石原慎太郎前都知事の日本維新の会が、憲法9条の第1項の中核を削除しようとしていることに...
作家の林真理子さんは、イラストレーターの南伸坊さんの「ライフワーク」がお気に入りだという。それは、南さんが話題の人物になりきって写真撮影する『本人伝説』。林さんはそのモノマネのクオリティの高さに脱帽したという。* * *林:あんまりそっくりなんで大笑いしちゃいますけど、特に私たちの業界を震撼さ...
真珠湾攻撃という、日本側の奇襲から始まったとされる第二次世界大戦。しかしそれは本当に奇襲だったのか。実は、当時の日本の情報が米国に漏れていたのではないかということを示す文書が残っている。 敗戦直後の1945年10月9日に、当時の米内光政(よない みつまさ)海相に提出された「大東亜戦争戦訓調査資料(...
「うつではないか」と思ったとき、どのように医療機関を選び、治療に向き合えばいいのか。地域での精神医療や医療提携にくわしい、こころの診療所細田クリニック(松江市)の細田眞司医師に聞いた。* * * 精神的に落ち込んだ人を心配するとき「うつじゃないの?」と当たり前に会話されるほど、うつ病の認知は広が...
稲垣五郎との復縁が噂される女優の菅野美穂。未来学の鳳華氏は、二人の相性と結婚の最高のタイミングについてこう予想する。* * * 菅野美穂さんは、俗称・芸術星の「木の星」。周囲に神経質なほど気を使い、行き当たりばったりが大嫌い。役柄にも生き方にも妥協ができない完璧主義者で、何事も用意周到に段取る...
旅立ちに際し、「穏やかな死」を願うのは、人として自然な気持ちだろう。だが必ずしも願いが叶(かな)うわけではない。町医者として500人の患者を在宅で看取った長尾和宏医師とともに「平穏死」に立ちはだかる壁について考える。* * * 人工呼吸、人工栄養、人工透析が3大延命措置と呼ばれています。 延命...
出費の中でなかなか削ることのできない携帯電話使用料。実はキャリア別にさまざまな節約方法がある。 新たに携帯電話を契約する際には、携帯電話会社や代理店が展開するキャンペーンをうまく活用しよう。NTTドコモでは、公式オンラインショップで携帯電話を購入すると、端末代金が割引になる「ドコモオンラインショッ...
アメリカに住み、世界各地を演奏活動で訪れる24歳のヴァイオリニスト、五嶋龍。昨年5月に名門ハーバード大学を卒業。専攻は物理学で、量子力学を学んだ。ヴァイオリンだけでなく、3段の実力の空手も練習を欠かさない。さらに最近では、友人と企業もしたという。 そんなマルチな才能を展開する五嶋龍は、どんな自分の...
自民党が政策のひとつとして掲げる「土曜授業」の復活。しかし、これに現場の教師や生徒は困惑しているようだ。〈土曜授業を実現します〉 自民党が総選挙向けに作成した「J-ファイル2012 総合政策集」の29ページに、そう書いてある。「いやいや、もうすでに始まってるんだけど」 中学校の英語教諭Aさん(33...
夫婦で50歳を超えてから、写真を趣味にする人が増えている。風景、孫、ペット、料理など撮影シチュエーションはいろいろあるが、ここでは、プロ写真家の川合麻紀さんに料理を撮るコツを教わろう。「料理」でまず考えなければいけないのが、撮影マナーだ。「店内で撮るときは、まず店の人にひと言ことわるなど、TPOを...
従来の“研究者”という枠を飛び越え、知のフロンティアに立つ若き才能たち。いま、彼らが新しい風を巻き起こしている。その中の一人、独立研究家・森田真生(まさお・27)さんは、武術家の甲野善紀氏や、中沢新一氏、内田樹氏ら知識人との親交も深い。「数学とは、自分で“わかった”という体験をすること。自分が正し...
12月1日、東京大学弥生講堂で市民ZOOネットワークによる「エンリッチメント大賞2012」の表彰式が行われ、日立市かみね動物園「チンパンジーの森」など3施設が大賞を受賞した。過去には、旭山動物園のあざらし館やオランウータン舎なども同賞を受賞している。ここ数年、人気を集める動物園では、ガラス張りの檻...
実はいま、とあるメールマガジンが話題だ。月2回という少ない発行頻度で、月額500円とメルマガとしては安価とはいえない価格設定。しかしながら、発行直後から異例の勢いで購読者数を伸ばしている。お笑い芸人の水道橋博士が発行している「水道橋博士のメルマ旬報」だ。“大人のコロコロコミック”“子どもの文藝春秋...
芸能界きってのモテ男、「DA PUMP」のISSA(33)と、“恋愛禁止”の掟があるAKB48の「ゆっぱい」こと増田有華(21)が共演したら――。「さすがにISSAも婚約したし、“ない”と思われましたが、プレーボーイっぷりは現役でしたね」と感心するのは、ある芸能関係者だ。ISSAといえば、過去には...
イタリアは著名な経済学者であるマリオ・モンティ氏を首相に、閣僚すべてを選挙とは無縁の民間から任命。異例の政権による大胆な政策で当面の財政危機を乗り越えることに成功した。ニュースキャスターの辛坊治郎氏は、選挙を経ずに誕生したイタリアの現政権と、間もなく選挙を迎える日本を比較し、その皮肉な現状を指摘す...
学生生活を支えるはずの奨学金に苦しんでいる人たちが増えている。大学卒業後も正規雇用に簡単に就けない中、厳しい回収が始まる。 この不況下、卒業しても奨学金を簡単に返済できない人もいる。大卒でも非正規雇用が珍しくないという状況。11年度だと、滞納者は約33万人、滞納額は876億円。数字の上では、滞納者...
新横綱として迎えた九州場所で、9勝6敗という横綱昇進場所としては25年ぶりとなる1ケタ勝利に終わった日馬富士(28・伊勢ケ浜部屋)。 11月26日には、横綱審議委員会(委員長=鶴田卓彦・元日本経済新聞社社長)から「2ケタの勝ち星がないのは横綱の資格がない」「(昇進が)早すぎたかもしれない」と異例の...
円高や増税など、経済を苦しめる要因が増えるなか、生活費は少しでも節約していきたい。そんななか避けられない出費のひとつが医療費。しかし、実はこれを取り戻す制度があることをご存じだろうか。「医療費の節約に欠かせないのは、確定申告による所得控除です」 こう話すのは、北村税理士事務所の北村英寿税理士だ。 ...
自民党の大物がひしめく福岡で、仁義なき“キングメーカー”抗争が巻き起こっているという。発端は、福岡1区の公認候補者をめぐるトラブルだった。 自民党の福岡県連は当初、今期で引退した古賀誠元幹事長(72)の元秘書、新開裕司氏(44)の公認を申請していた。ところが党本部が11月29日、この県連の意向をひ...
いよいよ衆議院選挙投票日まで2週間を切った。有権者はいったい何を見て投票すればいいのか。東大客員教授の御厨貴氏と、東大教授の松原隆一郎氏が、それぞれの政党を採点した。* * *松原:まず民主党ですが、野田佳彦首相(55)が党首討論で見せたタンカは評価するとしても、その後は離党議員を切り捨てまし...
不況や増税で、今後厳しくなることが予想される経済状況。家計をうまくやりくりするために、まずは食費を見直してみてはどうだろうか。 食費を安く抑えるために節約アドバイザーの矢野きくのさんが勧めるのが、流通業者が独自に製品を生産・販売するプライベートブランド(PB)商品だ。「イオングループの『トップバリ...
人間関係の中でも難しいもののひとつである「ママ友」との関係。 幼稚園や保育園、小学校ぐらいまでは、送り迎えや園・学校の活動に親が駆り出されることも多く、否が応でもママ友と付き合わざるを得ない。その関係は時として大きなストレスになる。どこにでも必ず想像できないようなトンデモママが潜んでいるからだ。マ...
2005年5月10日、長野県諏訪市の元職員Aさん(44)は新宿発松本行きの最終特急列車「あずさ35号」の車内で女性のバッグから財布を抜き取ったとする“無実”の窃盗罪で逮捕された。Aさんは11月27日、裁判のやり直しを求める再審請求をした。 裁判では、財布についた指紋など物的証拠はなく、Aさんがバ...
少子高齢化が進み、働き手が激減する。グローバル化が進む一方、日本経済の地位は低下する。一方で、新興国は大きく成長を遂げると見込まれている。2025年の仕事を占う。 新興国の成長は日本に思わぬ成長産業を生む可能性もある。農業だ。経団連は、中国が50年にはGDPで日本の6倍程度に成長し、日本人より豊か...
民主党代表代行だった小沢一郎氏が仕切った前回衆院選で“女刺客”として注目を集めた「小沢ガールズ」たちが、軒並み苦境に立っている。 6月に「週刊新潮」が報じた国交官僚との“不倫キス写真”の影響で、地盤の石川2区を事実上、追われた民主党の田中美絵子氏(36)。小沢氏ら「離党組」に従わず、今度は東京15...
消費増税が間近に迫っている。給料が増えない中での負担増に備えるには、生活を見直して無駄を徹底的に削るしかない。家計を少しでも助ける、特に帰省シーズンに役立つ節約術をお知らせしよう。 そのひとつ、新幹線を約3割引きで乗る方法を紹介しよう。のぞみの普通車指定席なら、東京-新大阪間は通常期の大人片道で1...