橋下維新の合言葉? 「自民党はこりごり。太陽はもっとこりごり」
週刊朝日今回の衆院選で台風の目と恐れられた日本維新の会は54議席を獲得したが、党内はギクシャクしている。そもそも、旧維新と旧太陽は合流した直後から、企業・団体献金の禁止や脱原発など政策面での齟齬(そご)が目立っていた。 亀裂が決定的になったのは、候補者の選挙区調整と比例名簿の作成を巡って、旧太陽と旧維新の...
今回の衆院選で台風の目と恐れられた日本維新の会は54議席を獲得したが、党内はギクシャクしている。そもそも、旧維新と旧太陽は合流した直後から、企業・団体献金の禁止や脱原発など政策面での齟齬(そご)が目立っていた。 亀裂が決定的になったのは、候補者の選挙区調整と比例名簿の作成を巡って、旧太陽と旧維新の...
“卒原発”を錦の御旗に日本維新の会の向こうを張った日本未来の党は、62議席が9議席に減るという大惨敗。卒原発カリキュラムの発案者で、サプライズ出馬した飯田哲也代表代行(53)や、山田正彦副代表(70)などの幹部も軒並み落選した。「小沢(一郎・70)さんの協力をいただき、ここまできたことに感謝している...
第三極の中心として大きな期待がかかっていた日本維新の会。しかし、ふたを開けてみれば、54議席と伸び悩んだ。橋下徹代表代行の盟友で、愛媛県知事の中村時広氏は橋下氏へエールを送る。* * * 橋下さんがつくってきた日本維新の会が、このまま政界で埋没してしまうのは、非常にもったいないなと思っています...
無残な首相辞任から5年、安倍晋三氏の首相返り咲きが確実となった。周囲の官僚、政治記者らによると、安倍氏には以前にはなかったある変化が見られたという。 9月。自民党総裁選で勝った安倍氏に“変貌”ぶりは現れていた。彼をよく知る元官僚はこう驚く。「安倍さんは本来気配り上手な優しい人。それが随分ドライにな...
北朝鮮の意表を突くミサイル発射も驚きだが、かつてないレベルでの成功はさらに驚きだった。ミサイルとセットの核兵器開発も、北朝鮮は飽くことなく続けている。そんな中、国連「北朝鮮制裁委員会」の報告書に、「北朝鮮」と「六ヶ所村」の気になる記述が見つかった。 国連のホームページの安保理のページには「北朝鮮制...
「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」は、たばこの煙などの有害物質による慢性的な肺や気管支の炎症によって引き起こされる病気だ。順天堂大学医学部で実施された大規模な疫学調査研究によると、患者数は約530万人と推定され、高齢者に多くみられる。 COPDになると、空気をためるぶどうの房のような肺胞という組織が壊...
自民党の憲法改正草案を読んだ室井佑月氏。ある程度予想はしていたが、その予想をはるかに飛び越えた恐ろしい内容が存在するという……。* * * よくよく草案を読んでみると、憲法の第12条と、第13条と、第29条は、もともと使われていた「公共の福祉」という言葉が、「公益及び公の秩序」に変わっているの...
2012年のミス・ユニバース・ジャパンである原綾子さんが、12月19日にアメリカ・ラスベガスで開催される「2012 ミス・ユニバース世界大会」に出場する。2012年度の参加国は89カ国。世界中の美女がミス・ユニバースを目指し集結する。 世界一を目指す美女たちにとって、スキンケアやプロポーションの...
激しい下痢や嘔吐を引き起こすノロウイルスが全国を席巻している。患者数は2006年に次ぐ史上2番目のペースで急増中だ。 国立医薬品食品衛生研究所第四室長の野田衛氏は、「ノロウイルスの変異が、今年の流行につながっているのではないか」と指摘する。「ノロウイルスには約40種類のタイプがあるのですが、06年...
■10月18日(木=487日目) 運動は外だったけど、マジ寒かった。もう冬だな。■10月19日(金) 一旦は終了してしまった、読み終わった書籍を寄付する取り組みだが、また再開された。もちろん、私は協力する。廃棄願箋をいちいち書かなくてイイってのも楽だし。■10月20日(土) 田中慶秋法相辞任らしい。...
「超魔術」で大人気のマジシャン、Mr.マリックさん。じつは高校卒業後はガス湯沸かし器で有名なパロマ工業に入社し、手品とは「観客」として接するだけだったという。当時をこんなふうに振り返る。* * * そのころの楽しみは、名古屋のデパートに行って手品道具の実演販売を見ること。日曜なんて朝から晩まで見...
2009年に発覚した「鳥取連続不審死事件」。2件の強盗殺人罪などに問われた上田(うえた)美由紀被告(38)に対し、12月4日、鳥取地裁は極刑を言い渡した。しかし、この事件で上田被告が得た多額の金の使い道については、はっきりしていない。コラムニストの北原みのり氏が取材した上田被告とは?* * *...
終末期の医療・ケアについての意思表明書と言われる「リビング・ウイル」。がん医療の権威で終末期医療に詳しい、愛知県がんセンター名誉総長の大野竜三医師の両親はリビング・ウイルを書き、延命治療をしないという選択を選んだという。その実態とは……。* * * 私は2000年ごろからリビング・ウイルによる...
中高年のオートバイ集団が増えている。特徴は、交通法規を守った整然とした走行スタイル。そして彼らが乗るのが往年の「旧車」であることだ。 空冷マルチエンジンのネイキッド車が基本。中でも人気はカワサキZ400FXやスズキGS400E、ホンダCBX400Fなど1980年代の暴走族らに人気だった名車たちだ....
衆院選の投開票日まであとわずかだが、「日本維新の会」で比例名簿を巡る泥沼劇があらわになっている。 公示日の4日午前に宮城1区の榎秀隆・新宿区議(47)が出馬を断念。東北ブロックの比例名簿変更を余儀なくされた。「当選の見込みもなく、家族から反対され、あきらめた。今後も新宿区議を続けます」(榎氏)。 ...
歯に衣着せぬ発言でおなじみの田中真紀子文科相(68)が、窮地に陥っている。民主党への大逆風に加え、大臣としてスタンドプレーに走った大学認可問題でも失点。「田中王国」と呼ばれた新潟5区で、自民党の長島忠美氏(61)にリードを許しているのだ。「真紀子さんに今回だけは勝てるような気がしてきている。大きく...
選挙戦前に、多くの党が乱立。こうした状況でどのように判断し投票すべきか。投資家で、京大客員准教授を務める瀧本哲史氏は次のようにアドバイスする。* * * 現行制度では最多の12党が乱立し、どこに一票を投じればいいか悩んでいる。そんな有権者が多いようですが、結局は候補者自身の資質を判断して投票す...
終末期における意思決定への関心が高まっているが、「理想の死」への支度とは一体何か。川崎市の松根敦子さん(79)の場合はこうだ。〈私が気を失っていても絶対に蘇生させないで下さい〉 川崎市の松根さんの家の玄関先には、手作りの札が掲げてある。理想の最期のための「意思表示」だ。「宅配便の配達員が『これ何で...
なんであんなヤツが異性に人気があるんだよ! 同性からそう言われる人があなたの周囲にいないだろうか? アエラ編集部がインターネットを通じて「同性に嫌われる同性」について調査したところ、「女性に嫌われる女性」として次のような意見が挙げられた。 女性が嫌いな同性のタイプは、「男性の前でだけ態度が変わる」...
円高により製造業は国内での事業活動に対するインセンティブを見出せず、工場はますます海外に移る。日本人の職場は失われ、就職も苦しくなる。だが投資助言会社「フジマキ・ジャパン」の代表、藤巻健史氏は、円高の被害はそれだけに限らないと指摘する。* * * タクシー(小型)の初乗り料金が430円と、東京...
「多くの人と同じように、自民党も民主党も信じられない、というのが正直な心境ですよ」と話すのは著述家の湯山玲子氏。子育て支援や男女共生の観点から、衆院選の投票について持論をこう述べる。* * * 滋賀県知事の嘉田由紀子さんが登場して日本未来の党を立ち上げるまで、原発再稼働の是非が大きな争点にならな...
「自民、単独過半数の勢い」(朝日新聞)、「自民過半数超す勢い」(読売新聞)、「自公、政権奪還の公算」(産経新聞)……。 12月6日付の新聞各紙1面は、いずれも衆院選の情勢調査を報じたものだった。そろって自民党の圧勝。270議席前後を獲得し、公明党と合わせて300議席にも上るという。あまりに一方的な...
教育評論家の尾木ママこと、尾木直樹さんにいじめ対策や教育政策の観点から、衆院選への一票の投じ方について話を聞いた。* * * 私はもう、教育委員会はなくしてしまえばいいと思ってるんです。教委というのは戦後まもなく、政治権力が教育を左右しないようにつくられたものです。それが現場を政治的に支配する...
元日本テレビアナウンサーでタレントの夏目三久さん。レギュラーを務めるバラエティー番組が人気だが、共演するのは“毒舌”で有名なあの二人だ。 深夜帯の人気番組「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)では、視聴者から寄せられる怒りメールをばっさばっさと仕分けるマツコ・デラックスさんと有吉弘行さんを相手...
ノーベル生理学・医学賞を受賞した京大の山中伸弥教授。氏が作り上げたiPS細胞の実用化が難しい理由を、生物学者で早大教授の池田清彦氏がこう解説する。* * * 山中伸弥京大教授が、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を世界で初めて作出した業績により、ノーベル賞を授与されたのは喜ばしい限りだが、明日にで...
「鳥取連続不審死事件」で2件の強盗殺人罪などに問われた上田(うえた)美由紀被告(38)に対し、鳥取地裁は12月4日、死刑判決を言い渡した。裁判の争点となったのは上田被告と同居男性A氏との力関係。これについて、コラムニストの北原みのり氏はこう綴る。* * * 裁判長は、「宣告にはかなり時間がかかり...
12月15日から全国公開される映画「グッモーエビアン!」で大泉洋、麻生久美子と共演する三吉彩花さん。モデルや女優の仕事をこなす一方、彼女は現役女子高生という顔も持つ。「この世界に入ったきっかけは、幼稚園のときに母と一緒に見たキッズ・ファッションショーを『かっこいい』と思ったことでした」 こう語る三...
選挙戦も中盤だというのに、「日本未来の党」の内部がどうにもゴタゴタしている。ミソをつけたのは、公示日(12月4日)の立候補届け出で繰り広げた、あの比例名簿を巡るドタバタ劇だった。 未来は比例名簿の受理が4日夜までズレ込み、あわや“不戦敗”寸前に。名簿順位を巡り党内の対立が激化し、調整が難航したのだ...
永田町では衆院解散後、野田佳彦首相(55)の、ある怪情報が流れていた。「野田さんが『プロレス戦術』に打って出るらしい」 意味のよくわからないこの噂の発端は、自民党の安倍晋三総裁(58)との党首討論だ。11月14日、マイクの前で突然、手刀を切りながらドスを利かせた声で、「16日に解散してもいい」と宣...
今回の選挙の争点のひとつでもある原発政策。どういった点に注目すべきなのか、社会学者の開沼博氏は次のように話す。* * * 脱原発では、いくつかの党が「2030年代」「20年代」「なるべく早く」などとゴールの時期を示して、原発をゼロにするとしています。しかし、そのためのプロセスはあいまいです。...