写真家・石川直樹 辺境の地で自身を支える一冊のファイル
週刊朝日2000年に北極点から南極点までを人力踏破。01年、7大陸最高峰登頂を達成。旅、自然をテーマに作品を発表し続けている写真家の石川直樹さんが「旅の道連れ」として必携するのは一冊のファイルだという。* * * このファイルを旅先に持っていくようになったのは、だいたい3~4年前からですかね。それまで...
2000年に北極点から南極点までを人力踏破。01年、7大陸最高峰登頂を達成。旅、自然をテーマに作品を発表し続けている写真家の石川直樹さんが「旅の道連れ」として必携するのは一冊のファイルだという。* * * このファイルを旅先に持っていくようになったのは、だいたい3~4年前からですかね。それまで...
「北の国から」をはじめ、数々のドラマを世に送り出してきた脚本家・倉本聰さん。大学時代は劇団で演出と脚本について学び、卒業後はニッポン放送に入社。会社には内緒で、アルバイトとして「倉本聰」名義で活動を始めたという。* * *(東大卒業後)劇団に残らなかったのは、堅気志向があったからです。麻布(中学...
「いくつになっても旅を続けていたい」という料理研究家の行正り香氏には、“旅の3大永久目的地”があるのだとか。行正氏が挙げる3国の共通点と、旅の魅力とは。* * * 海外旅行へ行くなら、パリやコペンハーゲンもステキだし、カリフォルニアのサンフランシスコやソノマは私にとって第二の故郷です。でも、私の...
自民党の圧勝から一夜明けた12月17日、日経平均株価は8カ月半ぶりに一時9900円を突破した。「無制限にお札を刷る」。安倍晋三総裁(58)の政策構想が実現に近づいたと受け取ったのだ。しかし、「金融緩和→円安→物価高」といった「安倍型インフレ」は庶民の暮らしをより圧迫する可能性がある。厳しい時代に資...
「民主党時代は、相場は冬の時代だった。心の中でガッツポーズですよ」と証券会社のベテラン社員が漏らすように、自民党が衆議院選挙を制した翌日の日経平均株価は8カ月半ぶりに一時9900円を超えた。「日経平均は来年早々にも1万円の大台を突破するとの予想が増えてきました。株式市場はいま、『安倍相場』に浮足立っ...
実家が物であふれている。でも、親と一緒に片付けをすると険悪な雰囲気に……。そんな悩みを持つ方に朗報! 「若返り片付け術」の著者で、1万人の片付けを成功させた収納アドバイザーの宮城美智子さん(65)がモメずに親に片付けさせるノウハウを伝授してくれた。* * *「どうしたら親に捨てさせることができ...
バンクーバー五輪で金メダルを獲得したキム・ヨナ(韓国)が復帰に向けてついに動き出した。 現役復帰にあたり、一昨年に練習していたアメリカではなく、ソウルに拠点を移した。コーチに選んだのは、小学校の頃に3回転ジャンプを習ったシン・ヘスク。 シンコーチは韓国スケート連盟の最高指導者賞を受賞している名コー...
フィギュアスケートのグランプリファイナルが12月8日、ロシアのソチで行われ、浅田真央が4年ぶりに優勝した。グランプリ中も“浅田好調”の報道がいたるところで見られたが、実際は腰痛を感じながらも耐えて舞台に臨んでいたことを試合後に明かしている。グランプリ第6戦で今季最高得点をたたき出した後に浅田自身が...
リコーは、PENTAXブランドの中判デジタル一眼レフカメラ「PENTAX 645D」をベースに開発した特殊用途カメラ「PENTAX 645D IR」を発売した。 同製品は、有効約4000万画素のCCDセンサーを搭載する「PENTAX 645D」の基本スペックを踏襲しつつ、赤外線カットフィルターを廃...
2000年に兵庫県加古川市に1号店を出店以降、12年で660店以上を出店。これまで一店も閉店していない。 地域のうどん屋として出発しながら、47都道府県すべてに出店を果たし、いまなお店舗数を増やしているのが、丸亀製麺だ。 なぜ、こんなに強いのか。理由のひとつは味だという。とはいえ、うどん業界は老舗...
まもなく俳優生活40周年を迎える鹿賀丈史さん。来年にはミュージカル「シラノ」の上演を控える鹿賀さんが、1993年に放送された人気番組「料理の鉄人」の秘話を語った。* * *林:今度、「料理の鉄人」をリメークした「アイアンシェフ」という番組が始まって、私もたまに審議委員で出させてもらっているんで...
がん検診を20年以上、健診も8年以上受けていないという早大の池田清彦教授。健診を受けても受けなくても、がんの手術はしてもしなくても、余命にはさして違いがない、と持論を展開する。* * * テレビに出ているせいか、ここの所講演に行く機会が増えた。会場にお年寄りの方が多い時は、「健康診断は体に悪い...
自民党圧勝で終わった衆院選。小沢一郎氏(70)が打ちたてた日本未来の党もわずか9議席と大敗した。小沢氏とともに離党し、未来から出馬した小沢ガールズたちは、次々と討ち死にした。 主な候補だけでも、野田佳彦首相(55)の地盤に刺客として送られた元フジテレビ職員の三宅雪子氏(47、千葉4区)、元キャバ嬢...
政党が乱立し、離合集散した今回の選挙。党から党への“渡り鳥”たちの勝敗は――。 民主党を離れ、日本維新の会の国会議員団幹事長を務める熊本1区の松野頼久氏(52)は、開票開始わずか2分で比例区の当確が報じられた。さすが政界の“酒落者”らしく、ツイードのスーツにシルバーのネクタイ姿ながら、神妙な面持ち...
お父さんはホッと胸をなで下ろしたことだろう。石原慎太郎・日本維新の会代表の三男で、自民元職の宏高氏(48、東京3区)は、民主前職の松原仁氏(56)との大接戦を約2千票差でしのいだ。 この親子に限らず自民党では、大物議員“ジュニア”たちが軒並み圧勝した。 福田康夫元首相の長男の達夫氏(45、群馬4区...
日本維新の会、日本未来の党、みんなの党――なにかと注目を集めた第三極の戦いが、各地で繰り広げられた。世の男性の注目を集めた維新の「色モノ」娘はどうだったのだろうか。 茨城1区では、昨年の「国民的美魔女コンテスト」で決勝に残った4児の母、海老沢由紀氏(38)が話題になったが、結果は惨敗。「出馬までが...
「ちょっと待って」と叫んでももう遅い。有権者の審判は下り、民主党の大物たちは次々と落選した。一方、“鉄板ネタ”で首の皮がつながったのが、広島6区の亀井静香氏(76)だ。2005年の郵政選挙でホリエモンこと堀江貴文氏を制した盤石な地盤を持つ亀井氏だったが、今回の危機感は相当なものだった。「“亀井信者”...
12月16日投開票の衆議院選挙は自民党の圧勝で幕を閉じた。「政治主導」を掲げて民主党が政権を奪ったのも今は昔。フタを開けてみれば、野田佳彦首相(55)は官僚たちに“マインドコントロール”され、財務省悲願の消費増税法まで成立させてしまった。 そして今回、霞が関はかつての“古女房”である自民党と3年3...
高度経済成長やバブル景気を経験してきた「アラウンド50」世代と、物心ついたときから不況しか知らない「アラウンド25」世代。そこには、働き方の意識に大きな違いがある。 製薬会社でマネジメント職として働く男性(51)は、同世代の数の違いが意識の違いにつながっていると感じている。 男性の同期は120人。...
強い感染力で猛威を振るっているノロウイルス。全国各地で罹患者が続出している。 ノロウイルスは人間の体内だけで増殖する。食品や手の指に付いたウイルスが口から体内に入ると、小腸に取り付いて炎症を起こす。その結果、激しい下痢や嘔吐、発熱などを引き起こし、脱水症状に陥ってしまう。潜伏期間は短く、1~2日で...
師走の衆院選は、自民党が294議席で圧勝し、3年3カ月ぶりに政権を奪回した。とはいえ、民主党分裂や第三極乱立に助けられた結果でもあり、国民の支持が盤石とは言い難い。来夏には安倍晋三次期首相(58)にとって「鬼門」の参院選が待ち構えている。* * * ひたすら「笑みなき」政権交代だった。 12月...
この12日間、冬空に熱い街頭演説が響き渡った。 圧勝ムードの自民党で、苦戦中の若手候補の選挙区を飛び歩いたのが小泉進次郎・党青年局長(31)。「さっき駅から階段を下りてくるとき、声をかけられて。『純一郎さん』って。それ、親父ですから」(13日、埼玉・深谷駅前)「名前は田無で『ナシ』ですけど、こんな...
12日間に渡る選挙戦期間中、お茶の間では安倍晋三総裁(58)が出演する自民党のテレビCMが話題をさらっていた。 安倍氏の台詞は、自民党の衆院選キャッチフレーズ「日本を、取り戻す。」。だが、この「取り戻す」が、どうにも「トリモロス」に聞こえてしまうというツッコミが、ネット掲示板やツイッターで大盛り上...
安倍首相誕生で再燃しそうなのが対中問題だ。 公約に掲げたのは「国益を守る、主張する外交」。尖閣諸島を国有化後、中国公船が領海への侵入を繰り返す事態を「民主党の外交敗北」と批判し、「実効支配の強化」を宣言。公務員を常駐させ、船だまりの整備も検討、と関係修復に動くどころか、敵意をむき出しにしている。 ...
16日に行われた衆院選は、自民党が294議席で圧勝した。3年3カ月ぶりの政権復帰に、自民党内はすでに「躁状態」のようだ。* * *「結党以来、これだけ長く政権を離れていた時期はない。その反動が来る」(閣僚経験者) 党内では選挙前から「麻生太郎財務相」「高村正彦外相」「菅義偉官房長官」といった“...
「お友達内閣」と揶揄された閣僚人事がケチの付き始めだった第1次安倍内閣。その反省を生かして、今回はどのような布陣を敷くのか。政治評論家の小林吉弥氏はこう予想する。「大胆な金融政策を売りにしたい自民党の安倍晋三総裁(58)にとって、財務相は非常に重要。派閥領袖クラスで唯一、気心が知れ、信頼する麻生太郎...
昨年の苦杯にもめげず、ドラフトで「もっとも欲しい選手」にこだわり続けた北海道日本ハムファイターズは、どうやって大谷翔平(18)の心を溶かしたのか。ノンフィクションライターの中村計氏は次のように話す。* * * 日本ハムGM・山田正雄の忘れられないひと言がある。「強いて言えば……勇気かな」 昨年...
たばこの煙などの影響で引き起こされる「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」。「せき、たん、息切れ(息苦しさ)」を3大症状としているが、炎症は全身にも影響を及ぼし、命にかかわることもある。北海道大学病院第一内科科長で日本呼吸器学会理事長の西村正治医師に話を聞いた。* * * COPDの自覚症状であるせ...
小沢一郎氏(70)=岩手4区=はかつて「小沢王国」とまで言われた、強力な地盤を持っていた。しかしそれも今となっては昔の話のようだ。 岩手県では、選挙戦終盤の14日、日本未来の党の小沢氏が、盛岡近郊の小さな商店街に立っていた。小雪が舞う中、耳を傾けたのは40人前後。「皆さんの気持ちを代弁するのが誰か...
16日に行われた衆議院選挙は、自民党と公明党が合わせて325議席を獲得し、民主党は57議席と惨敗した。ジャーナリストの田原総一朗氏は「これは民主党が第三極に没落したことを意味している」と指摘する。* * * 2009年の総選挙では、自民党は大敗したとはいえ119議席を獲得し、その前の05年総選...