対応が悪いネット企業の顧客対応 原因は「思考停止」
AERAネットサービスはとても便利なだけに、少しの「理不尽」が際立つ。動きやすくするための「規定」が、むしろ動きを鈍くしているようだ。 アエラでは、利用者が多いネットサービスを運営するIT企業に、利用者からの問い合わせの対応や従業員のコンプライアンス研修などについてアンケートを実施した。だが、回答を得られ...
ネットサービスはとても便利なだけに、少しの「理不尽」が際立つ。動きやすくするための「規定」が、むしろ動きを鈍くしているようだ。 アエラでは、利用者が多いネットサービスを運営するIT企業に、利用者からの問い合わせの対応や従業員のコンプライアンス研修などについてアンケートを実施した。だが、回答を得られ...
9月にも予算枠を使い果たし終了するエコカー補助金。家電エコポイントは終了後に大反動に見舞われた。それを見通せず失敗したのがシャープだが、そもそも「エコ補助金」はトータルで、国民全体に利益をもたらしたのか。「スズキとしては(エコカー補助金の)延長は求めない」 スズキの鈴木俊宏副社長は8月2日、四半期...
超氷河期の就職難の中、性的少数派(LGBT)の学生たちは、さらに厳しい試練にさらされている。一方、優秀な人材を確保するため、LGBT学生に照準を合わせる企業も出てきた。 レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害も含む)の総称であるLGBT。電通総研が今年2月...
内外のメディアアート、音楽好きの間で話題のバンドがある。「オープンリールアンサンブル」。ミュージシャンの和田永(えい)(25)率いる5人組だ。「オープンリール」は、1950~70年代に使われた録音・再生用のテープデッキのことで、テープを巻いたリールがむき出しになっている。 オープンリールアンサンブ...
歴代の芸術監督には、アントニオ・ガデスやアイーダ・ゴメスの名前が並ぶスペイン舞踊の最高峰。その名門の芸術監督に、35歳の青年が就いた。目指すのは、「舞踊の融合」だ。「1978年の創立以来、スペイン国立バレエ団のミッションは、様々な踊りを融合させること。基本はスペイン舞踊ですがバレエ的な動きもあり、...
最近では一般的になった婚活という言葉。仕事にバリバリ取り組んできた、いかにもモテそうなビジネスマンたちも結婚に悩んでいるという。 知的で穏やかな語り口の弁理士の男性(43)が、結婚を意識したのは40歳。自分の「10年年表」を更新したときだ。年収の目標や将来設計を書き込んでいて、ふと考えた。「明日に...
「世界一わかる恋愛マーケティング」と題し、東京・丸の内で開かれた無料セミナーに参加するのは「彼女がいない」のが不思議なぐらい、バリッとした外見のビジネスマン。だが、個々に事情を聴くと、男性ならではの恋愛、結婚への葛藤があった。 参加者のなかに、「経済情勢」と「恋愛と結婚の原動力」の因果関係を挙げる人...
今、丸の内などで働くいかにもモテそうな男性に向けた、一味違った恋愛セミナーが注目されている。人気の理由は、恋愛セミナーらしくないところにあるようだ。 まるでビジネスセミナーだった。講師の理学博士はマーケティングの理論をひもとくように、モテの仕組みを「分析」した。「縦軸が、僕が何人からアプローチされ...
不況で雇用は不安定だし、年金などの将来不安も大きい。いまの日本に、迷いなく幸せだと言いきれる人が、どれほどいるだろうか。「自分を幸福にするささやかな装置」の存在が、毎日を前向きにしてくれているのだ。「あなたの幸福維持装置は何すか?」。そう、いろんな人に問いかけた。 幸福維持装置の基本的な構成要素は...
フェイスブックでもネット婚活でも自分の写真をアップする時代。就活だって見た目の印象は大きい。「いまは自分自身をプレゼンする時代で、この写真を誰が見るかを意識することが大事です」 と、スタジオ☆ディーバ(東京・千駄木)の山口直也代表は強調する。 就活写真なら、美しければ満点、というわけではない。ポイ...
写真って撮り方のハウツー本は多いのに、撮られ方の本って見たことがない。スマホの普及で撮られる機会は増えたのに、どうしても自然な笑顔が作れず、「目が死んでいる」怖い表情になってしまうのだ。 なんとかしたい──そう思っていた時、「写真写りレッスン」なるものがあると聞き、東京・北青山にあるアリアフォトグ...
日本に甚大な被害を与えた東日本大震災と、それに伴って起こった伴って起こった東京電力福島第一原発事故。この時の気象庁や日本気象学会の対応についても、アンケートで意見を求めた。 東京電力福島第一原発事故を受け、日本気象学会の新野宏理事長(東京大学教授)は2011年3月18日付で、会員に通知を出している...
今年の夏も暑かった。これは地球温暖化の結果なのか。その主犯は二酸化炭素なのか。 日本の気象学者は、地球温暖化の主な原因をどう見ているのだろうか。アエラでは、日本気象学会に所属する研究者らを中心に、アンケートをした。「最近の地球表面の気温上昇を指す『地球温暖化』の主な原因が、二酸化炭素などの温室効果...
東京の中心部に、約7キロメートルにも及ぶ新しい断層が見つかった。しかし、こうした断層に過剰な反応を示すことを懸念する声もある。 この断層を「活断層に近いものだと考えられる」とする専門家の意見がある一方で、共同研究者の山崎晴雄・首都大学東京教授(地震地質学)は異なる見解を示す。「別の場所で起きた地震...
国会議事堂などの国家の中枢機能が密集する間近で、新しい断層が見つかった。南海トラフ地震も想定される中、どのような防災計画を立てるのかが課題だ。 東京の中心部に、長さ約7キロメートルにも及ぶ断層が存在することが分かった。8月20日に埼玉県で開かれた日本第四世紀学会で、豊蔵勇・元日本活断層学会副会長ら...
1人目よりもタイミングが悩ましい、働くママの第2子妊娠。なるほど、年子で産んで一度に育ててしまえば、復職後のバタバタも一度でOKかも。ただ……。 女優業と育児を華麗に両立する小雪は、今年1月5日に長男を出産したばかり。それなのに、9月6日、所属事務所を通じて第2子の妊娠を発表した。この時点で5カ月...
女性スキャンダルが表面化した政治家は枚挙にいとまがないが、「自殺」にまで追い込まれたケースとなると……。本当に「それ」が原因か。首をひねる人も少なくない。「73でそんな理由で死ぬはずはない」「謀略だ」 松下忠洋金融担当相(73)の突然の自殺。原因として、「週刊新潮」(9月20日号)に掲載された女性...
「日本最後の秘境」といわれる黒部源流。標高3千メートル級の急峻な北アルプスの山々に囲まれ、そこでは可憐なコマクサや用心深いイワナなど希少な動植物が今なお、凛として営みを続けている。 この最奥の地を半世紀以上見つめ続けてきた三俣(みつまた)山荘の伊藤正一さん(89)が一昨年と昨年の夏、「雲上の楽園」と...
ついに国政に乗り出した橋下「維新の会」。嵐のような追い風を受けるが、足元には「爆弾」も。維新を果たせず、野望の半ばに悲壮な最期を遂げる新撰組になるかもしれない。 いまや世論調査によっては政党支持率でトップにさえなる維新だが、不安要因はその足元にある。 橋下氏が「右腕」と信頼する松井一郎大阪府知事(...
野田政権が「2030年代の原発ゼロ」を目指す新たなエネルギー政策を打ち出した。柱となるのは、運転開始から40年たった原発は廃炉▽原子力規制委員会が安全確認した原発は再稼働させる▽原発の新増設は行わない、という3原則だ。 しかし、この「公約」はいきなり反故にされかねない危うさをはらむ。東日本大震災の...
アエラが8月下旬に首都圏に住む未婚男女計800人に「結婚したいと望む会社はどこか」というアンケートを実施したところ、男女ともに1位~3位まで、商社が独占する結果となった。では、実際に商社に勤務する人との結婚生活はどうなのか。 日本を代表する大手商社勤務の夫を持つ、外資系企業勤務の40代の女性は、自...
未婚男女が結婚したいと望む会社はどこか―――アエラは8月下旬に首都圏に住む未婚男女計800人にインターネットを通じてアンケートを行った。業界上位企業を中心に約160社を候補に挙げ、結婚したい会社を1~3位まで選んでもらいランキング。 女性が結婚したいのは1位三井物産、2位三菱商事、3位伊藤忠商事…...
例えば。と、目の前に置かれた小ぶりの磁器のふたにすっと手を伸ばした。「ここに何が入ってるんやろうと思って、とりあえず開けてみる。その気持ちをずっと持ち続けてるんです」 好奇心とチャレンジ精神。「三枝改メ六代桂文枝」を動かし続ける原動力を、そう説明する。人と同じことはやりたくない。高座にとどまらずラ...
ロンドン五輪が終わってはや1カ月。メダリストによるパレードや母校への凱旋訪問が行なわれたり、9月9日に閉幕したパラリンピックでも日本人選手が活躍したりと、まだまだ余韻は冷めない。 日本は五輪でのメダル総獲得数が史上最高の38個と、メダルラッシュに湧いた。中でも注目を集めたのが、なでしこJAPANを...
バレリーナを目指し英国に留学したが、挫折して女優になった桃井かおりさんは、ロサンゼルス(LA)を拠点に、世界中を飛び回っている。デビュー41年目の今年、海外進出のきっかけとなったハリウッド映画の大作「SAYURI」(2005年)に出演した当時を振り返り、「無名であること」の大切さを実感したと語る。...
大動脈瘤は胸部、腹部とも瘤が大きくなるほど破裂のリスクが高まり、その際の死亡率も高い。破裂を未然に防ぐには瘤の早期発見が重要だと、戸田中央総合病院副院長で、日本ステントグラフト実施基準管理委員会の委員長を務める石丸新医師は語る。* * *「人間は血管とともに老いる」といわれるように、高齢になる...
原発ゼロに向けたエネルギー戦略がようやく発表された。しかし、期待される再生可能エネルギーは、穀物の価格が跳ね上がり、太陽光・風力も問題点が見えてきた。そんななか、日本発の新たなバイオエネルギーが海外でデビューする。 種をまいたら、雨水だけで4カ月後には高さ5メートルにも育つ。あまりに成長が早すぎて...
野田政権がようやく原発ゼロに向けたエネルギー戦略をまとめた。目標は2030年代と遠いが、新たなエネルギーに注目が集まっている。驚異のパワーをもつ「藻」も、そのひとつだ。 生活排水を浄化しながら、油をつくりだす藻―――そんな一石二鳥の存在が注目を集めている。 9月には、筑波大学と東北大学、仙台市が、...
天皇、皇后両陛下が10月13日に福島県川内村を訪問し、福島第一原発事故の除染作業を視察する予定であることがわかった。 川内村は春から役場や小中学校を元の場所で再開した。遠藤雄幸村長によると、9月14日前後に、宮内庁から福島県に「両陛下が川内村の住民や職員、除染の作業員を励ましたいと希望している」と...
今年4月、俳優・塩谷瞬の二股が発覚した後も、世間からの評判を落とすことなく仕事をこなす冨永愛。今後の新たな恋愛は? 未来学考案者の鳳華氏はこう見ている。* * * 世界的スーパーモデルの冨永愛さんは、俗称・主役星の「水の星」。何事も自分でリードしたがる、芯の強い女性です。失敗してもただでは起き...