「2015年までに震災恐慌に陥る」 森永卓郎氏の描く日本経済恐怖のシナリオ
週刊朝日今年6月、消費増税関連8法案が衆院で可決した。出口の見えない日本経済に起死回生の「特効薬」はあるのか? 経済アナリストの森永卓郎氏は「このままいけば2015年までに、間違いなく日本は震災恐慌に陥る」と指摘し、そのシナリオを次のように話す。* * * 日本国内でデフレが続き、日本の輸出業の市場だ...
今年6月、消費増税関連8法案が衆院で可決した。出口の見えない日本経済に起死回生の「特効薬」はあるのか? 経済アナリストの森永卓郎氏は「このままいけば2015年までに、間違いなく日本は震災恐慌に陥る」と指摘し、そのシナリオを次のように話す。* * * 日本国内でデフレが続き、日本の輸出業の市場だ...
流行に敏感なロンドンのゲイっ子に、五輪で活躍する日本男子はどう映るのか。溢れる好奇心を抑えられず、週刊朝日記者(独身アラフォー♂)は"突撃取材"を敢行した。 ロンドンのゲイタウンにある人気店、その名もズバリ「G-A-Y」。正直、かなり近づきにくいが、意を決して入店。事前に用意した体操の内村航平、競...
17年間の逃亡生活の末、6月3日に警視庁に逮捕されたオウム真理教元信徒の「走る爆弾娘」こと菊地直子被告。これまでの連日の取り調べにさぞかし疲弊しているかと思いきや、毎日がっつり食事をして夜は爆睡。意外にも"健康的な生活"を送っているという。 逮捕時の報道で世間をあっと驚かせたのは、何と言っても"ぽ...
今やミンミンゼミと並ぶはかなさの代名詞となった「一発屋芸人」。連日のように「ワイルドだろぅ?」を連呼するピン芸人のスギちゃん(38)もその自覚はあるらしく、最近は自虐ネタが増えてきた。 そんな"がけっぷちの男"を救うべく、ある男が立ち上がったのだという。「同じ事務所の先輩であるカンニング竹山さんで...
自民党青年局長の小泉進次郎衆院議員(31)は8月1日、消費増税関連法案を参院で否決するよう谷垣禎一総裁に直訴した。 1年生議員ながら「造反」も辞さない存在感抜群の若手は、地元・横須賀の夏祭り回りにも余念がない。 集まった約800人の住民を前に仮設やぐらに上がると、まずは掴みの挨拶。「みなさん、寝不...
なぜ、かくも簡単に"冤罪"が生まれてしまうのか。昨年10月、静岡県警が立件した背任事件で、逮捕者全員が不起訴処分となる"大失態"があった。その一人、元不動産業のH氏は「県警が事件を捏造した」と、近く国家賠償請求訴訟を起こす方針だ。 実は、この事件にはある"有名人"がかかわっている。2001年の東京...
毎日放送(MBS)ラジオが関西で放送する人気ニュース番組「たね蒔きジャーナル」(平日午後9縲鰀10時)が、窮地に陥っている。 番組は昨年の福島第一原発事故以降、積極的に原発問題を報じてきた。「反原発」の旗手として知られる京都大学原子炉実験所の小出裕章助教授も、連日のように出演。今年3月には、一連の...
福島第一原発で事故当時から陣頭指揮を執っていた吉田昌郎前所長(57)が、今度は「脳出血」で倒れたという衝撃のニュースは、7月30日、東京電力の発表によって明らかにされた。 彼の下で仕事をしていた東電幹部社員が言う。「吉田さんは所長のときから、本店と違って、もっと情報公開をすべきだと言い続けていた。...
夏のイベントが連日繰り広げられる東京の観光名所、赤坂サカス。その周辺でいま、穏やかならぬ噂が流れている。「あのルイ・ヴィトンが、TBSを訴えると激怒しているようなんです」 騒動の発端は、6月21日放送の「有田とマツコと男と女」1時間スペシャル。MCのくりいむしちゅー有田哲平とマツコ・デラックスが、...
4日のエジプト戦で快勝し、44年ぶりの五輪準決勝進出を決めたサッカー男子U23日本代表。株も上がる一方で、この後、何人もの選手に海外のクラブからラブコールが届くことだろう。中でも期待は、エジプト戦で先制弾を決めたFW永井謙佑だ。 ウリは何と言っても、50メートル5秒8を誇る異次元のスピード。サッカ...
〈勝ちました! 応援ありがとう。楽しい90分間でした〉「なでしこジャパン」が五輪初戦のカナダ戦に勝利した直後の7月26日、歌手のナオト・インティライミが親交のあるMF沢穂希に祝福メールを送ると、すぐにこんな返信が届いたという。 90分間ピッチを休まず走り回ったばかりだというのに、何という律義さ。が、...
その日、大阪府貝塚市の二色の浜海水浴場にいた400~500人の海水浴客は、白昼堂々と絡み合う男女の痴態に目を疑ったという。目撃者の男性が言う。「周囲がざわついたので何だろうと思って見たら、浜辺に置かれた黄色と黒のゴムボートの中で、上半身裸の男が泥酔した様子の女性を相手にコトに及んでいたんや。周りに...
内村航平が悲願の金メダルを手にした体操男子個人総合。世界一の完璧な美技が次々と繰り出されるなか、深夜のテレビ中継で視聴者の目を覚まさせたのは、内村の意外なアレだった。「演技の途中も、濃いわき毛に目がいってしまって……。童顔とのギャップがたまらないんですよね」(内村ファンの女性) 腕を開く鉄棒やつり...
もはや伝説となった北京五輪での「欽ちゃん走り」から4年――ロンドンでも、ジャマイカのウサイン・ボルト(25)に世界中の注目が集まっている。100メートル9秒58、200メートル19秒19と両種目とも世界記録を保持する"人類最速の男"。連覇へ敵なし、と思われていたが、思わぬところに「刺客」が潜んでい...
NHKの五輪現地キャスターにフリーながら大抜擢された山岸舞彩(まい)アナ(25)。昨年4月から「サタデースポーツ」と「サンデースポーツ」のキャスターを務め、NHKらしからぬギャルっぽい外見と大胆なミニスカ美脚でオヤジたちの心をわしづかみにした。今や「週末夜の恋人」とも呼ばれ、人気急上昇中の存在だ。...
電力会社が原発推進の立場をアピールするため会場に社員を送り込むなど、その運営方法に批判が集まった「意見聴取会」。ニュースキャスターの辛坊治郎氏は、その中で政府が提示した三案の選択肢を「うまくできている」と表現する。その理由とは……。* * * 全国で、日本の未来のエネルギー政策をどうするかを国...
みんなの党など少数野党7党は8月3日、消費増税法案の採決前に不信任案を提出することで合意した。 与野党がこんな「不信任ゲーム」に熱中する一方で、ひそかに注視していたのが、7月29日投開票の山口県知事選だ。橋下徹大阪市長(43)のブレーンだった脱原発派の論客、飯田哲也・環境NPO代表(53)が何票取...
「せっかくのお盆なんだから、ゆっくりと支持者回りをしたかったんだけどなあ。もう政局疲れだよ」。衆院解散がちらつき始め、永田町の住人からは、そんな愚痴めいた言葉が聞こえてくる。今、解散になれば各党の獲得議席数はどう変わるのか。新しい政治勢力が台頭するのか。選挙の裏表に精通した専門家たちの読みを聞いた。...
両親ともに俳優で、母方の祖父は"日本映画の父"といわれた映画監督。芸能一家で育った津川雅彦さんは役者になる気はなかったものの、軽い気持ちで出た映画で一躍人気者に。その後女優の朝丘雪路さんと結婚し、翌年には長女・真由子さんが誕生。そして、生後5カ月の時に真由子さんが誘拐されるという大事件に見舞われた...
東京五輪以降、すべての夏季大会を現地観戦し、今年もロンドン五輪へ応援にかけつけたオリンピックおじさんこと山田直稔氏。応援人生の集大成として臨んだロンドン五輪で、山田氏が目の当たりにした日本の金メダルは、残念ながら一つだけだった。そんな山田氏は柔道界に足りないものを指摘した。* * * 日本の柔...
NHK朝の番組で「セックスレス」問題を取り上げたことで話題となった有働由美子アナウンサー。その反響は大きく、いろんなところでセックスレスの話ばかりされるようになったという。作家の林真理子氏との対談でその様子を明かした。* * *林:女友達に、「有働さんに会った」と言うと、みんなから「エッ、すご...
NHK朝の番組の顔である有働由美子アナウンサー。数年前にニューヨークで特派員生活を送っていたが、当時の男性関係について、作家の林真理子氏との対談で赤裸々に語った。* * *林:特派員として、ニューヨークに行かれましたよね。ニューヨークでもモテたでしょう。有働:私、向こうで8キロ太っちゃったんで...
日本は世界有数の「不眠大国」だ。成人の5人に1人が「不眠症」に悩んでいるという厚生労働省の報告もある。杏林大医学部精神神経科の古賀良彦教授は、「日本人の約8割は睡眠に悩みや不満を抱えていて、日常生活に影響が出ている『不眠状態』にあります」と指摘する。 睡眠の質は体内時計や健康状態、気温や明るさなど...
読者の病院選びの一助にと、週刊朝日では「手術数」をデータ化してランクづけした「手術数でわかる いい病院」という調査報道を10年前から行っている。 眼球内にある生卵の白身のような組織「硝子体(しょうしたい)」を取り除いたり、それを包む網膜を修復したりするのが網膜硝子体手術だ。網膜剥離や糖尿病網膜症な...
公共電波の無駄遣いは、地上波だけではない。特にキー局のBS(衛星)放送では、唖然(あぜん)とする番組編成が行われている。「ウチは通販番組が1日5時間を超す日はざらで、社内でもBSは『通販専門局』などと揶揄(やゆ)されています。自前の番組は、安上がりの『旅番組』や『紀行』ものくらい。後は韓流ドラマで...
手術数という客観的なデータをもとに、全国の病院をランクづけする週刊朝日の名物企画「手術数でわかる いい病院」。 開頭術の手術数123例で近畿5位の国立循環器病研究センターは、難症例を受け入れる「最後のとりで」として機能している。脳神経外科部長の飯原弘二医師はこう話す。「原則、病院からの紹介がなけれ...
週刊朝日では手術数という客観的なデータを病院選びの指標にしてもらうため、「手術数でわかる いい病院」という調査報道を10年前から継続して行っている。 近畿地方の心臓手術数は、大阪勢の国立循環器病研究センター、大阪大学病院、岸和田徳洲会病院が上位を占めた。大阪府の泉南地域の心臓手術を数多く引き受ける...
趣味や遊びは楽しめても、仕事になると元気が出なくなる「新型うつ病」が最近取りざたされている。この新型うつ病の正しい診断、対処の難しさなどについて、日本うつ病学会前理事長で、防衛医科大学校病院長の野村総一郎医師に聞いた。* * * 一般的にいわれている新型のうつ病は、仕事でのみ不調を訴え、自分を...
政府の国家戦略会議分科会が提言した「40歳定年制」。発案者である柳川範之・東大大学院教授(49)は「希望と誇りある日本」を取り戻すための将来像というのだが、若者の雇用はどのようになるのだろう。 人事コンサルタントの城繁幸氏は「40歳定年制の流れは必然」としつつも、「学生が職歴のある中高年と同じ土俵...
全員を有期雇用にして、定年は40歳に引き下げる。政府の国家戦略会議分科会が、こんな雇用モデルを打ち出した。「希望と誇りある日本」を取り戻すための将来像というのだが、非情なリストラ社会を招くだけではないのか。分科会の委員で発案者の柳川範之・東大大学院教授(49)に、真意を聞いた。「定年制を廃し、有期...