早くも「いじめ」? 小沢新党「国会の控室がない」と嘆く
週刊朝日衆院36人、参院12人の"地侍"たちが。「小沢一郎」の旗を掲げ決起したものの、その先行きは混沌としている。 今の小沢新党の不安定な立場を象徴するのが、国会の出撃拠点となる「控室」問題だ。7月4日に会派の届け出をした後、古巣の民主党などに「部屋のスペースを譲ってくれないか」と交渉したが、なかなか色よ...
衆院36人、参院12人の"地侍"たちが。「小沢一郎」の旗を掲げ決起したものの、その先行きは混沌としている。 今の小沢新党の不安定な立場を象徴するのが、国会の出撃拠点となる「控室」問題だ。7月4日に会派の届け出をした後、古巣の民主党などに「部屋のスペースを譲ってくれないか」と交渉したが、なかなか色よ...
小沢陣営と12日に統一会派を組んだのは、内山晃氏(58)が代表を務める「新党きづな」。一方で、小沢新党と微妙な距離感を保っているのが、鈴木宗男氏(64)が率いる新党大地・真民主だ。今後、どう付き合うのか。鈴木代表が語った。* * * 6月に小沢さんと会って選挙の話をし、「北海道は頼む」と言われ...
オリンピックの金メダル獲得に国民栄誉賞受賞......。柔道家の山下泰裕さんはさまざまな人との出会いを重ね、栄光の半生を歩んできた。恩師のほかにも、山下さんの人生に大きな影響を与えた人物がいる。それは、実の息子さんだそうだ。山下さんはこう語る。* * * 次男は自閉症なんです。その彼の存在は、...
日本国内では次々に姿を消しつつある寝台列車。そんな日本の寝台列車のひとつ、ブルートレインが「マラヤンタイガー」と名を変えてマレーシアを走っている――そんな話を聞き、現地へ飛んだ。 首都クアラルンプールでは、ちょうど「カラーズオブマレーシア」という大規模な祭りの真っ最中だった(写真)。大通りを通行止...
お笑いタレント河本準一さんの母親など、芸能人の親族が生活保護を受給していた問題が波紋を広げている。制度の見直しは本当に必要なのか。参院議員の片山さつき氏とジャーナリストの安田浩一氏が徹底的に"闘論"した。* * *安田:河本問題が起きて以降、各地の福祉事務所や役所には、密告の電話が増えているそ...
この冬、Kさん(享年42)と、知的障害がある妹のMさん(同40)の遺体が、札幌市白石区にあるマンションの一室で見つかった。この部屋に暖房はなかった。数年前にはCDを購入したりライブに行ったり、趣味を楽しむ様子もうかがえたというが、その生活は次第に困窮していった。ノンフィクションライターの橘由歩氏が...
オリンピックの金メダル獲得に国民栄誉賞受賞......。柔道家の山下泰裕さんは絵に描いたような栄光の半生を歩んできた。しかし、子供の頃は問題児。両親が見かねて道場に通わせたのが、柔道を始めたきっかけだという。中学では全国大会3連覇。高校のインターハイでは史上初の1年生チャンピオンに。驚異の新星に、...
日本では昔から顧客をひきつけるためにさまざまな「割引キャンペーン」が行われてきた。女性が特定の曜日だけ映画を割引価格で見られる「レディースデー」はもう一般的だし、夕方の早い時間だとアルコールが割安で飲める「ハッピーアワー」も定着してきた。そんな割引キャンペーンに、珍しいものが登場している。千趣会の...
男なら一度は経験があるはずの「エロ本隠し」。多感な中学生時代、自宅の勉強部屋で苦労して手に入れたエロ本の隠し場所に頭を悩ませた人も多いだろう。俳優であり演出家・脚本家でもある河原雅彦氏は、若かりし日に果敢に挑み続けたエロ本隠しから得た感動についてこう話す。* * * 筆者もご多分に漏れず、深夜...
暑い夏にはビールを飲む量がおのずと増え、カロリーオーバーや痛風の心配が常につきまとう。血液中の尿酸(プリン体の老廃物)の濃度が高い状態が続くと起こる痛風は、昔からビールが主な原因と考えられてきたが、その相関性はどれほどなのだろうか。「ビール好き医師」を公言する公益財団法人慈愛会会長の納(おさめ)光...
テコンドーの五輪代表選手、濱田真由さんは佐賀県出身の18歳。彼女の武器は、いわゆる「モデル体型」といわれる、すらりとした体格にあった。* * * 今春、地元企業に就職した。実家から通っている会社の応接室で、少しはにかみながら話す姿は、とても素朴だ。 174センチ、すらっとした長身に小さい顔。測...
生物学者で早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦氏は、朝日新聞の書評欄に近藤誠『がん放置療法のすすめ』(文春新書)が紹介されているのを見て「ちょっと愉快であった」という。その理由は、それが医学界の主流の説と全く異なる主張が書かれた本であり、「大新聞」の書評欄に載っていたからだ。池田氏は本の内容に触れ...
スポーツ選手にけがはつきものだ。生活がかかるプロスポーツ選手だからこそ、大けがをしたとき「名医」探しには必死になる。それは「失敗が許されない」というレベルではなく、再び第一線で活躍できる状態にまで戻れるかどうかの治療が求められる。そのため、まさに選手生命をかけた医師選びになる。 1995年に右ひじ...
ニュースキャスターの辛坊治郎氏は、日本経済が抱える問題を指摘し、ギリシャ以上の財政破綻の可能性を示唆する。辛坊氏の主張はこうだ。* * * 円や日本国債に買いが集まっていることを理由に、「日本はギリシャのようにならない」と主張する者がいるが、これは幸せな勘違いでしかない。目下のところ、短期的に...
フリーライターの和田靜香氏は3月から、原発抗議デモに参加している。「最初は10人だった!」と振り返るが、実際のデモの様子を、次のようにつづっている。* * *3月29日(木)晴れ 初めて、首相官邸前での原発再稼働抗議行動へ行く。それまで経産省前でやっていた抗議が首相官邸前に移った、その1回日だ...
お笑いタレント河本準一さんの母親など、芸能人の親族が生活保護を受給していた問題が波紋を広げている。「公助から自助へ」を訴える自民党だけでなく、政府や民主党も、親族の扶養義務強化などを検討している。見直しは本当に必要なのか。参院議員の片山さつき氏とジャーナリストの安田浩一氏が、徹底的に"闘論"。片山...
あと2週間余りでロンドン五輪が開幕する。1964年の東京五輪以来、12大会すべての応援に駆けつけ、「13大会連続参戦」を目指しているオリンピックおじさんこと、山田直稔さんが2004年のアテネ五輪を振り返る。* * * 近代オリンピック発祥の地・アテネでは、日本勢が大活躍だったよね。金メダルの数...
暑くなると、無性に飲みたくなるのがビール。しかし、あまりのおいしさについ飲みすぎる上に、脂っぽく塩辛いおつまみを頼んでしまいがちだ。サッポロビール認定ビールアドバイザー・権藤新之介さんによると、ビールを飲むことで尿などと一緒にミネラル分が排出されるために、無意識に塩分を欲することが要因だという。こ...
子宮筋腫や子宮内膜症などと並んで、「卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)」という病がある。良性の婦人科疾患の一つだが、自覚症状が少なく、卵巣がねじれを起こし、激痛で救急搬送されることも少なくない。 卵巣嚢腫が見つかっても大きさが5センチ未満で手術を選択しない場合、経過観察が基本となる。症状がないと、つい放...
埋蔵金、と聞いて思い出すのはやはり「徳川埋蔵金」だ。江戸城無血開城の際に幕府が隠したとされ、これまでにあらゆる場所で捜索されたが、もちろん未だ発掘されていない。 その徳川埋蔵金、いったいいくら位になるのか計算してみた。眠っているのは貴金属360万~400万両とされている。1両=37.5グラムなので...
消費増税をめぐる攻防の主戦場は参院に移り、11日の本会議で審議がスタートした。"うるさ型"が多い参院自民のセンセイ方は手ぐすねを引いて待っているかと思ったら、実はダイエットに夢中だった。 参院自民で一大ブームとなっているのは「糖質制限ダイエット」。食事の量は変えず、甘いものや、糖質が多く含まれる炭...
「維新の会」といえば、目下のところは橋下徹大阪市長(43)が率いる「大阪」の専売特許だが、実は「日本維新の会」というのもある。この名称を巡る大物たちの綱引きがすごいことに ――。 維新人気を当て込んで、全国各地で「○○維新の会」が増殖している。その老舗格は、2011年2月に民主党の原口一博元総務相(...
この冬、暖房のない札幌市内の凍える部屋で暮らしていた姉妹が、相次いで亡くなった。姉は3度も生活保護の窓口に出向いていたという。ノンフィクションライターの橘由歩氏は、姉妹が発見された当時の様子を次のようにレポートする。* * * 姉のKさん(享年42)と、知的障害がある妹のMさん(同40)の遺体...
日本企業は円高を受けて、続々と生産拠点を海外に移しつつある。自動車産業も例外ではない。投資助言会社「フジマキ・ジャパン」の代表を務める、「伝説のディーラー」藤巻健史氏は、トヨタ自動車や日産自動車の現状を鑑みて早急な円高対策の必要性を説く。* * * 6月20日付の日本経済新聞1面に、「トヨタが...
衆院小選挙区の議席すべてを民主が独占する岩手。階(しな)猛(45・1区)、畑浩治(48・2区)、黄川田撤(58・3区)の3氏は、小沢一郎氏(70・4区)が率いるグループに所属してきた。 消費増税法案には小沢氏ら3人が反対票を投じ、黄川田氏も棄権。ところが、階、黄川田両氏は新党に合流しなかった。階氏...
消費増税法案に反対や棄権・欠席した民主党議員は73人。「行くも地獄、残るも地獄」の状況下で、離党か残留かの選択を迫られた。決断は吉と出るか、凶と出るか。 残留組のなかには、消去法で決めた議員も少なくないようだ。鳩山グループのある議員は、「小沢グループと一緒にされたくない。小沢さんはいいが、周りの議...
良性の婦人科疾患の中で、子宮筋腫や子宮内膜症と並んで多いのが、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)だ。自覚症状が少なく、卵巣がねじれを起こし、激痛で救急搬送されることも少なくない。 東京都に住む高校生の田中結衣さん(仮名・17歳)は、今年5月、おなかが急激に痛くなり、近所の内科を受診した。便秘と診断され、...
小沢一郎を党首とする「小沢新党」が、7月11日に結成される。 小沢氏は、選挙に強く、政局の権謀術数にたけているという「神話」を築いた。過去、自民党政権を2度ぶち壊し、政権交代も実現した。しかし、新党の船出は苦しいとジャーナリストの田原総一朗氏はみている。* * * 小沢は、現在もっとも話題の中...
衆参48人の国会議員を従え、新党「国民の生活が第一」を結成した小沢一郎衆院議員(70)。小沢氏がもくろむ次の選挙への秘策とは――。 選挙の実動部隊としては、小沢氏の「私設秘書軍団」の存在も大きい。 政権交代を成し遂げた2009年の総選挙では、全国のブロックごとに10人程度の秘書を張りつけ、新人候補...
このところ、難関大学の合格者数で女子校の躍進が目立つ。桜蔭、女子学院、雙葉の3校の「女子御三家」に続き、豊島岡女子学園・鴎友学園女子、吉祥(きちじょう)女子が「新御三家」とされ、勢いをつけてきている。 これから進学を考える女子やその親として知りたいのは、新御三家に続いて伸びてくる学校だろう。 今年...