4月17日「第31回地球環境大賞」のレセプションに出席した秋篠宮ご夫妻
4月17日「第31回地球環境大賞」のレセプションに出席した秋篠宮ご夫妻

秋篠宮ご夫妻は、イギリスのウェストミンスター寺院で5月6日に行われるチャールズ国王の戴冠式に参列するため、4日、東京の羽田空港から政府専用機でイギリスに向けて出発した。現地時間の4日午後にロンドンに到着し7日に帰国する予定だ。こうした皇族の方々の海外公式訪問には、どんな準備をされるのか? 元宮内庁職員で、『いま知っておきたい天皇と皇室』(河出書房新社)の著書がある皇室解説者の山下晋司さんに話を聞いた。

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「秋篠宮同妃両殿下は4月20日に、昭和天皇・香淳皇后の御陵で参拝されました」と、皇室解説者の山下晋司さんが言うように、東京・八王子市の昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝されたのも渡英に向けての準備のひとつ。皇室では外国訪問に際し、天皇陵と皇后陵を参拝するのが慣例となっている。

「皇居の宮中三殿での参拝のほか、天皇、皇后両陛下、上皇、上皇后両陛下へのご挨拶もあります」(山下氏)

 その他、三重県の伊勢神宮、奈良県の神武天皇陵には使者を派遣してイギリス訪問について報告などもあるという。戴冠式に秋篠宮ご夫妻が参列されることが、4月11日に閣議で了解されてから本格的な渡英準備に入ったわけだが、いったい何人くらいの同行者がいるのであろうか?

「同行する宮内庁職員には宮内庁が人事発令、出張命令を出します。宮内庁に問い合わせれば宮内庁職員の同行者の人数は教えてくれるでしょうが、恐らく15人程度だと思います。その他に、皇宮警察本部や外務省などからも同行者がいます」(山下氏)

 そうした同行者が決まったのちに、秋篠宮ご夫妻は現地での日程や動向の確認を行うという。

「秋篠宮同妃両殿下は、同行者全員ではありませんが事前にお会いにはなるでしょう。また、ご訪問の全体日程や戴冠式、レセプションの式次第を外務省などの担当者からレクチャーをお受けになるはずです。イギリスでの日本側の窓口は在英日本大使館ですから、駐在大使など在英日本大使館の職員が帰国してご説明しているかもしれません」(山下氏)

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