広島・中村奨成(左)とソフトバンク・風間球打(右)(写真提供・広島東洋カープ/福岡ソフトバンクホークス)
広島・中村奨成(左)とソフトバンク・風間球打(右)(写真提供・広島東洋カープ/福岡ソフトバンクホークス)

 広島・中村奨成とソフトバンク・風間球打。ともに人気球団へドラフト1位入団を果たし飛躍が期待されるが、昨年はグラウンド外での“スキャンダル”が話題となってしまった。中村は今年が6年目、風間は2年目になるがまだプロで結果を残す前の問題発覚なだけに逆風は強い。

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巨人坂本勇人の女性問題が大きく取り上げられたが、中村と風間のやったことも褒められたものではない。独身男性なので女性と遊びに出かけることは何ら問題はないですが……。野球で全く結果を残せていないので、期待を持って応援しているファンを裏切っている」(在京テレビ局スポーツ担当者)

 鳴り物入りでの入団から今季が6シーズン目となる中村は6月に24歳となる。頭を丸めてキャンプから必死に練習に励む姿からは悲壮感すら漂っていた。「今年こそ」の思いも強かったが、4月27日に行われた二軍の試合で左足首を負傷。長期離脱の可能性もあり、暗雲が立ち込めている。

「オフには戦力とは考えられておらず現役ドラフトの有力候補という声も聞こえた。しかし今季も広島でプレーするチャンスをもらえたのだから、必死に取り組むのは当然。能力が高いのはわかっているが、気持ちが長続きしない部分がある。まさに崖っぷちに立っているのでやるしかない」(広島担当記者)

 2017年の夏の甲子園では、強豪・広陵高校の主軸打者として6本塁打を放ち大会最多記録を樹立。地元広島への入団が決まった時には、将来のクリーンアップとして期待された。しかしプロ5年間で一軍出場は70試合で、26安打、2本塁打は寂しい限りだ。

「野球に対して真剣味を感じさせないような時もあった。さすがに焦りを感じたのか、今季は休まずにバットを振り続けていた。食事制限も徹底して体も大きくなった。首脳陣、裏方に積極的にアドバイスも求めている。このまま真剣に取り組めば結果も出ると思うのですが……」(広島関係者)

 昨年はSNSを通じて知り合った女性とトラブルになっていることが週刊誌で報じられた。その他にも素行の悪さに関する情報が流れるなど、グラウンド外での行動を問題視する声も多かった。

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中村はようやく“本気”に?