コロコロチキチキペッパーズのナダル
コロコロチキチキペッパーズのナダル

 最近、ホットペッパービューティーのウェブCMや、日清食品のチキンラーメンのCMなどで見かけることが増えているのは、お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダル(38)だ。

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 共演者に失礼な言動や態度をとる芸風から「クズ芸人」として注目を集め、視聴者から嫌われることで存在感を放っていたナダル。「日経エンタテインメント!」(日経BP社)による2020年版「1番嫌いなお笑い芸人」では、2位にランクインしたこともある。

 2月には、相方の西野創人が自身のツイッターで、先輩で元お笑いコンビ・ピスタチオの伊地知大樹が手がけるブランドの服を、ナダルがフリーマーケットに出品していることを暴露。これに伊地知が自身のツイッターで「ナダルが欲しいというのでタダであげた、僕のブランドRAD RACYの服をフリマに出品していました。それを笑いながら許可した西野も問題ですよね? コロチキとは絶縁したいと思います」とつづると、ナダルは自身のツイッターで「ボケで持って行ったのに西野全く止めてくれないしツッコんでもくれないし、、僕も引いてます、、」と反応。いかにもナダルらしい“クズっぷり”を見せた。だが、一連のやりとりに対してSNSでは「安定のナダルw 嫌いじゃないw」「ナダル、おもろいわ」などと面白がる声が目立っていた。

 前述のように、最近はCMオファーも増えているところを見ると、クズキャラから一周回って好感度芸人へと変化しているのかもしれない。

「2月放送の『アメトーーク!』で行われたナダルがメインの企画では、TKO・木下隆行さんの悪口が多いと指摘されると、ナダルさんは『誰かがイジらないと面白くならない』などとさらに悪口を連発。しかも、スペシャルゲストとしてナダルさんの悪口を生で聞いていた木下さんと対面するも、逆ギレする始末でした。さらに、番組によって力の入れ具合が違うと明かし、『本の番組でがんばる感じではない』『“BSよしもと”は本気を出すなという雰囲気がある』と、またまた失礼発言を連発していました。しかし、そんな振る舞いをしてもSNSでは『本当に面白い』などの声が多く、視聴者は楽しんでいるようなので、嫌われているようで好かれているキャラなのだと思います」(テレビ情報誌の編集者)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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「良いところを出しても金にはならない」