安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「地獄だった仕事」。「水曜日のダウンタウン」(以下:水曜日)を始め、数々のバラエティー番組で、危険な罰ゲームやロケにチャレンジしてきたクロちゃん。先月、配信がスタートした「大脱出」(DMM TV)では、顔だけ出した状態で「土の中に埋められる」という過酷な状況に追い詰められたという。クロちゃんが、これまで体験してきた「地獄だった仕事」について、振り返った。

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 ボクが出演している「DMM TV」のオリジナルバラエティー番組「大脱出」の配信が、先月22日からスタートした。特殊な場所に捕らえられた芸人たちが、脱出を目指して奮闘するというストーリーで、番組を手掛けたのは、「水曜日」のプロデューサーの藤井健太郎さん。藤井さんの名前があるだけで、もう危険な予感しかしない(笑)。番組には、ボク以外にも、トム・ブラウンの2人や、みなみかわ、お見送り芸人しんいち、岡野陽一、高野(きしたかの)、そして、バカリズムさんに小峠英二さんが出演している。

 本編やYouTubeの予告などで、もう目にした人もいるかもしれないけど、ボクはこの番組で、顔だけ出した状態で、長時間、土の中に埋められた。場所は、どこかよく分からない山の中で、周囲には誰もいない。土の重みで、体はもちろん、手先、足先さえも満足に動かせない。しかも、撮影は11月だったから、驚くほど寒かった。土の中って、暖がとれそうなイメージがあるけど、そんなことはまったくない。「土の中って寒いんだ」ってことを、今回初めて知ったよ。

 あまりの寒さに、末端神経がおかしくなって、「このままじゃ手が壊死(えし)してしまうんじゃないか」と不安でたまらなかった。必死に、手先と足先を、ギュッギュって動かして、なんとかあたためていた(笑)。そんなむちゃくちゃな状態から脱出しろっていうんだから、あいかわらず、藤井さんは頭がイカれている。肉体的、精神的、どちらもMAXできつかった。間違いなく、ボクがこれまで体験した仕事の中で、最も過酷だったね。

 ってことで、今回のテーマは「地獄だった仕事」。改めてじっくりと振り返ってみると、ほんと、いろいろとおかしなことをたくさんやらされてきたなーって、しみじみ思う(笑)。

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クロちゃん

クロちゃん

クロちゃん/1976年12月10日生まれ。広島県出身。2001年4月に団長安田、HIROと「安田大サーカス」を結成。スキンヘッド、強面には似合わないソプラノボイスが特徴。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でみせたモンスターキャラで再び注目を集める。その他、『レンタルクロちゃん』(中国放送)、『アッパレやってまーす!月曜日』(MBSラジオ)、『クロちゃんとクルーちゃん』(ABEMA)、『クロちゃんねる』(YouTube)などに出演中

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