佐々木の活躍ぶりをみると、家庭の絆は騒動を経てむしろ強いものになった可能性もある。

「今年は朝ドラに初出演するなど女優業での活躍が目立ちますが、プライベートもかなり充実しているようです。最近は自分の時間をつくれるようになり、手芸を始めたり、ワイン好きでワイナリーに行ってみたりと、アクティブに過ごしていると情報番組で明かしていました。また、子育てについては『本当に楽しいです』と断言。子どもが、昨日できなかったことが今日できたり、おしゃべりがうまくなっていくのを見て『すごく感慨深い』と、笑顔を見せていました。そんな充実した日々の中で、心身ともに疲弊する離婚という選択をわざわざしなくてもいいと考えたのかもしれません」(同)

 渡部が仕事復帰を果たした2月放送の「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ)で、相方の児嶋一哉から「奥さんは応援してるの?」と聞かれた渡部は「家族で一から頑張っていこうという思いはあって。復帰をしたいという思いは賛成してくれた」と明かしていた。また、子どもに対しても、芸能界を辞めるよりも再チャレンジして砕けたほうが「お父さん1回失敗したけど、逃げずにチャレンジしたね」と言えるから、と話していた。家族みんなで騒動を乗り越えようという気持ちがあったのだろう。

■妻を大事にしながらの不倫だから許された?

 一方、週刊誌の芸能担当記者は離婚しない理由は他にもあるのでは、と推察する。

「杏と東出のケースとは異なり、渡部に関しては特定の相手と長期間にわたって浮気していたわけではなく、複数の相手と体の関係を持つだけだったことが、離婚を回避した理由の一つと言われています。もちろん、多目的トイレでの行為は許されませんが、佐々木は意外とこの点については気にしていないそうです。また、渡部は佐々木に心底ほれており、常に愛情表現をしていたと以前から報じられています。妻をないがしろにして他の女性と遊んでいたわけではなかったようです。加えて、騒動後にダメ夫を支える、けなげな良妻イメージで佐々木の好感度が爆上がりしたのも無視できません。騒動当初、周囲は佐々木に離婚を強く勧めていたそうですが、こうした事情もあって、次第に周りからの“離婚プレッシャー”もなくなっていったようです」

次のページ
渡部の民放テレビ復帰はまだ前途多難