「作文を書くのが嫌いだけど、克服したい」という相談を送ってくれたのは、小学3年生のゆきちゃん。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。「文章は言葉で組み立てられている」という小島さんの提案する言葉集めの方法とは?

MENU ■長い文章はマラソンに似ている ■嫌いなものにも年1回はチャレンジ! ■心の磁石で言葉の砂鉄を集めよう

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【よしおの答え】
 ゆきピーヤ、嫌いなことにチャレンジしようとする姿勢、すごくかっこいいね! でも、ゆきちゃん、もう文章は書けているんじゃない? だってこの相談文、書けているでしょ。しかも、とってもシンプルでわかりやすい。これを積み重ねていけば、きっと長い文章も書けるはず。

 小学生時代のよしおは、図工の授業がすごく苦手だった。そしてゆきちゃんと同じように、苦手だから嫌い、って思っていたなあ。でもいまはすっかり絵を描くことにハマっているんだ! よしおはサインの横に自画像を描くこともあるんだけど、描けば描くほど、その絵も「年々うまくなっているな~」って我ながら思うよ。

 ゆきちゃんが作文の授業の時間を少しでも楽しめるよう、長い文章を書くコツについて、よしおもいろいろ考えてみた。ゆきちゃんも一緒に考えてくれるとうれしいな!

■長い文章はマラソンに似ている

 文章ってそもそも「言葉」で組み立てられたものだよね。言葉って、自分の感情を伝えたり、何かを説明したりするときになくてはならないもの。文章を書くには、まずは言葉を集めることが重要だと思うんだ。

 ゆきちゃんはどんな話題だとたくさん言葉が出てくるかな? たとえば好きなものはどうだろう。アイドルでも漫画でも本でもなんでもいいんだけど、いっぱい話したくなったりしないかな。よしおは筋トレと野球が大好きで、その話題になるとついついたくさん言葉が出てきて話してしまう。

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小島よしお
小島よしお

小島よしお(こじま・よしお)/1980年、沖縄生まれ千葉育ちのお笑い芸人。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。「そんなの関係ねぇ!」でブレーク。2020年4月からYouTubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」で子どもの学習を支援する動画を公開。キッズコーディネーショントレーナーの資格を持ち、子ども向けのイベントを多数開催している。

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