菜々緒
菜々緒

 10月20日スタートのドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)で、女優の菜々緒(33)が初の医師役を演じることが話題になっている。まだまだ男社会の中、パワハラやセクハラに鬱々としながらも、主演の岡田将生と中井貴一が演じるフリーランスの看護師に出会ったことから、患者ファーストの治療を実現するために立ち上がる外科医という役どころ。SNS上では「菜々緒ちゃんがついに医者役!」「初めての医者役、早く見たい」など、期待する声が目立っている。

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 菜々緒といえば、2009年からレースクイーンやモデルを中心に芸能活動をスタートさせ、11年に女優デビュー。15年放送のドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(フジテレビ系)での殺人鬼役など、悪女役がハマることは知られているが、メインキャストの医師役に抜擢されるまでになった。それゆえ、ネット上では「ここまでこれたなら本物」という声も見られ、悪女イメージから脱却して、女優として上り詰めたという印象を持った人もいたようだ。

「菜々緒さんは、悪女役で成功して以降、地道に役の幅を広げてきました。20019年に放送されたドラマ『4分間のマリーゴールド』で、今までの印象から大きく変化した天真爛漫な心優しいナチュラル系ヒロインを好演。さらに、昨年放送のドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』でも、主人公の救命救急医の右腕となるシングルマザーの敏腕看護師役を演じ、好評を得ました。また、同ドラマにまつわるインタビューでは役作りについて、マスクを着けて撮影するシーンも多く、目や眉毛の動きだけで感情を表現しないといけないため、『まばたきの回数など、意識しながら演じている』と明かしていました。そうした細かい役作りや、現状に甘んじることなく役の幅を広げていくところを見ると、しっかりとしたビジョンを持っている女優だと思います」(テレビ雑誌編集者)

 10頭身とも言われる美貌や抜群のスタイルが注目されがちな菜々緒だが、女優としてのステップアップも怠らない努力の結果なのだろう。また、仕事に対する姿勢からは、初めのことにも尻ごみしない性格がうかがえる。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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